〇家庭菜園の中耕
新聞には毎日沢山の折り込み広告が入りますが、主婦である妻は買い物の参考にするのか、スーパーなどのチラシを見ていますが、買い物等殆どしない私には猫に小判といったところで、余り見ることはありませんが、その中にホームセンターの広告も入っていて、この時期苗物が頻繁に紹介されるようになり、「ああ、もうその時期か!!」と思いながら、時々家庭菜園の参考にすべく見ています。
私たちの地方では、遅霜の心配がなくなる氏神様の春祭りを目安に、夏野菜の植え付けを始める人が多いようで、私も祖母から聞いていたそのことを目安にしています。いつとはなしに5年前頃から家庭菜園の世話は、親父から私に経営移譲されているので、春先が来ると菜の花の咲いた大根、小松菜、チンゲンサイ、カブ、ブロッコリーを引き抜いて果樹の根元に処分し、雑草を粗方取って耕運機で中耕をするのです。
今年はどうやら菜種梅雨の様相らしく、足繁く雨が降るので、残菜の処分が遅れ、中耕もできぬままになって気を揉んでいましたが、先日2日間だけ晴れ間が見えたので、少しじゅるい(土が水を含んでいいる有様)とは思いましたが、思い切って中耕をしました。中耕をした夕方雨が降り、間一髪の離れ業に安堵しました。雨で土が落ち着けば畑に出て畝立てをして、夏野菜の植え付け準備をしようと思っています。
もう間もなく伊予市内で苗屋を営む親友の水口マリ子さんから、「苗物を取りにおいで」とお誘いの電話が入るものと思われます。そのために今年の春先30袋もの完熟牛糞を取り寄せ、行糞を満遍なく振り撒いて耕運機で中耕しました。有機肥料のお蔭でこの5年一度も農薬を使わず、安心安全を基本に作った野菜を食べて、家族みんなが健康を保持してきました。近所や友人に沢山の野菜をお裾分けして慶ばれもしました。サンデー毎日の私のささやかな、身の丈サイズの挑戦はこれからも続きます。「遊びの農業は楽しい!!」この一言に尽きます。
「牛糞を 撒いて菜園 耕運機 音も軽やか 野山に響く」
「この5年 農薬使う こともなく 安心安全 野菜を作る」
「足繁く 降る菜種 梅雨の中 見極めよくて 中耕終る」
「毎日が サンデーながら なにやかや 忙し過ぎて のめり込めずに」