人間牧場

〇花の咲く美しい小路

 若嫁の父親が亡くなって当分の間閉店していた喫茶店が、母親と若嫁の手によって復活開店して、1ヶ月余が経ちました。若嫁はその喫茶店に勤めていますが、再開店当時の忙しさもやっと落ち着いて、昼前に出勤夕方帰宅といった日常に戻っているものの、土曜日出勤、夕方帰宅が少し遅れるため、このところ私が孫2人のお迎えを引き受けています。夕方5時頃保育所へ孫奏心を、その足で学童クラブへ孫希心をそれぞれ迎えに行くのです。

花の小路1花の小路2 自宅から保育所までの裏道は500mほどしか離れていませんが、その道には今が盛りと花が咲き、とても綺麗な花咲く小路なのです。土地の持ち主は最近まで牛乳屋さんを営みながら、この土地でお米を作っていましたが、機械類の故障と高齢を理由に耕作を止めました。以来花好きなご夫婦は広い田んぼ一面に様々な花を植え始めました。バラ、アジサイ、ゼラニューム、タチアオイ、ショウブ、菊などまあ凄い量の花々で、傍を通るだけで何か幸せ感に浸れるほどです。

 こんな便利な場所なのに、花畑の道を挟んだ隣りの田圃も同じ頃休耕地となりましたが、持ち主が病気がちらしく、雑草に覆われ資材なども煩雑に置かれているため、花畑との対比に、どうにかしてあげたいけれどそれもできず、何とも心が痛みます。 
 孫と手を繋ぎ、花畑の花を愛でながら、時には歌を歌いながら歩いて帰る光景はまさに絵になる光景です。わが家の裏庭には蜜蜂の巣箱に7箱蜜蜂が入居していますが、わが家の蜜蜂たちもこの花畑の花の蜜を寸借ならぬ盗み取りしているかも知れないと思うと、多少心が揺らいでいます。花さんありがとう。孫と二人でそういいながら歩きました。

  「保育所に 孫を迎えに 行く帰り お花畑の 花を楽しむ」

  「花畑 道を挟んで 片方も 不耕作になる どこか淋しい」

  「この花の 花蜜蜜蜂 盗み取り 花に感謝の 言葉をかける」

  「花を見つ 孫と2人で 手を繋ぎ 歌を歌って 帰宅も楽しい」 

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