〇青年たちとの出会い
私が地域づくりに関わったのは青年団に入団した18歳の時からですから、もうかれこれ50年になります。その間青年団活動で手に入れた①仲間、②ふるさと、③主張、④感動、⑤夢という五つの道具を磨ぎながら今日を迎えています。この五つの道具は、70歳を間近に控えた今でもしっかりと使えているしこれからも使えるのですから、青年団に感謝しなければならず、恩返しもしなければなりません。
青年団は残念ながら潰れてしまいましたが、昨日出かけたKnock R0llという青少年団体の 研修会には大勢の若者が参加していて、久しぶりに心がときめくのを覚えました。行政には教育にしろ産業にしろ福祉にしろ、青少年担当なるものが存在します。にもかかわらずそれらを担当する部署では人が集まらないことを理由に、何の手立てもせず放置されているのです。昨日の研修会を見る限り若者は今も存在していて、やる気のある若者だって沢山いるのです。
私は「青春とは心の若さである」と常日頃から自認しているので、69歳になった今も何の違和感もなく若者の輪の中へ入って行き、気軽に話しかけ求めに応じて様々な手助けをしています。時には若者が人間牧場や私設公民館煙会所へ訪ねて来るし、人間牧場では若者を育てるプログラムも開いていますが、今一度青年の時期に、私の手に入れた五つの道具を手に入れて欲しいものだと願っています。
昨日まで国立大洲青少年交流の家で開かれた研修会で出会った2~3人の青年から、早速嬉しいメールが届きました。私の話を聞いての感想と、人間牧場へ近いうちに是非お邪魔したいと書いてくれていました。出会った若者から沢山の名刺もいただいているので、いい予感がしています。何もしないと失敗はしないし波風も立ちません。しかし何かをしなければ何も始まらないのです。「もう歳だから」と言い訳をせず、積極的に生きようと思えただけでも、この2日間の成果は大いにありました。
「お盆だと いうのにあえて 研修会 出かけて逆に パワーいただく」
「集まらない それはやらない 人が言う 逃げの一手と 思いめぐらす」
「青春は 年齢じゃない 気の持ちよう 私にだって 今が青春」
「見渡せば 私一番 お年寄り いつの間にやら 時代は変わり」