〇スモモの収穫
春まだ浅い3月末、桜とともに人間牧場を花の桃源郷にしてくれていたスモモの木に、実が赤く色づき始めました。昨日はアジサイ園の草刈をした後、菜果袋を首から提げ、手袋をして「大石早生」という品種のスモモの木に登り、まるでサルのような真似事をしました。既に美味しそうに色づいた実の幾つかは、鳥の餌食に合っていましたが、そんなものに限って美味しいので、木の上で幾つか味わいながら枝を渡り収獲しました。
これまでは近所にビワ畑が沢山あって、鳥たちは熟していないスモモなど蚊帳の外でしたが、ビワのシーズンが終ったので集中して狙うようで、4~5羽の黒いカラスが「カアーカアー」と鳴きながら高く低く飛んで、私の去るのを待ち構えているようでした。主によく熟れている上の枝を中心に収獲しましたが、日当たりの悪い下の方が熟れるのはまだ2~3日先のようなので、用意した発泡スチロールの箱にいっぱい収獲したので作業を終えました。
スモモの収穫を楽しみにしているのはわが家の孫と、松山に住む孫たちです。わが家の孫は既に母親に渡し、水洗いをして冷蔵庫に冷やされ、昨晩食後のデザートとして食べていたようですが、松山の孫も「一番の好物はスモモ」というほど大好物なので、今日にでも選別をして持って行ってやりたいと思っています。昨年に続き今年も孫奏心が通う上灘保育所へ差し入れをして、大変喜ばれました。園児37人の小さな保育所なので、「奏心君のおじいちゃん」として、私の顔もすっかり顔馴染みとなっているので、会えば必ず「スモモをありがとう」と可愛い声でお礼を言ってくれるのです。
今年は大豊作だった昨年の裏年なのでそこそこの収獲のようですが、少しだけ砂糖漬けにしてスモモシロップを作ろうと思っています。スモモシロップをかき氷やソフトクリームの上にかけて食べると、これはもう絶妙な味がするのです。サクランボと同じようにスモモは子どもが大好きな、ロマンチックな食べ物です。わが家でも冷蔵庫に冷やして当分の間は食後のデザートとして楽しもうと思っています。
「三月に 花を咲かせて 六月に 果実収獲 これは魅力だ」
「花もいい 実も美味しいと いいとこが あり過ぎスモモ 家族大好き」
「あちこちに 少しずつだが お裾分け 美味しいものは みんなに分けて」
「スモモ漬け シロップ作る 楽しみが 次々増える 自給自足で」