人間牧場

◯十和田湖畔のホテル

 県境という言葉で思い出すのは、海の上とか山奥ですが、昨晩泊まったホテルは、横を流れる神田川の横にあり、その川が青森県と秋田県の県境なのです。

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人間牧場

〇トンボのマグネット

 数日前、長年の友人である元竹原市忠海公民館長の竹本英子さんに連れられて、20人ほどの視察団がやって来ました。一行の中にトンボに心酔している男性がいました。確か3月18日に忠海公民館のまちづくり講演会に招かれた折、私の話に共鳴して、立ち話で夕日や赤トンボの話をしたような記憶があるのですが、今回のメンバーの一人として同行していたので、折に触れトンボの話になりました。

軽四トラックに貼ったマグネットシートのトンボ
軽四トラックに貼ったマグネットシートのトンボ
私自慢の愛用竹トンボ
私自慢の指に止まる愛用竹トンボ

 帰り際手土産にその人の作ったトンボ型の指輪や、マグネットシートをトンボの形に切り抜いたものをいただきました。その人はわが家の庭に駐車していた軽四トラック運転席の、フロントガラス下にトンボ型のマグネットシートを貼り付けてくれました。大小3匹の空色トンボは何ともいえない素敵なアクセントになり、時折訪ねて来る知人友人も「まあ面白い」と誉めてくれました。

 その日の夕方外出から帰った孫二人がこのトンボを目敏く見つけ、お土産に貰ったもう一組のナイロン袋に入っていたマグネットシート型トンボを取り出して、いつも乗せてもらっている母親の車の、後部押上げトランク付近に貼り付けて、「見て見て、いいでしょう!!」と母親に自慢をしていました。最近私も講演先へ竹で作ったヤジロベエ型のトンボを持参して自慢しています。親友である元中学校長窪田公博先生が自作して、プレゼントしてくれたものですが、今では私のお気に入り講演アイテムなのです。

 夕日とトンボは何故か相性が良く、これに下手糞ながら吹く私のハーモニカの音色が、また輪をかけて良く似合うのです。「♯夕焼け小焼けの赤トンボ~、背負われ見たのはいつの日か~♭」と、心の中で反芻しながら人の迷惑も顧みず、悦に入って吹いていますが、自称日本一夕日に狂った男の私にとっては、夕日・トンボ・ハーモニカは今やトレードーマークのようなものなのです。さあ次は何を求めましょうか。俳人山頭火の自由律句「何を求める風の中ゆく」の心境です。

  「広島の 竹原一行 やって来た その中トンボ こだわりし人」

  「マグネット シート切り抜き トンボ型 軽四トラック ボンネット張る」

  「三匹の 空色トンボ 親子連れ 絵になる光景 孫も喜ぶ」

  「問答に 夕日とかけて 何と解く トンボに加え ハーモニカまで」

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人間牧場

〇水臭い話

 早くも小雪舞う北の国から比べると温かい西国四国でも、立冬を過ぎるとさすがに朝晩は寒さを感じるようになりました。この時期になると水が冷たく、朝洗面台で顔を洗うのがついつい億劫になりますが、汗をかかなくなって飲む機会は減りましたが、それでもこの時期の水は冷たくて「美味しい」と感じます。水は喉元過ぎて体内に入ると、どんな経路を通りどんな役割を果たしているのか、凡人の私には知る由もありませんが、見聞きした浅はかな知識によると実に様々な役割を果たしているようです。

 水は汗となって体温を一定に保ったり、食べた物を消化する分泌液となって、栄養分を血液に溶かして全身に届けたり、腎臓に老廃物を運んだりする重要な役割を担っています。ある本によると血液の83%、脳の70%、硬い骨でさえ22%もの割合で水分が含まれていて、人体には決して欠かせない存在なのです。水道水が普及していなかった頃の昔の人は、寝る前や夜中に水分を補給するため、枕元に「宝水」と呼ばれた水を置く習慣があったようです。寝る前に飲む水は血液をサラサラにして、脳梗塞や心筋梗塞を予防するという話を聞いて、今でもやっている人がいるようですが、高齢になると夜尿とか前立腺肥大などによる尿障害もあって、寝る前の水分補給も中々続かないようです。

