〇届いた日本ラン・キンリョウヘン
ツツジが咲き始めるこの時期になると、私の養蜂の師匠である西予市野村町山奥組の井上登さんから、蜜蜂の大好きな日本ラン・キンリョウヘンの話題がメールで届きます。今年の蜜蜂の動向やキンリョウヘンの咲き具合ですが、蜜蜂を飼い始めて6年目になるというのに、師匠の話に相槌は打てても相変わらず自分の近況は暗い話ばかりで、未だその域を脱せないのです。
井上さんから貰ったキンリョウヘンの鉢植えも欲を出して一鉢を8鉢に増やしたため、今年は花芽が全然つかず、今年も井上さんから花の提供をしてもらわないと、養蜂がなり立たないのです。そんなこんなで一昨日井上さんは片道一時間半をかけてキンリョウヘンの切り花を人間牧場までわざわざ届けてくれました。いつものことながら頭の下がる思いで受け取り、早速タマネギネットを被せて、昨日巣箱の近くに置きましたが、さてどうなることやら、今年も不安の多い船出となりました。
何故日本ランのキンリョウヘンにミツバチが集まるのかは、素人の私には知る由もありませんが、多分キンリョウヘンの花が出すフェロモンに似た匂いが蜜蜂を誘うのだと思うのです。既に養蜂のためこのフェロモンを科学的に作って発売しているそうですが、かなり高価なため蜂蜜を買った方が得策だと、巷では話されています。今はまだ朝晩肌冷えする外気温なので、毎年のことながら連休がショウブのような気がしています。
わが家の庭にもツツジが、そしてわが家の果樹園にも柑橘系の花が咲き始めて、蜜源はたっぷりあるようで、既に一足先に入居した一箱は、盛んに蜜蜂たちが出入りして蜜を集めているようで、キンリョウヘンを置いた巣箱が気になって仕方がありません。これも養蜂のドキドキ感・ワクワク感なので大いに楽しみたいと思います。一週間後このブログで入居朗報を伝えれたらと、淡い期待をしています。
「一時間 半も遠方 お師匠は キンリョウヘンを 持って来てくれ」
「早速に キンリョウヘンに タマネギの ネットを被せ 巣箱の前に」
「祈るよな 思いを込めて 見回るが あざ笑うよう 蜜蜂そっぽ」
「今日もまた かくてありなん 明日こそは 一日千秋 心待ちする」