〇ハモの骨切り講習の成果はまだまだ先のようです
先日愛媛新聞カルチャースクールの生徒さんたちを招いて、下灘コミセンの調理室をお借りし、若松下灘漁協組合長さんを講師に迎え、ハモの骨切り講習会をやりました。今までは誰に教えてもらうでもなく、親父のやっていたのを、見て見よう見真似でやっていたので、本格的なハモの調理は見るのは初めてとあって、組合長さんの見事な腕前に感心をしていて、記憶が薄れない近いうちに真似をして、練習しようと思っていましたが、肝心の暇とハモを手に入れることが出来ませんでした。
ところが昨日の夕方、親類の伯父さんからあがりのハモ(漁獲して船の水槽に泳がせるものの、水温が高く死んだもの)を取りに来いと連絡がありました。急いで軽四トラックで取りに出かけましたが、何とその量たるや沢山で、トロ箱二つもいただきました。ハモを貰って帰宅したのが午後6時でしたから、それから鱧を三枚に下ろすのに、何と3時間もかかってしまいました。氷に埋めているハモを捌くのは容易なことではありません。目釘を打ち、砥石で研ぎ澄ました包丁で捌いていくのですが、捌いても捌いても一向に片付きませんでした。
組合長さんは料理講習で腹開きをしていました。開いたハモの背びれを丁寧に取り除いていましたが、そんな丁寧な作業をしていたら深夜までかかるとあって、昨日も相変わらず自己流の背開きで作業を進めました。頭と内蔵と骨を取り除き、水洗いした身を一本一本骨切りするのですが、時間が進みにつれ手も少し疲労したのか骨が十分に切れなかったり、時には切り過ぎて短冊のようになって、〇□▲×+÷=と気分が滅入って、講習の成果を試すどころか投げ出したくなりました。
骨切りしたハモを行儀よくアルミパレットに並べ、途中友人宅にお裾分けで配ったこともあって、片付け終ったのは午後10時を回っていました。妻はタッパにラップをかけたり、ジップ袋に小分けをして冷凍保存していましたが、私の鱧料理の腕前は結局上がらず終いでした。この次は活き締めしたハモを素材に、近いうちにもう一度ハモ料理に挑戦しようと思っています。
今日は西予市明浜からピザ釜講習の一行が人間牧場へやって来ます。妻の提案でハモのスープを作りふる舞ってあげたいと思って、今朝から準備を進めています。今日も台風の行方を気にしながら暑い一日になりそうです。