人間牧場

〇弘法大師空海の教え

 歳をとったせいでしょうか、少しゆとりができたせいでしょうか、最近は活字を読む機会が少し多くなったような気がします。朝の散歩から帰った新聞読みも、送られて元に届いた資料類にも目を通し、封筒の裏やチラシの裏にメモをして、忘れないうちにパソコンに打ち込んで楽しんでいます。

 昨日雑誌を読んでいて弘法大師空海の4つの教えという記事が目に留まりました。①信心-信じる心、②大悲心-人々を救おうとする心、③勝義心-優れた教えを学ぶ、④大菩提-悟りを得ようとする心だそうです。いずれも素晴らしい教えなのでしょうが、凡人の私には理解し難く実行不可能なものばかりです。

 でもそれらの教えを自分流に考え、自分にできることは何かと考えれば、少しはできそうな気がするのです。①の信心-信じる心は、神仏を信じたり何よりも人を信じなければなりません。無信心な私はことさらな宗教に凝ってはいなくても、仏壇にシキビや神棚にサカキを枯らさないように活け、お茶やご飯を供えて手を合わせ、先祖の霊を慰めたり、日々安寧で生きれていることに感謝する、また家族を信じ、友人や近所の人を信じることくらいだったら、私にだってできるのです。

 ②の大悲心-人々を救おうとする心は大それて、私の力では到底そんな生き方などできませんが、年老いた親父の面倒を心を込めてやるのも、救いの実践かも知れません。昨日は親父が特老のデイサービスに出かけたので、妻と二人で親父の部屋の大掃除をしました。畳を拭きトイレを綺麗に掃除しました。妻は洗濯機を何回も回して親父の着替えを洗濯していました。夕方親父は帰って来て、「ありがとう」とお礼を言ってくれました。

 ③勝義心ー優れた教えを学ぶ心は、日常心がけていることなので、色々な教えを学んでいますが、知行合一がなければただ知ってるだけで終るゆえ、たとえ小さくても身の丈サイズの知行合一を心がけています。大菩提-悟りを得ようとする心は、奥が深くて一生かかっても手の出るものでもなく、悟りの境地に近づくことはできませんが、まあほんの少しずつ少しずつ、人生を歩んで行きたいと思っています。

  「最近は 生き方などに 興味あり 新聞雑誌 メモして活用」

  「空海の 教えある本 目に留まり 4つの教え しみじみ思う」

  「俺にでも 出来そうなこと あるじゃんか 今日より明日 少しずつだが」

  「凡人は 凡人らしく 生きること さすれば平凡 人生非凡」 

 

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