人間牧場

〇無常の雨

 一週間前の天気予報では、今年のゴールデンウィークはどうやら好天に恵まれるようだと言っていましたが、昨日は夕方から雨という予報が外れ、昼前から雨が降り出し、午後は時々激しく降りだしました。シーサイド公園には朝から大勢の人が集まっていたようで、その客を当て込んでまちづくり学校双海人の皆さんは、昨年に引き続き昨日と今日の二日間、ピザ釜で一儲けをしようと企んでいるようですが、折からの雨で多少苦労したようで、今日の天候回復を祈っています。

夕日に映えるつつじの花
夕日に映えるつつじの花
この花も散って今は跡形もなく・・・
この花も散って今は跡形もなく・・・

「今年が一番綺麗に咲いた」と思えた、自宅の家庭菜園に沿った長いつつじの帯も、好天に恵まれて艶やかに咲いていましたが、昨日の雨で無常にも散り始め、よくぞ前日艶やかな花の写真を撮ったものだと、来年まで見られぬ花の美しさを、デジカメデーターやタブレットで再現し、デジタルで一人花見を楽しんでいます。実際には雨で散ってしまった花ですが、文明の利器のお蔭で、リアルでないリアルな姿を見ることができるのですから、すごい世の中です。

 今朝午前4時、いつものように早起きして書斎に入り、いつものように机に向いブログを書いていますが、窓のガラス戸に2~3匹蜜蜂が集まり静かな羽音を立てています。多分雨で散ったつつじのの花の蜜を吸うことができないことを、私に告げにやって来たようだと、一人蜜蜂に思いを寄せました。3日前3箱目の巣箱に蜜蜂が入居してくれましたが、人間牧場の巣箱はまだ一箱も入居しておらず、その様子を蜜蜂の師匠である井上さんにメールしたところ、今日の午後にも再び、蜜蜂誘引のための日本ラン・キンリョウヘンを持参してくれるようで、遅れていた巣箱の入居を、つつじに替わって咲き始めたみかんの花の蜜源を思いながら、大いに期待して朝を迎えました。

  「無常にも 雨がつつじの 花散らす 行き場失い 蜂が小窓に」

  「記録した 写真で花見 文明は 偉いもんだと 感心しきり」

  「傘差して 長靴履いて 散り残る 花見するのも 作りし努め」

  「つつじ散り 替わってミカン 花が咲く 田舎この時期 香り包まれ」

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