〇お地蔵さんの縁日
毎月21日は、わが家の入り口に安置されているお地蔵さんの縁日です。昨日はその21日だったので、妻は前日夜に小豆を茹で、もち米を混ぜたお米を研ぎ、いつものように慣れた手つきで、2升炊きのガス釜に入れて準備をして、少し早めに起きて赤飯を炊きました。
ウォーキングから帰ると妻は既に炊き上がった赤飯を、用意したビニールパックに詰め込む作業をしていました。少し冷めると蓋をして輪ゴムバンドで止め、手提げカゴに入れて近所へ歩いて配り、朝食が終ると10パックを同じように下灘付近の親類まで、軽四トラックで配りました。
今ではJR下灘駅の看板的存在になっている、西下芳雄さんは私の従兄弟ですが、21日が偶然にも弘法大師の誕生日と自分の誕生日が重なっているようで、毎月とても楽しみに私の赤飯の宅配を心待ちにしているようです。昨日も8時半過ぎでしたが自宅に立ち寄ってもあいにく留守のようでした。てっきりJR下灘駅だと立ち寄ると、案の定いました。
JR下灘駅は何もない無人駅です。沖合いに浮かぶ青島とともに、マスコミが取り上げた現代情報で一躍脚光を浴び、連日沢山の人が訪れていますが、フィールドミュージアムに関わる西下さんや冨田さん始めみんなの努力で、四季折々の風情を保っているのです。老いてなおかくしゃくとしている西下さんに、赤飯を自宅へ届けている旨を車の中から声を掛け、赤飯を配るため次の親類へ向いました。
「お地蔵さん 昨日は縁日 妻赤飯 炊いてパックに 入れてあちこち」
「ありがとう そんな笑顔の 一言を あちこち聞いて 昨日幸せ」
「赤飯を 20パックも お裾分け 毎月一回 妻もよくやる」
「赤飯を 毎月待って くれる人 両手を合わせ 感謝合掌」