〇愛媛新聞20面で川口さん紹介記事
双海町には2年前、富田さんという地域おこし協力隊員がやって来られ活動していますが、今年から本多さんと川口さんも加わり、現在3人の地域おこし協力隊の隊員が3地区に配置されています。先発の富田さんが輝かしい活動をしているため、本多さんや川口さんもそれ相当の影響を受けているようです。地域づくりには「よそ者・若者・ばか者」という3つの人材が必要だといわれていますが、3人はよそ者として今のところ存分な働きをしてくれています。
一昨日愛媛新聞の20面にえひめ現場ルポ「時代を歩く」で、川口沙矢香さんの奮闘ぶりが新聞全紙を使って紹介されました。一面には目次欄の横に、「現場ルポ・地域おこし協力隊奮闘・20面」と、写真付きで次のようなリード文が載っていました。
「東京から伊予市双海地域に『地域おこし協力隊』として移り住んだ29歳の女性が、地域活性化に向けて住民と奮闘している。土にまみれて農業に精を出し、土砂降りの中でイベントの司会をこなすなど、若さを前向きな精神で地域に新たな風を吹き込んでいる。」
スクラップした新聞記事は大きいため、私のエプソンプリンターでは全てをスキャンできませんでしたが、中々読み応えのある記事でした。その記事のリード文に地域おこし協力隊についての紹介が次のように載っていました。
「総務省が2009年に制度化。地方自治体が1年以上3年以下で都市部住民を地域おこし協力隊員として委嘱し、過疎化や少子高齢化が進んでいる地域に移住してもらい、疲弊した地域の活性化を目指す。同省は活動費や報酬などを年間400万円を上限に支援する。隊員は09年度に全国で31自治体89人だったが、12年度には207自治体617人に増加、隊員の多くが、地域おこし支援や農林水産業に従事している。12年には協力隊を題材にしたテレビドラマも放映された。県内では現在、今治、伊予、西予、宇和島の4市と上島町で計27人が活動中、任期を終えて定住した人も6人いる」。
はてさてよそ者である地域おこし協力隊員が、地域の期待に応えて活動し地域を活性化できるか、また任期を終える3年後に定住できるか、かなりハードルは高いようです。長年地域づくりに関わっていますが、地域の活性化は生易しいものではないからです。1年目の目標、2年目の目標、3年目の目標を掲げて常に意識し、スキルをアップしていかなければ、3年はあっという間に終ってしまうのです。地域おこし協力隊員の力量も試されますが、逆に地域の力量もまた試されます。地域は得てして人の足を引っ張る人罪が多いようです。人在だけでなく人材や人財を人間力として活用し、足を引っ張るのではなく、手を引っ張れるような気風を持ちたいものです。私もその一助になりたいです。
「とりあえず よもくれ団子 作ろうと 活動一緒 取り組み奮闘」
「3年後 同じ市民に なれるかな? なれたらいいと 協力惜しまず」
「脱都会 田舎暮らしの 楽しさを よそ者視点 ばい菌撒いて」
「3年は あつという間に 過ぎて行く 試されている 吾ら力量」