人間牧場

〇ジュウヤクの白い花の咲く頃

 周囲3キロを飛んで蜂蜜を集めるという蜜蜂が、蜜源となるみかんの花もとっくに終わったというのに、わが家の裏の巣箱に盛んに出入りして蜂蜜を集め帰っています。昨日巣箱の底板にスムシが付かないよう掃除をするため、蜂を驚かさないよう慎重に巣箱を動かしてみましたが、5月の連休頃に入居してまだ一ヶ月余りしか経っていないのに、重さの手応えは十分あるようで、今のところ蜂蜜採集への期待が持てそうです。 

ジュウヤクの花
ジュウヤクの花
くちなしの花
くちなしの花

      家の周りにはジュウヤクの白い花が一杯咲いています。手につくと苦い匂いのするジュウヤクですが、どちらが別名か分らないドクダミの花は、その名に似つかわしくないほど可憐で、一輪挿しに差しても清楚な風情が漂ってきます。同じ白い花のクチナシも庭の隅で花を咲かせ始めました。こちらは芳香剤のような香りのする香木で、ご存知「くちなしの花」という歌にも歌われていますが、花に鼻を近づけるととてもいい香りがして心が和みます。

 家庭菜園のあちこちにはキューリ、ナス、トマト、カボチャ、スイカ、インゲンなどの野菜に数多くの花が咲いています。実をつけるために咲く野菜の花は素朴ですが、何ともいえない味わいがあります。蜜蜂やチョウチョもやって来て、自然受粉のお手伝いをしてくれています。そう思って見渡せばこれらの花が蜜源となって、蜜蜂たちが盛んに飛び回って蜂蜜を集めることができていることに納得しました。アウトドアー派な私にとっては、暑いけれど大好きな夏がやって来ました。

  「庭先に 白い可憐な ジュウヤクの 花が咲いてて 思わず見とれ」

  「クチナシの 白い花見て 口ずさむ 私も古い 人間のよう」

  「蜜蜂は 周囲3キロ 飛び交って 蜂蜜集め 休むことなく」

  「花はない 思っていたが そこここに その気で見れば 沢山ありて」

 

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