 寝起きにコップ一杯の水を飲むと胃腸が目覚めて食欲が湧いたり、腸に適度な刺激を与え便秘改善にもつながりますが、私たちは日常生活でこれほど大切な水にもかかわらず案外無頓着なようです。最近はお茶や水も自販機でいとも簡単に手に入る時代となりましたが、ペットボトルに入ったお茶や水は何故長時間置いても腐らないのか?、これも私の疑問の館のひとつです。余談ですがこれから寒い冬になると、女性の肌が乾燥するようで、女性にとっては気になる季節です。ちなみにお化粧前の10分~15分前にコップ一杯の水を飲むと顔の皮膚に水分が到着して肌が潤い、お化粧のノリが良くなるそうです。「本当かしら?」「妻の顔で実験してみようかな?」。

  「人間に とって水ほど 大切な ものはないこと 自覚はするが」

  「摩訶不思議 ペットボトルに 入りし水 なぜに腐らぬ 首をかしげる」

  「宝水 ホテルのベッド 置いている わが家にゃ置いて いないけれども」

  「いい水を 飲んで長生き したいなあ 水は命の 源だから」 

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〇黄色いツワブキの花と下灘駅のコスモスの花

 わが家や人間牧場界隈には、11月に入ると秋の深まりとともに黄色いツワブキの花が、どここことなく咲いています。私は清楚で飾らないツワブキの花が大好きで、遠く近くで眺めながら楽しんでいます。この時期は行く秋を惜しむようにノジギクも一緒に咲いて、澄んだ青い空に映えています。

 先日視察者を案内して下灘駅に出かけました。地元の人たちが大事に育ててくれているコスモスが、今年も綺麗に咲いて秋風に揺れていました。花の大好きな私にとってツワブキモコスモスも心癒される花でした。

  「ツワブキの 黄色い花が あちこちに 秋も深まり 今年も咲いて」

  「無人駅 みんなで植えた コスモスが 夕日に映えて 心和ます」

  「花に鼻 そっと近づけ 臭い嗅ぐ ほのか香りに 心癒され」

  「ツワブキは 潮風好み 自生する ノジギクもまた 同じところに」

ツワブキの黄色い花
野に咲くツワブキの黄色い花

 

 

 

 

下灘駅に咲いているコスモスの花
下灘駅に咲いているコスモスの花
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〇これは珍しい芸術品

 昨日鳥取県大山町からはるばるやって来た、入江さんたちを案内した最後に、上灘公民館祭りを見学した折、トレーニングセンター入口の緑地茂みで、珍しい蜂の巣を見つけました。昨日は人間牧場水平線の家のウッドデッキ軒先でもアシナガバチの巣を見つけましたが、茂みで見つけた蜂の巣はまるで素焼きの焼物のようでした。珍しいので自宅まで手に持って持ち帰りましたが、見れば見るほど立派なもので、早速西下芳雄さんからいただいた焼杉コースターに乗せて玄関靴箱の上に飾りました。

芸術品と思えるとっくり蜂の巣
芸術品と思えるとっくり蜂の巣

おっつけ外遊びから帰って来た2人の孫も、この珍しい蜂の巣を目敏く見つけ、私に色々な質問をしながら手で触ろうと盛んにちょっかいを出しました。どうやらこの蜂の巣はとっくり蜂の巣らしく、中の蜂たちは既に飛び去ってもぬけの殻でしたが、それにしてもとっくり蜂たちはどのようにして土を運び、こんな立派な芸術品を造るのか、興味深々でした。昨日は畑で手の平サイズもある大きなカエルを見つけ、デジカメで撮ってfacebookにアップしたところ、沢山の人が興味を示して、コメントまでいただきました。

 私たちの身の回りにはこのように、七不思議と思えるような動植物が人知れず共存しています。それらにまるで子どものように興味を示す私は、余程閑人で余程変わり者のようだと自分自身思いますが、これもまた人生です。私の友人には私なんか月とスッポンと思える、博学な水本さんのような人が沢山いて、ネット上で色々なことを学んでいます。私たちは人間に利害をもたらすイノシシやハクビシン、カラスといった有害鳥獣には一喜一憂しますが、他の動植物に対しては意外と鈍感で見向きもしません。昨日大きなカマキリが隠居の網戸に止まっていて、まざまざとカマキリの姿を見ることができました。だ・と・さ・・・・・。

  「トレセンの 入口茂み 見つけたり とっくり蜂の 芸術品を」

  「どのように 土を集めて 造るのか? 不思議といえば 不思議作品」

  「あれこれと 孫は何故?何故? 聞いてくる 爺さん知恵じゃ 答えもできぬ」

  「歳とると 視野が段々 狭くなる じっくり自然 じっくり観察」

 

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〇早くも冬眠?

