〇息子は何をしてるやら?
私は若い青年団時代から、50年半世紀にわたってまちづくりに携わっていますが、血は争えないというのでしょうか、同居しているわが長男息子も伊予市街地のまちづくりにかかわっているようで、どんなかかわり方をしたり何をしているのか分らぬまま、詮索もせずに遠目で見ていますが、最近は息子と一緒に活動している人たちが頻繁にfacebookに写真をアップしているので、写真の中に息子の姿を発見したりする機会が多くなりました。
一昨日の夜息子が、「お父さん、明日の朝草刈機を貸してくれない?」といきなり私に言うのです。「何をするのか?」と尋ねると、どうやら活動拠点の施設裏空き地の雑草を刈るようでした。家の草刈りさえしたこともない、ましてや草刈機を使ったことも殆どない息子ゆえ、危ないと思いましたが、しぶしぶ了承しました。昨日の朝倉庫から私愛用の草刈機を取り出し、混合ガソリンを満タンにしてエンジンをテストしましたが、すこぶる順調のようでした。
昨日は私も人間牧場へお客さんが来る予定だったので、さあ出かけようと庭に出てみると、私の愛車田舎のオープンカーが無くなっていました。どうやら息子が草刈機を積んで出かけたようでした。「しまった」と思いましたが後の祭りでした。仕方なく私は単車を出して、後の荷台に座布団を敷いて愛用の木になるカバンをくくりつけ出かけました。昨日は単車で走っても寒くもなく、むしろ気持ちのいいツーリングといったところでした。
私が自宅へ帰ったのは午後4時頃でしたが、息子は軽四トラックで孫たちと釣りに出かけたりして既に帰宅していましたが、自宅の雑草ストッカー横には、息子が刈り取った雑草がビニール袋に入れられ、行き場を失ってわが家に持ち帰られていました。「その処理はお父さんの役割」と言わんばかりです。昨夜facebookを見ていると、地域おこし協力隊の新居田さんが、昨日の活動の様子を写真つきでアップしていましたが、写真のあちこちに息子の姿が写っていました。
息子が私と同じようにまちづくり活動に関心を示してくれることは、親としてとても満足しています。しかし息子はまちづくり活動に小道具類を沢山使っているようで、例えば最近始めたという「小さな映画会」に使うコタツや、DVD機材等がわが家の倉庫に大量に持ち込まれ、何かと片付かないのです。妻は「それもまたよし」と笑っていますが、片付ける役はいつも私なのです。「まあそれもまたよし」と自分も見て見ぬふりをしながら、今朝もこれから息子が持ち帰った雑草を、畑の緑肥に処分しようと思っています。
「わが息子 近頃仲間と まちづくり 風の噂に 聞くこと多し」
「カエルの子 やはりカエルと 納得し あれやこれやと 細々手伝う」
「軽四の トラック先に 使われて 私は単車 どういうことか?」
「よく見ると facebookの 写真にも 息子写って 活動紹介」