〇忙しい一日
天気予報の雨の確立は60%ですから、いつ雨が降っても可笑しくない天候ながら、昨日は晴れ男を自認する地域おこし協力隊の冨田さんや、下灘漁協組合長の若松利光さんの手柄とも思えるように、午前中の鱧まつりは晴れの天気に恵まれました。私は前日採集した蜜蜂の巣から蜂蜜を垂れ蜜すべく、小道具類を取り出して作業を進めました。この時期は湿度が高くて蒸し暑く感じますが、垂れ蜜採取作業には直射日光が必要なので、久しぶりに覗いたお日様の熱を求めて、小道具の移動を余念なくやりましたが、晴れたり曇ったりを繰り返して日射が長続きせず、1升の垂れ蜜を取るのに丸一日もかかってしまいました。
今回は裏山1箱、人間牧場2箱の蜂の巣を採集しましたが、いずれも蜂蜜の密度が薄く残りを今日から採取しますが、余り期待できず3升に終りそうな雲行きです。息子は前回7月に採取した12升5合の蜂蜜の精製作業を黙々とやっていて、瓶詰めに入っているようです。既に新蜜何本かはお世話になった人たちに配られていますが、何はともあれ早く天気が回復して日射が欲しいこの頃です。
昨日は午後から茶碗蒸しシンポに出席するため、少し早めに下灘運動公園で開かれていた鱧祭りに参加しました。松本さんや組合長の話だと午前中はかなりの人手だったようで、用意した料理も完売の盛況だったようでした。組合長さんに鱧の湯引きを沢山手土産にいただきました。
茶碗蒸しシンポジウムが終るころ、一転にわかにかき曇り雷が鳴ってかなり激しい雨が降り始めました。間もなく始まる下灘駅のコンサートに行くべく、軽四トラックを運転して下灘駅に差しかかりましたが、あいにく雨傘を持ち合わせていず、加えて交通規制などもあって会場へ行くことができず、とりあえず自宅まで帰ってしまいました。自宅には既にお客さんが来ていて、その対応に追われてしまい、結局今年のコンサートには顔を出さずじまいとなってしまいました。コンサート会場で会う約束だった仲間から、ひっきりなしに携帯電話が入り、少しブーイングの手合いでした。コンサートを終えた仲間がわが家へ流れて来て、久しぶりに煙会所で賑やかな交流となりました。大洲市田処の亀本さんは美味しいブドウを沢山届けてくれました。今年はコンサートも29回目、来年はいよいよ30周年の区切りの年を迎えます。30年前のはちきれんばかりの若かった頃を思い出し、続けてくれている多くの仲間に感謝しながら、忙しかった一日が終りました。
「久々に お日様顔を 覗かせる 垂れ蜜作る 汗をかきつつ」
「鱧祭り 天気男の 顔を立て 束の間晴れ間 みんな喜ぶ」
「コンサート 多分ずぶ濡れ 思いつつ 入る携帯 今どこにいる」
「30年 よくも続いた コンサート しみじみ思う 若いあの頃」