〇佳境に入った天草晒し作業
天草取りをしたのは今月の中ごろ17日と、18日の2日間でした。以来出張して家にいない時を除けば殆ど毎日、朝と晩外に干し広げた天草を水につけたりサナに広げたりの晒し作業を、腰が痛いほど繰り返して来ましたが、その間雨が降ったのはたった一日だけで、このところの好天ですっかり綺麗になり、仕上げ作業に入っています。
天草の根元に着いたカキ殻や別の海草を小まめに取り除く、気の遠くなるような作業でしたが、茶褐色だった天草の色がだんだん白く脱色して、この分だと明日の雨に打たすこともなく終わりそうで、そろそろナイロン袋に入れて、ヒジキ、ワカメ、切干大根とともに、食料品倉庫に収納する予定です。
晒した天草を使って今年の夏も、妻がトコロテンとフルーツゼリーを作ってくれる予定です。特にフルーツゼリーは絶品で、わが家では「おばあちゃんのスイーツ」として人気が高く、孫たちも毎回心待ちにしているようです。勿論私もフルーツゼリーは大好きで、食後のデザートとしてよく食べるのです。
あのいかつい天草がどうして晒せば白くなるのか、晒した天草に水を入れて火に掛け、少しお酢を入れるととろけ、木綿袋で漉して冷ますとゼリー状に固まるのか、凡人の私には説明ができず、まるでサイエンスの世界です。天草は海草ですから体に良く、フルーツゼリーやトコロ天を食べるとお通じも抜群のようです。さあ今年も思う存分天草を楽しみましょう。
「天草を 水に漬けたり 天日干し 繰り返すうち 白髪のように」
「二週間 手間暇かけて 晒したが いよいよ佳境 そろそろ収納」
「天草を 使って妻は スイーツを 作る喜び 私は食べる」
「天草を 食べるとお通じ いいようだ 自給能力 さらに高まり」