〇星岡分館にて
数日前知人で松山市石まちづくり協議会会長で星岡町内会長の池田秀雄さんから、星岡分館で高齢者を集めるので講演をして欲しいと頼まれました。最初はこの日、中央病院でエコー検査が入っていましたが、来月末に延期されたため、昨日は九州から帰ったその足で星岡分館に向いました。星岡は私が良く行く星岡温泉の直ぐ近くだと池田さんから聞いてはいたものの、地図検索してもヒットせず、近所の立ち話をしていたおばさんたちに聞いても、「あそこ」とか「そこら辺」とかアバウトな応えしか帰って来ませんでした。それもそのはず、私の聞き方が「おばさん」であって、「奥さん」とか「お姉さん」にすれば良かったと、後になって気付きました。
公民館の近くでもう一度聞くと、「今日講演される若松先生ですね。私も後で参ります。会場までお連れしましょうか」とそれは丁寧に教えていただきホッとしました。案内されて2階へ上がると池田さんたちが既に待ってくれていて、熱いお茶のサービスを受けて落ち着きました。そのうち参加者が次々やって来て30人ほどの集会となりました。中には私の顔を知っている人もいて会場はわき会いあいの楽しい雰囲気で、私の90分の話に眠ることもなく熱心に耳を傾けてくれました。世の中は超高齢化社会です。私だって自分では若いつもりなのに72歳と立派な高齢者だけに、話せば尽きぬほど身の回りには高齢者を巡る話が山ほどあるのです。
帰宅後パソコンを開けて見ると、何と何と参加した2人の人からお礼のメールが入っていました。お2人とも80歳を超えているとのことに二度ビックリでした。最近は若い人からお年寄りまで、こうして私の話を聞いた人から反応や意見を寄せられることはとても嬉しいことなのです。早速お礼の返信メールを送りましたが、昔は考えられなかったデジタルによる反応の速さに、自分自身も驚きを隠せませんでした。私がそうであるようにメールをくれたお2人は学校でパソコンを習っていない世代ゆえに、独学でパソコンを使って日々の暮らしを豊かにしているものと思われますが、これぞ生涯教育だと頼もしく思いました。
「講演を 聞いた感想 メール来る 80越えた 人に驚く」
「知ってても 使っていても 使わずに やらぬ人より 遥かに凄い」
「パソコンを 学校習わぬ 世代にて 独学学ぶ 生涯教育」
「歳若い だけど若者 考えや 行動今の 年寄に負け」