〇水風呂を楽しむ
昨日は午前中は少し小雨がぱらつきましたが、台風一過の爽やかな一日でした。神奈川県から来た青色申告会と県内申告会の皆さんへ食事を提供するため、かまどで火を焚いたため大汗をかいてしまいました。皆さんが帰った後の片づけを終えた後、皆さんに足水をサービスした残り水が綺麗だったので、一人水風呂を楽しもうと、ロケーション風呂に置いている下着類やタオル類を用意して、五右衛門風呂に飛び込みました。
プライベート風呂なので誰はばかることもなく、日ごろのうっ憤を晴らすように水しぶきを上げたり、用意した湯桶にノンアルコールの冷えたビールを乗せて浮かせ、まるで酒飲みのような風情を存分に楽しみました。海側の押し上げ窓からは下界の豊田漁港が一望でき、開けた両側の隠し戸からは心地良い風と光が差し込み、何ともいえない一人だけの至福の時でした。思えば人間牧場を開設してからこの10年、色々なことがありましたが、施設も充実し何とかここまで漕ぎ着けました。
人間牧場も今ではすっかり知名度も上がり、年間千人もの人が訪れています。千人とは毎月80人来なければ達成できない人数だけにその多さに驚くのです。退職後私の人生はこの人間牧場によって確実にグレードアップし、今では生きがいの一つになっています。難儀と思える雑草との格闘も、人を迎える多少の出費も想定内のことなので、まあ何とかこなしていますが、車に乗れるあと10年は何とか持ち堪え、息子にバトンタッチしようと思っています。
これまではどちらかというと、人様のために人間牧場を使ってきましたが、昨日の水風呂のように、また背もたれ椅子に横たわって本を読んだり居眠りをしたりするような、求心力を求める楽しみ方もしたいものだと思いました。水風呂の終わりごろ、外で人の気配を感じました。どうやら近くの墓地へお盆の墓参りに来られた人のようでした。早速着替えて話し込み、見せて欲しいという頼みに対応しました。人間力が復元したいい一日でした。
「水風呂に ザブント入り 涼を得る 臆目もなしに 一人騒いで」
「この10年 あっという間に 過ぎ去った これから先は もっと求心」
「退職後 人間牧場 生きがいに 雑草刈りも しんどいけれど」
「一日で 人間力が 復元し 次なることに 一歩前行く」