〇男前を上げました
冬の間は日当たりの悪い谷筋に住んでいるため、陽に当たることも殆どなかったため、少し色白い感じがしていましたが、このところ暖かくなって家庭菜園や、人間牧場での農作業を頻繁に行なうようになり、加えてこの1週間は人間牧場でブロック積み工事をしていたため、昨日の夕方鏡に写った自分の顔が、すっかり日焼けしていることに気がつきました。日焼けや色黒を気にする年齢でもないし、別にケアーもしませんが、そろそろ麦藁帽子をかぶって仕事をしなければならなくなったようです。
昨日は午前中人間牧場でブロック積み工事、午後は親父を病院へ連れて行ったりして、なんだかんだの藪用を終えたので、すっかり長く伸びた頭に気がつき、近所の理髪店に出かけ散髪をしてもらいました。最近までは必ず一ヶ月に1回、月末に散髪をしていましたが、昔よりは若干外に出かける回数も減ったことが理由なのか、散髪に行く回数が減ったような気がするのです。妻はそのことを気にしていて、「歳をとっても散髪や身だしなみぐらいはきちんとして欲しい」と言わんばかりに、「もうそろそろ散髪じゃない?」と、注意をされる始末です。
私の散髪代は3400円もするのです。最近は街中に1000円で散髪をする理髪店もあるらしいのですが、馴染みの散髪屋を変える予定もないので、せめて「散髪を一日伸ばしたら100円金儲け」くらいな感覚で楽しみたいと思っています。昨日は散髪屋に行くとご主人が、「今度は少し伸びましたね」と皮肉られましたが、われ関せずを決め込んで散髪をしてもらいました。男前の上がった私の頭を見て、妻はいつもの通り「ええ男になった」と誉めてくれましたが、誉めてくれるのは妻だけだと思いきや、若嫁と孫が「おじいちゃん散髪したん?と」気付いてくれました。孫はテレビを見ている私の後からまとわりつくように、散髪して刈り上げた私の後頭部を撫でながら、「まるでタワシみたいだ」と笑いながら言ってくれました。わが家は散髪をしただけで、こんな会話が弾む、ほのぼの家族なのです。
「このところ 屋外作業 多かって 日焼けの顔が 逞しくなり」
「久しぶり 散髪出かけ 男前 上げてすっきり 妻誉めくれる」
「おじいちゃん タワシみたいと 孫たちが 頭を撫でて 会話も弾む」
「散髪を 一日伸ばす 百円の 儲けになると 身勝手計算」