〇冨田さんの送別会
この4年間、地域おこし協力隊員として、任地双海町で頑張ってくれた冨田さんが、惜しまれながらこの3月でその任務を目出度く終えました。昨日の夜灘町5丁目の公民館に、冨田さんの人徳を偲ばせる気心知れた仲間30人ほどが集まり、遅ればせながら送別会を開きました。送別会と言っても会費はたった千円の質素な送別会でしたが、冨田さんの大好きなお酒さえあればということのようでした。
小西さん、高村さん、弘田さん、川口さん、本多さんたちが今が旬の山菜を調達して調理場で、熱々の天ぷらを作ってくれたり、皆さんが思い思いの食べ物を持ち寄ってくれたお蔭で、大いに盛り上がりました。また遠く東京で頑張っている前神さんも美味しいワインを3本も贈ってくれ、冨田さんの顔はいつになくほころんでいました。私は今朝早く山口県柳井市へ出張を予定しているので、失礼ながら9時前に引き上げましたが、冨田さんに相応しいとてもいい送別会となりました。
冨田さんはこの4月から4年間住み慣れた、下灘奥西の教員住宅を出て、日喰の民家を借りてこの地に留まって貰えるようなので、まずは一安心と言ったところです。この4年間冨田さんの八面六臂の大活躍で、合併後の双海町は息を吹き返しました。下灘駅フィールドミュージアムや、下灘軽トラ市などよそ者目線で彼が編み出したセンスのいい活動は次々とヒットし、今もまちづくり学校双海人が中心になって受け継いでいますが、これからその真価が問われそうです。幸い冨田さんも一市民になっても、私たちと一緒に双海町のまちづくりに関わってもらえるようなので、みんなで盛り立てて行きたいものです。
冨田さんの凄さは私たちにないセンスのよさです。前歴を深く詮索するつもりはありませんが、彼の前歴で培った様々な知識と知恵は、これまで4年間の地域おこし協力隊経験をさらに上積みして、大成してくれるものと大いに期待しています。昨日は残念ながら愛妻と愛娘の参加は叶いませんでしたが、何はともあれ冨田家3人の定住が実現し、また空き家だった民家に暖かい家庭の明かりが再び灯りました。冨田さんを見つけて来た松本さんありがとう。頑張れ富田さん。
「四年前 双海に赴任 協力隊 どんな思いで 来たのだろうか」
「この四年 町に新風 吹き込んで 様々やった 双海最高(再興)」
「送別会 酒で紛らす 照れ屋にて 多く語らず ゆえに重みが」
「とりあえず 定住決意 嬉しいな 空き家に明かり 灯るも嬉し」