〇野菜の種の芽吹き
昨日やっと秋播き野菜の種蒔きを一通り終えました。大根、カブ、人参、小松菜、春菊、高菜、聖護院大根の種を思いつくまま、家庭菜園に播きましたが、3日前に播いた種はその後降った雨の影響で、早くも貝割れの可愛い芽を出して私を喜ばせていますが、残念ながら早くも芽切り虫の洗礼を受けて、大根は10本ほど根元から切り落とされてしまっているようでした。早速残りの種を取り出して、被害に遭った所に竹棒で小さな穴を開け追い播きしました。多分2~3日後には出揃うことでしょう。
最近は金額的に高いと実感する種を効果的に使おうと、何年か前野菜作りを始めた頃のように間引きをしない方法を取っているので、種は1粒播き、しかも今年から間隔を少し開けてみようと思い立ち、実験を試みています。特に大根は種間を30cm開けているので、芽切り虫にやられると60cmも開いてしまうのです。さてさてうまく行くかどうか、少しだけ心配をしています。種を播いた畝に牛糞堆肥をやり、小鳥に種を食べられないよう糸で脅しを張ったお陰で、今のところ被害にも遭わず順調に育っていて、台風の襲来や大風が吹かないことを祈っています。
一ヶ月前病院へ出かけた孫希心が、近所のエンゼル薬局でキュウリの種を買って帰りました。薬局と種はどこかミスマッチのような気もしますが、折角買って来たので種を播いてやろうと思い立ちました。春先に植えたキュウリは、もう役目を終えて枯れ始めていますが、唐突と思えた孫の買って来た種を播いたお陰で、季節はずれのこの時期に、キュウリが沢山なり始め、思わぬ収穫に孫の思いつきが正しかったと、笑って誉めてやりました。今日は二十四節気の一つ白露です。いよいよ秋が始まります。今日はマルチを掛けて栽培しているサツマイモの、試し掘りもしてみようかと思っていますが、サツマイモの茎が雨の影響で青々と育っているこんな年は、意外と地下系作物は糠喜びだと半信半疑です。
「播いた種 早くも貝割れ 芽を出して 生きているよと 言ってるようだ」
「芽を切られ 早くも洗礼 芽切り虫 焦燥感に かられ追い播き」
「今年は 鳥追い脅し したお陰 野鳥の被害 遭わずにすんだ」
「秋来ぬと 芽にはさやかに 見えねども 虫の声にも 秋の訪れ」