〇世にも珍しい長~い人参が届く
数日前の朝、地域おこし協力隊の富田さんがわが家へやって来ました。何事かと思いきや富田さんは段ボール箱に入れた長い長い人参を持って来てくれました。私も仕事柄色々な農産物を見てきましたが、ゴボウと見紛うほどの1m程もある細長い人参を見たのは始めてて、大いに驚きました。勿論家族も集まり驚嘆の域でした。早速近所や親類にお裾分けしましたが、持って行く先々話題集中で、富田さんからは「若松さんと一緒に出かけた幕張の市町村アカデミーで知り合った方から、若松さんにも差し上げるようにと言われましたので持参しました。相手の名前と住所はおって中予地方局の前神さんからメールが入ります」とのことでした。
若嫁から「おじいちゃんは人参が好きなので2~3本あげようか」と相談があり、若嫁は隠居へ持って行ったようでした。親父も目を丸くして「始めて見た」と驚いた様子でしたが、親父は早速手押し車を押して近所の雑貨屋さんへ牛肉を買いに行き、人参とジャガイモを入れて肉ジャガ風料理を作っていたようです。昼前に親父は自分で作った肉ジャガを、大盛りで一皿わが家へ持って来てくれました。95歳の親父が作った人参入りの肉ジャガは味付けといい出来栄えといい、これはもう最高の味でした。早速お昼ご飯のおかずにして妻と二人で美味しくいただきました。
それにしても何故こんな人参ができるのでしょう。砂地のような水はけの良い深い土壌でないとこんな人参は作ろうと思っても出来ません。私など細長く作ることが信条基本のゴボウでさえ、途中で枝分かれしたり、また鍬で掘っても途中で切れてしまうのです。多分この人参は機会掘りするのだろうと思いながら、わが家もあれからずっと、人参をふんだんに使った料理が食卓を賑わせてくれました。緑黄野菜の王様である人参はカボチャとともにカロチンを多く含んだ栄養満点の食べ物です。私も人参大好き人間なので時ならぬありがたいプレゼントで、2~3日は長生きするような気持ちになりました。そういえば前神さんがface bookで、この人参を持った写真を公開していたと、初めて気がつきました。
「何とまあ ゴボウのような 人参が 届きびっくり お裾分けする」
「人参と ジャガイモ肉で 肉じゃがを 親父作った 中々の味」
「人参は カロチン一杯 あるという ゆえに体に いいから食べる」
「人でない 何故に人参 いうのだろう 野菜の名前 誰がつけたか」