人間牧場

〇思わぬプレゼント

 私は若い頃から青年活動やまちづくり活動を行っていますが、ここまでやって来れたのは、様々な人の指導や支援のお蔭です。中にはパトロンと呼ぶに相応しい人が何人かいます。元愛媛県生活福祉部長の藤原さんを仲立ちにした関奉仕財団の関さんもその一人で、私が主宰している21世紀えひめニューフロンティアグループに、長い年月財政支援をいただいています。

 また奥さんが元双海町長丸山さんの娘さんであることもご縁で、物的支援をいただいているギノー味噌の田中さんもパトロンで、活動の度に味噌や味噌汁を沢山いただき、参加者をもてなしています。昨日近いうちに予定している集会に使うため、即席味噌汁を200個いただきに、松前町にあるギノー味噌本社へ田中社長さんを訪ねました。そこで近々来春高校を卒業して新規就農する予定の高校生が、人間牧場へ研修にやって来ることをお話すると、一冊の本を手渡されました。

 聞けば「日本の偉人物語①二宮尊徳・坂本龍馬・東郷平八郎」を紹介したこの本は、田中社長さんの義理の兄さんにあたる岡田幹彦さんが書いたものでした。田中社長さんは「日本人が忘れかけている日本精神を学んで欲しい」と、この本を50冊も贈呈してくれました。時を同じくして人間牧場で二宮尊徳や大学について学んでいるので、この上ない贈り物として高校生に差し上げ、残りは人間牧場の蔵書として来訪者に広く活用したいと思っています。

 この本の「はじめに」に、世界中が感嘆と絶賛した、「東日本大震災で明らかになった日本人の比類なき国民性」が書かれていて、私が大学講義のため昨年レポートした文章と合致することが多いことにも驚きました。あたかもパソコン万能のようなデジタル時代になり、アナログな印刷本が余り読まれなくなった今日この頃ですが、活字を読みながら空想を巡らす本の存在を、これからも大いに普及したいと思いました。田中社長さんありがとうございました。

  「私には パトロンありて あれこれと 支援を受けて 今や明日ある」

  「尊徳に ついて書いてる 本多数 いただき感謝 大いに利用」

  「デジタルが 万能のよう 言われてる だけど活字も 大事認識」  

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