〇コンニャク作り(その2)
私はどういう訳か子どものころから、コンニャクとコーヒーが大嫌いです。勿論今でもコーヒーは飲まないし、コンニャクも食べるのは食べますが、自分から進んで食べようとはしません。なのに何故か人間牧場では小さな畑を耕してコンニャク芋を作り、時折その芋でコンニャク作りをして楽しんでいるのですから可笑しな話です。
昨日の子ども体験塾ではコンニャク作りが今年初めてメニューに加わりました。私が手塩にかけて育てた、丸々太ったコンニャク芋を提供し、その芋を使って親友西岡栄一さんにコンニャク作りの指導を頼み、色々と準備をして事に当たりました。西岡さんはグリーンツーリズムでコンニャク作りを日常的にやっているので、コンニャク作りに必要な七つ道具を全て軽四トラックに積んでやって来ました。
この日は子ども体験塾に参加した4年生以上の高学年を相手に、芋茹で、皮剝きなどはみんなでやりましたが、ミキサーにかけたり、凝固剤を入れて練ったり、型枠に入れて形を整えてから再び湯がく作業は、みんなでワイワイガヤガヤと楽しくやりました。運悪く不安定な机からミキサーを落下させ割ってしまいましたが、幸い私の持っているミキサーを代役にして、何とか作ることができました。出来上がった熱々のコンニャクを薄く切って醤油と山葵で食べると、山河豚といわれる食感のようで、みんな「美味い、美味い」と喜んで食べていました。
子どもたちには自分たちで作ったコンニャクを一個ずつナイロン袋に入れて、ジャガイモと一緒にお土産に差し上げました。今晩わが家でもお土産に貰ったコンニャクを食卓に並べ妻は美味しそうに食べていました。
今年も三ヶ所の狭い畑にコンニャクの種芋を沢山植えました。今年の秋口には掘りあげる予定ですが、そろそろ来年は自分でコンニャクを作る技術を、西岡さんに教わってできるようにしたいと思っています。