○充実した一日でした
この3月末で農協を退職することが決まった清水塾頭を誘って昨日の午後、今治で開催されている「今治100年写真展」を見に行きました。年輪塾ネット会員の村上太さんが主宰するうずの鼻が、市内から発掘した古い写真をデータベース化して保存したり、写真展を開催したりしていますが、早いものでもう5回目を数えているのですから驚きです。途中で大西町に住む大河内結子さんを誘い、不案内な今治市内を彼女の先導を受け3人で会場となっている市立図書館へ行きました。大河内さんの顔で図書館長さんとも面談し、早速3階のロビーへ上がりました。狭いロビーの細長い通路の両側に写真が沢山展示されていましたが、一枚一枚に記されたショートなコメントを読みながら、納得しつつ今治の変遷を辿って行きました。
(写真展を企画した村上太さん)
そのうち主宰者である村上太さんが姿を見せ、彼の説明を聞きながら再度一巡しました。やはり写真展を主宰した人のレクチャーは格別で、今治の裏話を随分聞かせてもらいました。村上太さんは清水さんの仲立ちで私の名刺や夕日徒然草の印刷を手掛けてくれている人なので、格別な気持ちで私たちを出迎えてくれたようです。
ここでも今年輪塾が取り組んでいる二野宮金次郎銅像調査のことが話題となり、今治市内の小学校には渦潮電気の会長さんが二野宮金次郎の銅像がない学校全てに金次郎の銅像を寄付建立したという逸話を聞くことが出来、近々その人に会いたいという話も立ち話ながらすることが出来ました。
行く時は菊間、大西を経て海岸周りで行きましたが、帰りは玉川、奥道後経由の山周りを通ろうということになりました。ついでに鈍川の小学校にある文化庁の登録文化財になっている二宮金次郎の銅像を見るため、大河内さんを誘って出かけました。大河内さんは玉川出身とかでしたが、今では廃校となっているこの元小学校に二宮金次郎の銅像ががあることを知らなかった様子で、早速調査対象にして再度調査してもらうことにしました。
元小学校の運動場では沢山のお年寄りが、折からの北風にもめげず一生懸命グランドゴルフに講じていました。やがて私たちもあんな風になるのかなと笑いながら横目で見ながら、金次郎銅像の直ぐ横にあった乳出の大イチョウの垂れ下がったコブに触りながら楽しい下ネタ話に花を咲かせました。
大河内さんと現地で別れ、玉川町の森智子さん宅を訪ねました。森のともだち農園を開設している智子さんとはひょんなことで知り合い、また愛媛大学農学部社会人学び直し講座で受講していることもあって、人間牧場へも来ていただいているので、一度は表敬訪問がしたかったのです。
森さんのお宅は建設業を営んでいて龍岡寺の直ぐ傍にありました。立派な家に驚きながら農園事務所へ立ち寄ると森さんは東京へ表彰を受けに行っていてあいにく留守とのことでしたが、お父さんと色々な話をすることができました。まこもたけやブルーベリーについてひとしきり話に花を咲かせましたが、この親にしてこの子ありといった印象を強く持ちました。
写真展、二宮金次郎、森のともだち農園と訪問し、機能はとても充実した一日を、清水塾頭と道すがら積もる話や人生について話したことも大きな収穫でした。
「写真展 見に行くからと メール入れ 塾頭誘い 大風の中」
「それぞれの 写真に書いた コメントを 読んで納得 聞いて納得」
「文化庁 何故に有形 文化財 謎は深まる 調査を託し」
「この親に あの子納得 しつつ聞く まこもたけなる 珍味の話」