 昨日の夕方、視察にやって来た広島県竹原市忠海の一行を見送った後、自宅へ帰ると妻も孫も出かけていて、猫の子一匹いない留守でした。早速長靴を履いて畑に出て、小西千鶴子さんに張ってもらい、夏の間大助かりだったハウスの屋根に掛けていた遮光ネットを剥がす作業を不安に駆られながら、恐る恐るやりました。小西さんが1人でいとも簡単に張ってくれたネットを押えていた金具を、ビニールに傷をつけないよう身長に外して復元するのですが、心配したほどでもなく、30分ほどで片付けることができホッとしました。

大きなカエルの出現に驚きました
大きなカエルの出現に驚きました

 ビニール内には冬の間スムージーに使うケールと高菜、それに名残のトマトが植わっていますが、年内にはミツバチの誘引に使う日本ラン「キンリョウヘン」を、取り込んで冬越しさせる計画をしているので、少しでも明るさを確保したいのです。その後黒いマルチを掛けて大豊作だった青豆の残骸を片付けようとマルチを剥がすと、手の平ほどもある大きなカエルがのっそりと顔を出し、ビックリしました。色は全身土色の保護色で、よ~く見ないとその存在に気がつかない程でした。

 身体に似つかわしく動きはそれ程ではなく、安眠を妨害されたと思ったのか、暫くの間はその場所にじっとしていましたが、中耕するため草を取り除いて行くとそのうち、邪魔に気がついたのか、のんびり這い始めました。家の周りの自然もこのところの朝晩の冷え込みで、秋も少しずつ深まり冬支度の準備です。菜園の雑草は早くも若草色の軟らかいはこべ草が主流になってきました。夏の終わりから秋の初めにかけて異常発生した青虫も、毎日取っているからでしょうか、少し少なくなりつつあるようです。さあ私も急いで冬支度です。

  「夏日差し 遮光していた ハウス上 ネットを外し 冬支度する」

  「黒マルチ 剥がすと中から 手の平の ように大きな カエル出てくる」

  「安眠を 妨害するな これ俺流 カエル私に 無言の抵抗」

  「今頃に なると暑くも 夏がいい 身勝手なもの 喉元過ぎて」

 

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〇昨日の夕日

 水平線の家の囲炉裏蓋板の修理を、自宅庭先で終えて再び元の場所に戻すべく、夕方人間牧場へ向いました。既に陽は西に傾き辺りは少し薄暗くなり始めました。秋の釣瓶落しの太陽はあっという間に姿を消すため、帰りの車のバックミラーに写る夕日がどこで沈むか心配しながら、下灘駅下、本谷付近とはやる気持ちを抑えて車を走らせ、何とかシーサイド公園まで辿り着きました。

dscn5139dscn5140 東側駐車場へ車を止め、デジカメを持って階段式護岸に出ると、まあそれは綺麗な沈まんとする夕日にお目にかかりました。昨日はどこかの中学生が沢山、下灘付近から上灘に向けて歩いていたようですが、その集団が恋人岬に集結し夕日の鑑賞をしているようでした。我関せずとばかりに新居浜から撮影に来たというカメラマンと、雑談しながらの観賞となりました。

dscn5143dscn5146 残念ながら昨日は水平線近くにかかったガスの影響で、念願の達磨の夕日にはなりませんでしたが、私にとっては満足の行く思わぬ夕日観賞となりました。双海の夕日をオンリーワンながら日本一だと思っている私なので、相も変わらず夕日を見続け、写真に撮り続け、ブログに書き紹介し続けていますが、人から見れば何の意味もない無駄な行動です。それでも夕日を見ながら色々なことを想うのもまた、私にとっては至福の時なのです。

