人間牧場

〇孫と二人で今年最初の虹を見ました

 昨日は朝から小雨が降っていました。可笑しな天気で陽が射したり小雨が降ったりしていましたが、朝食を終え外に出て見ると、畑の向うの西の空にはっきりとは見えませんでしたが、虹らしき現象が見えました。保育園へ出かける準備をしていた孫奏心に、「虹が出てる!!」と知らせると、奏心は母親とともに急いで外へ出てきました。庭からは隠居の家が邪魔をして余り見えなかったので、東屋まで移動して「ほら、虹だ!!」と指差すと、「見えた、見えた」と大喜びで、「保育園に言ったらみんなに教えてあげる」と意気揚々でした。

薄っすらと見えた虹の架け橋
薄っすらと見えた虹の架け橋

 「今日は虹を見たからいいことがあるよ」と私が言ったことを孫は覚えていて、若嫁の帰りが少し遅くなるようだったので、私が夕方孫を保育園まで迎えに行き、くもんに連れて行くため、単車に乗せてやりました。孫は単車に乗るのが大好きで、「おじいちゃん、今日は虹を見たから単車に乗れた」と大喜びで、短い距離ながら安全な裏道を風を切ってのんびりゆっくり走ってやりました。帰り際単車の前を少し大き目の陸ガニが横切るのが見えました。孫はカニやイモリが大好きなので、単車を止めて「お先にどうぞ」と道を譲ってやりました。

 子どもは自然の移ろいの中で暮らしていますが、花が咲いたり、山の緑が日増しに濃くなって行く様子等には中々気がつかないものです。多分周りの大人も子ども同様気がついていないのです。大人の感性が鈍いと子どもの感性も鈍くなるのは当然のことなのです。虹を見て綺麗だと思ったり、虹を見ると何かいいことがありそうと、ささやかな夢を見させることは、大人のいざないでできることなのです。私も昨日は虹を見たお蔭で、ほんの少しですがいいことがありました。人に言えるほどのことではありませんが、幸せとは幸せと感じる心ですから、いい一日だったのです。いい一日の連続がいい人生だと思って、今日も虹を掴んでいい一日であるよう努力します。

  「虹出てる 孫と二人で 西空を 指差しながら 綺麗綺麗と」

  「虹見れば 何かいいこと あるかもと 私の言葉 孫は真に受け」

  「大好きな 単車に乗れた いいことと 孫は感じて 陸ガニ出会う」

  「何げなく 過ぎ去る暮らし あれこれと 気付くことこそ 幸せですよ」   

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