人間牧場

〇自分との約束

 一昨日の夕方、12月に予定されている地域教育実践交流集会南予ブロック集会の実行委員会案内を受けて、会場予定の西予市役所へ出かけました。交流集会の実行委員長をしていることもあって義理もあり、中予(松山市友輪荘)、東予(西条市魚民)に続いて今回が3ヶ所目ですが、私の役目は顔見せ開会あいさつ程度でした。1時間半ほどの会議が終り、帰宅は10時頃になりましたが、夕食を食べずに出かけていたため、はてどうしたものかと思案しました。

 私は健康保持のために極力8時以降は飲み食いをしないよう、妻と二人で取り決めていますが、小腹が空いていたので誘惑に負け、妻の用意してくれていたうどんや惣菜、食後の果物を食べてしまいました。いつもと違った食事パターンだったし、馬鹿げた些細なことですが明くる日の昨日は、自分との約束を破ったことが気になって仕方がありませんでした。私は凡人ゆえ高望みしてもできない身の程を知っているゆえ、神仏にお賽銭をあげてお願いをしたりしませんが、例えば酒を止めるとか、ハガキを毎日3枚書くとか、一日に2本ブログを書くとかいった、人から見れば他愛ないことをやり続ける癖があるのです。

 この癖のお陰で15年前にきっぱりお酒も止めましたし、ハガキ毎日3枚ももう27年間も続けているのです。地域振興課長になった折始めた、毎朝5時から3時間のボランティア海岸清掃も、目標どおり12年間続けることができ、その凡事徹底が認められて観光カリスマ百選にも選ばれました。1・10・100・1000・10000という毎日のこだわりで一万歩を歩く努力目標もそれなりに続いていいますが、ゆえに日々の暮らしに張りが出て、毎日忙しくあれやこれやを自分に言い聞かせながら暮らしているのです。

 自分の心の中に潜むもう一人の自分に命令をすることは簡単なことですが、自分自身と約束したことを守ることは容易なことではありません。夜8時以降極力食べないお陰で妻も私もすこぶるいい体調を維持していますが、少しやり過ぎかも知れないと心が揺らぐこともあります。私の場合当面の目標を1年とか3年とか決めているので、その日が来ると見直ししているので、多少気安めなところもあるようです。「おい進一!!」と自分の体内に巣作っているもう一人の自分と対話し、自分と約束しながら生きる姿は滑稽にも見えます。はてさて他の人は自分というも一人の自分に対してどんな生き方をしているのでしょう。

  「8時後は 食べない約束 破ったと 些細なことが 気になる愚か」

  「人間は 自分の体 巣作った も一人自分 対話し生きる」

  「凡人が 故に小さな 積み重ね 凡事徹底 続ける意味も」

  「ああ何て 愚かな人生 恥ずかしい 滑稽滑稽 ウコッケイ」

 

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