  「トラックの バックミラーに 赤々と 夕日写って 道を急ぎぬ」

  「間に合った デジカメ持って 海岸へ 綺麗な夕日 昨夕拝む」

  「ああ今日も 無事に暮れたと 西の空 両手を合わせ 感謝の祈り」

  「他愛ない 自分の動き 人見れば 馬鹿じゃないのと 思うだろうな」

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人間牧場

〇シルバー割引の恩恵

 昨日は所用があって妻と2人で大洲まで出かけました。大洲のインターチェンジ付近は随分様変わりをしていて、行く度に違った店が出来ているようで、古い町中商店街から商圏が郊外に移っている様子が伺えます。所用が終わると、冬が近付いたのでユニクロで暖かい衣類を買いたいという妻に付き合い、野菜高騰だというのにランチを頼めば、野菜サラダ食べ放題というレストランで軽い食事を済ませ、折角だからとオズの湯という風呂に入り、久しぶりにのんびりした半日を楽しみました。

禿もせず白髪少ない散髪した自画像
禿もせず白髪少ない散髪した自画像

 オズの湯はサウナを使わなない高齢者なら350円と、どこの温浴施設よりも割安なようでした。1ヶ月前に72歳になったばかりですが、最近自分がシルバー世代になったからでしょうか、あちらこちらで「シルバー割引き」という文字を見るようになりました。最初は「若くありたい」という痩せ我慢が心の中で頭を持ち上げ、「シルバー割引」を拒否する等、少し抵抗があったものの最近では、「折角だから高齢者の特典をうまく使わない手はない」と開き直って、しっかりちゃっかり、その恩恵に浴しています。

 昨日の夕方近くの散髪屋さんへ歩いて散髪に出かけました。散髪をしながら散髪屋の大将が、「白髪も少なく禿てもいないので歳より若く見える」と、誉めてくれました。男前でもないので顔は誉めてくれませんでしたが、頭の髪の毛だけでも「歳より若い」と誉めてくれるのは嬉しいものです。お世辞だと分っていても、ついついその気になって大きな鏡に写った自分の顔を見ながら、「そういえば・・・」なんて思ったりもしましたが、自宅へ帰りそのことを妻に話すと、散髪し男前の上がった私の顔を見て、妻も「ええ男になりました」と誉めてくれました。

 人間は誰でも毎年確実に一つずつ歳を取ります。歳をとったら親父の介護経験もあって、家族に迷惑をかけないようにしようと、健康には特に気を使っているつもりですが、このところC型肝炎の治療やぎっくり腰治療で、むしろ妻には心配と出費のかけ通しです。これからもせいぜい健康に注意して日々を過ごそうと思い、今朝も寒い中今年の秋初めてとなる軍手をはめて、早朝ウォーキングに出かけ、約5千歩を歩いて帰りました。

  「そこここに シルバー割引 目に付いて 恩恵預かり 温浴施設」

  「禿もせず 白髪少ない 歳のわり 若いと言われ 嬉しくなりて」

  「歳相応 自覚をしつつ 日々過ごす 今朝も五千歩 手袋はめて」

  「健康は 自分に贈る プレゼント 日々積み重ね 長生きせねば」

 

 

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人間牧場

〇タマネギの苗植え

 私はどういう訳か、家庭菜園に毎年植えるタマネギの出来がイマイチです。どうしたら良く出来るか近場の人に聞いてはやってみるのですが、妙案もなく今年もタマネギの植え付け時期がやって来ました。この10日ほどぎっくり腰を患い体調もイマイチなので、妻からは余り無理をしないようにきつく言われていますが、それでもタマネギを植えるように、夏野菜の名残りだったナスを、息子に頼んで引き抜いてもらい、残骸を片付けたり雑草を取り払ったりして牛糞を振り撒き、何とか耕運機を掛けて整地をし、畝を立て終えました。

