〇もうそろそろ
私は家庭菜園で自家消費の野菜を作っていますが、その経験はまだ浅く、隣近所のおじさんやおばさんに教わったり、苗や種を貰ったりして、見よう見真似でやっています。ゆえに時機を逸したり失敗したりは常習で、いわば「失敗から学ぶ農業」といった感じです。
先日松山に行ったついでに、行きつけの温泉の暖簾をくぐりました。この温泉には時々行くので、背中に刺青をしている親分さんや、お寺のお坊さん等とも時候のあいさつができるくらいになっていますが、退職してご隠居さんとなり温泉の常連になって、三昧な日々を過ごしている農業に詳しい人たちもいて、雑談で「ジャガイモ植えた?」とか、「昨日肥料をやった」などなどの会話を傍耳で聞くのです。
「今日は風呂から帰ったら、そろそろ里芋を植えようと思う」という話を聞き、私もそろそろと思いつきました。わが家庭菜園にも昨年里芋を植えました。順調に育ちましたが、何株かは種芋用に掘って食べずに、敷き藁をして置いていますが、昨日は耕運機で畑を中耕し、少し高めの畝を立てて、里芋の種芋を植えてみました。今年は傍耳で聞いたマルチをかけて栽培する方法をやってみようと思っています。
昨日の夕食は、種芋の残りの里芋と聖護院大根の煮物を妻に作ってもらい、美味しく食べました。