〇今年も通学合宿夕焼け村が始まりました
約40日の長い長い夏休みも終わり、昨日から新学期始まり子どもたちは、夏休みの思い出や宿題を沢山抱かかえて元気に学校へ通い始めました。8月31日は例年のことながら、双海町の社会教育の重要な位置を占める通学合宿夕焼け村が始まる日でした。公募に応じた38名の小学校4年~6年生の子どもたちが潮風ふれあいの館に集まり、寝泊りしながら学校に通うのです。夏休みをあえて外し2学期の最初に日程を入れることへの異論も多少ありますが、恒例でもあるので集まった子どもたちは何の違和感もなく楽しそうに参加して活動しているようです。
双海町子ども教室の実行委員長をしているので、私も例年このプログラムの一翼を担うべく、第一日目に夕日の話を子どもたちにしてやるため、夕方5時頃出かけて行きました。子どもたちがはがまで炊いたご飯に、婦人会の方々がボランティアで作ってくれたカレーをかけたり、野菜サラダやフルーツポンチなどを食堂に並べて、食事の準備をしている最中だったしたので、その後一緒に食事会に参加することにしました。全て美味しくすっかり顔見知りとなっている子どもたちと、笑顔で会話を交わしながら楽しいひと時を過ごしました。この日は外で他の団体がバーベキューをしていて、夕日の話の会場とダブっていて少し心配しましたが、早々に引き上げてもらい安心しました。
この日の日没は午後6時34分だったので、25分までに全員外に出てもらい、長いコンクリート製電柱を使ったベンチに腰を下ろしてもらい、約40分夕日にまつわる話をしてやりました。毎年同じような夕日にまつわる話をしていますが、毎年同じように思える夕日夕焼けのロケーションはまるっきり違うため、今回もそれなりの話をしてやりました。今年は今年の夏の気象を象徴するように、西の空は雨こそ降らなかったもののどんより曇っていましたが、目に見えるものと目に見えないものとがあることを、ハーモニカを吹きながら印象的に話してやりました。
明くる日の愛媛新聞地方版にその模様が載りました。赤石主事さんが新聞社へ取材の依頼をしていたようで、これも大事な情報発信の一つなので、掲載記事を切り取ってスクラップしておきました。子どもたちが親離れして一週間共同生活をすることは、とても意義深いことです。例え短い期間でも親子が離れると親は子の、子は親の存在を認識するものです。思春期を迎えつつある子どもにとっても、過保護気味な親にとっても、親子の距離を離すことによる気付きは大きいものと思われます。今晩あたりまた様子を伺いに覗いてみようと思っています。
「今年も 夕焼け村が 始まった 日焼けの子ども 元気に参加」
「今年も 多くの人に 支えられ 双海の子供 スクスク成長」
「親と子を 離す作戦 目に見えぬ お互い存在 気付いて欲しい」
「新聞に 小さな記事が 載りました これも大事な 情報発信」