〇この時期に桜が咲いていました
西日本では連日異常気象とも思える夏日の気温が続いていますが、南北に細長い日本列島の各地からは紅葉に加え初雪の便りが届くようになりました。間もなく木枯らしが吹く寒い冬がやって来るでしょうが、一昨日大平公民館での講演に出かけた折、山周りの道を走りました。翠小学校を過ぎ唐子橋付近を通ると、路側帯に植えている桜の木に桜が咲いているのが目に留まりました。この桜の木は毎年この時期に花をつけるので、もしやと思いつつ走り去りました。
講演が終わって再び桜の木の前を通ったので、路側帯の広場に車を停めて、一人花見と洒落込みました。この桜の詳しい品種は分りませんが、かつて潮風ふれあい公園に広島県因島から友好のしるしに贈られ、私たちが植えたヒマラヤ桜と似ているようだと思いました。桜は吉野桜が代表格でよく知られていますが、これ以外にも沢山の品種があって、この桜のように晩秋に咲く桜もあるようです。手持ちのデジカメを持ち出して写真を撮っていると、顔見知りの近所の高齢者が何人か集ってきました。
「まあ進ちゃん珍しい」と、桜の花のことよりも、久しぶりに私に会ったことの方が余程懐かしかったようで、立ち話ながら桜の花の下で昔話に花を咲かせました。私は若い頃から花に興味を持ち、役場でまちづくりに関わっていたこともあって、沢山の桜の木を町内のあちこちに、町民の皆さんとともに植えてきました。早いものはもう老木の域に達しているものもあるほどで、毎年春の花の時期になると当時のことを懐かしく思い出しながら、咲く花を楽しんでいます。この桜の木もその一本なのです。
「唐子橋 付近の道端 桜咲く 秋だというのに 珍しいこと」
「帰り道 路側広場に 車停め デジカメ写真 撮ってみました」
「『まあ進ちゃん 久しぶり』だと 2~3人 人が集り 花を咲かせる」
「これまでに 町内何本 植えただろう 昔の記憶 懐かしきかな」