〇美しい笑いは家の中の太陽である
イギリスの小説家サッカレーという人が、「美しい笑いは家の中の太陽である」と言っています。何げなく日々の暮らしをしていると、中々気付かないことですが、流石にこの歳になる「お金持ちになりたい」などというさしたる欲望もないため、笑って暮らせる幸せを時々思うのです。わが家には妻と若嫁の二人の女性がいます。いわゆる嫁と姑ですが、世に言う嫁と姑の確執も今のところはなく、二人とも笑顔の絶えない暮らしをしてくれています。
言葉も穏やかで、特に95歳の親父の世話を長男を含め家族ぐるみでしてくれています。昨日土曜日は台風接近ながら、親父がデイサービスに行く日で、ほぼ定刻どおり午前9時、特老夕なぎ荘から迎えの車が来ました。妻は仕事に出かけた後でしたが、若嫁が妻の用意した着替え等の入ったバッグを持ち、玄関先から雨の中を傘を差して車まで連れて行き、笑顔で手を振って「行ってらっしゃい」と見送ってくれました。いやはや絵になる光景に思わず心が熱くなりました。
昨日は台風接近ということもあって特老から午後1時頃電話が入り、「昼ごはんを食べたら連れて帰ります」とのことでした。若嫁は帰宅時も見送りと同じように笑顔で「お帰りなさい」と迎えてくれました。一事が万事若嫁と妻の笑顔は、まさにわが家にとっては2つの太陽のようです。笑顔に思いやりの言葉が添えられると、太陽は一層輝きを増します。二人の内孫の泣き笑い声も加わり、まあそれ程豊かでもありませんがそれなりに幸せな家庭を築いています。
わが家で一番問題児は私だと自覚しています。わがままで亭主関白で、時々怒鳴って妻から教育的指導も受けています。今のところ「亭主元気で留守がいい」とばかりに、外に出る仕事がそれなりにあるし、妻もそろそろリタイアといいながら、近所の歯医者さんに勤めていて、ニアミスの機会が少ないのがいいのかも知れません。私は間もなく本物のシルバー70歳を迎えます。これからの生き方こそ大事だと自分に言い聞かせて、老後の暮らしの準備を始めていますが、これからも二つの太陽に照らされて、穏やかな暮らしをしたいと思っています。それは私次第かも・・・・。
「気がつけば わが家に太陽 二つある 笑顔マークで これまた結構」
「気付かぬが 二つの太陽 幸せと 感謝をせねば 大罰当たる」
「貧乏な 暮らししてるが 太陽が 心ほのぼの 温めてくれ」
「高齢の 親父時々 幸せと 言葉に出して 感謝してくれ」