オズメッセグリーンセンターで買い求めたタマネギのセル苗
オズメッセグリーンセンターで買い求めたタマネギのセル苗
植え終わったタマネギ畑
植え終わったタマネギ畑

 八幡浜へ行ったついでに、オズメッセのグリーンセンターに立ち寄り、タマネギの苗を買い求めようとしましたが、今年は天候不順で品薄らしく、仕方なく1トレー800円の20穴セル苗を3トレー買って帰りました。品種は例年通り晩生の「もみじ」という品種です。早速昨日は病院での検診を終えて帰宅後、昼食を済ませた午後から、植え付けに取り掛かりました。セル苗の欠点はセル穴から苗を引き抜く手間がかかることです。店員さんに教わったように、下のセル穴から割り箸のような木切れを差込み、抜いて行くのですが、苗床土のバーミキューライトを、根につけたまま上手に引き抜くことは中々容易ではありませんでした。

 それでも抜いたタマネギ苗を1畝2列ずつ植えて、何とか夕暮れまでに作業を終えました。中腰での作業ゆえ、腰の具合が心配でしたが、今朝はそれもなく無事乗り切ったようです。今日は天気も良いようなので、植えたタマネギの畝に雑草が蔓延らないよう専用の除草剤を振り撒いたり、肥料をやろうと思っていますが、これで今年の予定していた野菜の植え付けは無事終了です。今年は秋口に長雨にたたられ、野菜が品薄ゆえに高騰して台所を直撃しているようです。このところ温かかったせいで、キャベツや白菜に青虫が発生し、消毒しない方針なので、毎日青虫取りに追われています。それでもわが家庭菜園では大根も白菜も、チンゲンサイも小松菜も、多少害虫の被害に遭いましたが、順調に育ち食卓を賑わせたり、お裾分けして近所や親類から喜ばれています。

  「菜園を 耕し畝立て タマネギの 苗を今年も 予定通りに」

  「中腰の 作業で苗を 植えて行く ぎっくり腰で 少し心配」

  「セル苗の トレー穴から 木片を 突っ込み苗を 順次引き抜く」

  「このところ 野菜高騰 していると 言うがわが家じゃ 野菜ふんだん」

 

 

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〇下灘駅でのサプライズ

 昨日の夕方、四国ガンセンターでの義兄検診に立会った後、義兄夫婦を八幡浜まで見送っての帰り道、車のフロントミラーやバックミラーに後方の西の空が夕焼けに染まっている姿が映りました。運よく下灘上浜まで帰っていたので、夕焼けを見ようと急に思い立ち、国道を右折して下灘駅に立ち寄りました。下灘駅には既に沢山の人が思い思いの場所を確保して、西の方向にカメラを向けていました。私も手持ちのタブレットとデジカメのスイッチを入れ、空いた場所を確保して写真を撮りました。

夕暮れ迫る下灘駅
夕暮れ迫る下灘駅
下灘駅の看板も赤く染まる
下灘駅の看板も赤く染まる

 やがて西の空に綺麗な夕日が雲間を破って顔を見せ始めると、それぞれの人は慌しくカメラのシャッターを押していました。やがて観光列車伊予灘ものがたりがプラットホームに滑り込んで来ました。どうやらカメラマンのお目当ては夕日と観光列車のコラボのようでした。観光列車から沢山の乗客が先を争うように小走りでホームを行き交い、沈み行く夕日を我先にカメラに収めていました。余りの迫力に一瞬たじろきましたが、夕暮れ時ゆえプラットホームの横に綺麗に咲き始めたコスモスの花など見向きもしませんでした。

咲き始めたコスモス
咲き始めたコスモス

 車の混雑を避け、私は一足先に下灘駅を後にして帰路につきましたが、自宅の車庫に車を入れて玄関先から海の方向を見ると、さっきの観光列車伊予灘ものがたりが長い上灘川の鉄橋を松山方面に向って渡っていました。多分車内ではサプライズで下灘駅のプラットホームから見た夕日の話で持ち切りだったことでしょう。勿論私にとってもサプライズで、夕日夕焼け、下灘駅のコスモス、そしておまけに観光列車伊予灘ものがたりまで見れたのですから、昼間の疲れも忘れてしまうほどの至福のひと時でした。

  「西の空 バックミラーに 赤く映え 見たい一心 下灘駅へ」

  「沢山の 人がカメラを 携えて 思い思いの 場所に陣取る」

  「サプライズ 観光列車 入線し 乗客一斉 みんな小走り」

  「何もない 無人の駅に 人集う 30年で 認知度アップ」

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