〇コンニャクの芋掘り
昨日は人間牧場へ韓国から視察団がやって来るというので、少し早めに人間牧場へ出かけました。掃除や薪ストーブに火入れしたあと、時間があって手持ち無佐多だったので、落ち葉ストッカー横の畑に植えている、コンニャク芋の芋掘りをしました。夏場かなり茂っていたコンニャク芋の茎は跡形もなく枯れ、既に下草が生えているので、下草や落ち葉を綺麗に掃除して、鍬で掘り始めました。畑は夜来の雨で多少ぬかるんでいましたが、気にも留めず芋の在り処を示すため立てていた竹棒を頼りに、芋に傷をつけぬよう注意をしながら掘り進みました。
コンニャクイモは早くも春の足音を聞いているのか、芋の天辺には新芽が吹いて、かすかに地上に顔を出していました。掘り上げたコンニャク芋は丁寧に土を払い、用意した横長のキャリーに順次並べて行きましたが、今年は昨年以上に芋の出来がよく、豊作のようでした。1時間余りの作業でキャリーいっぱいのコンニャク芋を掘り上げましたが、腰を痛めないよう慎重に持ち上げ、無事倉庫の中に収納することができました。倉庫の中で冬越しをさせたコンニャク芋は、今年こそ自分で納得するようなコンニャクを作ってみたいと、リベンジに燃えています。
私は子どものころからコンニャクが好きではありません。グニャグニャしている姿もさることながら、祖母が木灰の上澄みを凝固材に使ってコンニャクを作っていたのを、少し汚らしいと思って見ていたからかも知れません。コンニャクはダイエット食品だし、体内の掃除屋とも呼ばれているから、食べるよういつも妻から勧められていますが、言い訳程度にしか食べないのです。食べない人間が何でコンニャク芋を栽培するのか、これも摩訶不思議なことですが、人間牧場のプログラムにはなくてはならないのでやっています。
人間牧場の畑は半日蔭の場所が多く、また痩せた赤土がコンニャク栽培に適しているのでしょうか、6~7年前種物屋で買ったピンポン玉大の種芋20個が次第に増えて、今では狭いながら3枚もの畑にまで広がっています。これ以上増やす理由もないのですが、親友西岡さんにも少し芋のお裾分けをしたいと思っているので、暇を見つけて早々に後2枚の畑のコンニャク芋を掘り上げたいと思っています。掘り上げたコンニャク芋は大きいのを使い、小さい子芋は再び地中に植えて増産したいと思っています。
「コンニャクの 嫌いな私 何故なのか? コンニャク芋を 今年も栽培」
「土の中 丸々太った 芋が出る 頭にまるで 鬼角のよう」
「コンニャクの 芋を親友 お裾分け 代わりにもち米 物々交換」
「この冬は 自分でコンニャク 作りたい 思っているが 不安も多い」