〇梅雨の晴れ間の夕日夕焼けも味がって美しい
一年中で一番夜の時間が短い夏至の日が終ると、まだ本格的な夏も来ていない梅雨の時期なのに、暦の上では7月1日の午前5時01分を境に、毎日1分程度日の出の時間が遅くなります。また日没も7月6日の19時24分を境に1分程度ずつ時間が早くなり、昼の時間が短くなるのです。猫の目ほどの目には見えない、体にも感じない変化ですが、今年は7月1日に1秒の時間調整もあり、何かと時間が気になって、加齢とともに残された時間の短さや日々の巡りの速さを実感している今日この頃です。
梅雨の時期は3日の日和なしと言われるように、綺麗な朝日や夕日を見ることは殆どありませんが、夕日に特別な思いを寄せて生きてきた私にとっては、毎日沈む夕日や夕焼けの状態が気になって仕方がないのです。幸いなことに夏に向うこの時期はわが家から海に沈む綺麗な夕日が見えるので、家にいる時はできるだけ夕日夕焼けの写真を撮るようにしています。一昨日の夕日も昨日の夕日もとても綺麗で、早速裏庭の高台から写真を撮りましたが心が洗われるようでした。
このところ自宅で介護している96歳の親父の調子が今一で、食事が進まず私たち夫婦は少し心配をしています。加えて親父の妹叔母も自宅介護が難しくなり施設へ入居した知らせも輪をかけて、心の雲が晴れませんが、夕日夕焼けを見ていると少し心が落ち着くようでした。私が夕方夕日の写真を撮りに裏庭の高台に登ると、ダイニングで夕食をしている孫の目に留まり、「お~いおじいちゃん、何しているの?」と窓を開けて声をかけてくれました。「危ないから転げないようにね!!」と、私のことまで心配してくれましたが、カラスが鳴きながら寝ぐらに帰る、夏の長閑な夕暮れ時でした。
「梅雨時期が ゆえに夕日が 恋しくて 裏庭高台 登って見学」
「この二日 綺麗な夕日が 見えました 心の曇り 少し晴れたか?」
「日が昇る 日の入り時間 それぞれに これから一分 遅く早くに」
「まだ夏が 来ないというのに 日没は 早くなるから 気を引き締めて」