〇スイカの網囲い
今年の夏はこの1週間ほど梅雨に入っても好天続きで、家庭菜園の作業は随分はかどっていますが、日中は気温が30度を越し、麦わら帽子を被っていても汗をかくほどの暑さです。スイカ畑を覗くと、葉っぱの下に隠れて気がつきませんでしたが、敷き藁の上に大きいものは頭、小さいものは卵や拳程度のスイカがあちこちに見えるようになりました。
毎年この時期になると、ハクビシンやカラスなどにスイカを狙われるので、今年は少し早めに網囲いをしました。親類の漁師さんから貰ってしまっている魚網を倉庫から、毎年使っている適当な魚網を取り出し、細いロープを通して囲い網を張って行くのです。イノシシは畑に張り巡らせた金網で余程のことがないと入りませんが、ハクビシンやカラスは空中戦を挑んでくるので、天井にも網を張らなければなりません。「最小の投資で最大の効果」を出すのが私のモットーなので、この網囲い作戦は私の勤労奉仕のみでタダです。
私は若い頃漁師をしていたので、網を裁断したり縫ったりすることは造作もなく作業が出来て、仕上がりを見た妻は、「近所のKさんのスイカの網囲いとはまるで雲泥の差だ」と比較して誉めてくれ、少々鼻高々でした。今年の目標は去年並みの5本のツルに5個=25個を目論んでいます。隣のKさんのように、収獲の目安の立て札までは立てていませんが、今年も大好物の自作スイカの収穫や食べるのが楽しみです。
「四悪態 虎視眈々と 狙ってる そうはさせずと 網囲いする」
「元漁師 手馴れたもので 網を張る Kさんよりは 上手いと妻誉め」
「一ヶ月 すればスイカが 食べられる 暑さ忘れて 汗かき作業」
「草むらの 蔭で鳥獣 狙ってる これから先は 知恵で勝負だ」