人間牧場

〇子どもふるさと体験塾サマーキャンプ(その2)

 サマーキャンプの楽しみは何といっても夕食です。暑い炎天下の活動でも、子どもたちは元気にプログラムをこなしましたが、今年は冒険に主眼を置いて、手作りイカダで無人島に見立てた離岸堤に渡ったり、火起しに挑戦しました。今年の秋愛媛県では国体が行なわれますが、その炬火リレーに使った火起し道具を貰い受け、自分たちの力で起した火で焼肉パーティをしようというものです。

竹の食器作り

 まず各班に分かれて麻紐をほぐしてもぐさを作り、板の下に置いて古代人が使った火起し道具をグルグル回転させ、木と木をこすって摩擦による発火を試みました。最初はどの班も回転が足らず、煙は出るものの発火には至りませんでしたが、子どもが交代で回転させた結果煙が出始め、火種が麻紐もぐさに移ると火バサミで挟んで、火種に風を送りました。

火越し

 そのうちあちらこちらで子どもの歓声が上がり、点火された火を用意したローソクに移し、細かい木っ端にその火を焚きつけました。バーベキュー用のコンロに火を入れ炭も次第に起ってバーベキューの始まりです。用意した野菜や肉をたっぷり焼いて、おにぎりとともにみんなお替りしながら一生懸命食べました。大満足の手合いでした。

綺麗な夕日でした

 西の海に昨日はとても綺麗な夕日がゆっくりと沈んで、何ともいえない至福の時を子どもたちと過すことができましたが、灘町海岸の砂浜では、泊まりに来ている別の団体も賑やかに宴席を張っていました。漁協から広場を借りていたお陰で、また灘町集会所を灘町区から借りていたお陰で、熱中症になることもなく、みんな元気で、夜のプログラムであるナイトウォークや星空観察、ドラム缶風呂入浴で一日目のプログラムを終えました。

  「火を起こす マッチ知らない 現代子 無理かも知れない 思っていたが」

  「古代人 使った道具 汗だくで グルグル回し 麻紐点火」

  「あちこちで 点火の度に 大騒ぎ 火種を移し 焼肉パーティ」

  「西の空 綺麗な夕日 見えました 日本一と 自認しました」

 

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