shin-1さんの日記

○勇気とやる気があればと言うけれど

 書斎の板壁にかかった月一めくりのカレンダーを見ながら、「2月も早半ばを過ぎたかと」日々の過ぎ去る早さに少々驚いています。歳をとると何となく一日が過ぎるのが遅いという人もいますが、私は日々の暮らしが充実しているのかやることが多いのか一日、一ヶ月があっという間に過ぎて行くような感じがするのです。

 その月一めくりのカレンダーの今月の言葉は、「『勇気』と『やる気』があれば道は開ける」です。この言葉を信じたいと、今年の春高校や大学を卒業し就職しようとしている若者は努力しているようですが、就職氷河期といわれる今年の就職戦線はことのほか厳しく、まだ3割強の若者の就職先が決まっていないのです。

 先日大学3回生の子どもを持つお母さんに会いました。この学生は面接入試という今流行の制度で愛媛大学法文学部へ入学しました。当時法文学部の非常勤講師をしていたこともあって、入学前からお母さんも息子さんもよく知っていますが、入学してからはまちづくりや青少年のボランティアに積極的に参加してくれ、親も私たち周囲も目を細めていましたが、早くも来年は4回生になるらしく、親としてはボランティア活動に熱中することも大事だが、そろそろ将来のことを考えて勉強や就活に力を入れて欲しいと思っているようです。前述のような就職戦線の厳しさを親は薄々感じていて、さもボランティア活動はもう二の次というような口調でした。

 当の本人は親の心子知らずというのでしょうかいたってクールで、何とかなるだろうと鷹を食っているよな雰囲気も見受けられるのです。人間には生き方を模索しなければならない時期というのがあります。中学校から高校へ、高校から大学へ、大学から社会人へと大体3つの関門があるようですが、高校や大学への進学は知能や偏差値によって選別されるため、どちらかというと行きたいより行ける学校が優先されるのです。勿論大学から社会人への関門もある意味知能や偏差値によって選抜されるのですが、ここでは大学の格という目に見えない越え難い壁もあるようです。

 彼のようにまちづくりやボランティアで学んだことは口で大切だと言いつつ余り役に立たないのがこの世の中の矛盾だと思うのです。


 彼はまちづくりやボランティアの現場でコミュニケーション能力など、大学では学べない様々なことを学んでいます。もし私が社長なら、もし私が採用担当者だったら、どんな立派な卒業証書を持っている人よりも、彼を選ぶでしょうが、世の中は残念ながらそんな風にはなっていないのです。50社も採用試験を受けてまだ内定をもらえない今の世の中は異常であり、採用試験というふるいに落とされた若者が、ニートやうつ病など様々な苦悩の中に否応なしに突き落とされているのです。それでも私たちや親は「「勇気ややる気があれば道は開ける」と、若者を励ます以外ないのでしょうか。かれは間もなく就活真っ只中に入ります。彼の社会で積んだ経歴が花開く人生であって欲しいと願っています。

  「五十社も 受けて落ちたる 若者に 勇気やる気と 言うは空しい」

  「ボランティア したいけれども 評価する 会社なくんば 誰もやらない」

  「もし俺が 社長だったら 面接で 彼を一番 採用したいと」

  「今年又 若者苦悩 多い春 花粉症病む 妻と同じ」

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○国立大洲青少年交流の家運営委員会

 昨日はあいにくというよりは、久しぶりのまとまった雨に内心ホッとしています。私たちの地方では、年末から殆ど雨らしい雨が降らっていなかったものですから、天の恵みと思ったものです。これまでだと雨が雪に変わり、積雪で高速道路が通行止めになったりしていましたが、今回の雨はどやら春待ち雨になったようです。

 でもこの雨を一番心配したのは九州宮崎の新燃岳周辺に住む人たちです。相次ぐ新燃岳の爆発で大きな被害を受けた高原町などの周辺市町では、雨が降る度に土石流の不安におののきながら暮らしているのです。昨日はまとまった雨が降るということで、周辺住民に避難が勧告され避難したようですが、幸いなことに大事には至らなかったようです。宮崎県では牛の口蹄疫、ニワトリのインフルエンザに続き、今回の新燃岳と相次ぐ被害に翻弄されて、甚大な被害に見舞われていますが、春待ち雨も一方では皆さんを苦しめる結果となっているようで、心よりお見舞い申し上げます。

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 昨日は国立大洲青少年交流の家の運営委員会があって、雨の中を出かけて行きました。道中見える葉を落としている沿道の木々も、雨の恵みで心なしか芽吹き前のような春の色に変わっているようでした。

 お昼ごはんを一緒に食べようと所長さんや次長さんからお誘いを受けていたので、12時少し前に到着しました。広島県神辺町の高校生がバス5台を連ねて研修にやって来ていたため、交流の家はこの時期としては大賑わいで、車も職員さんの誘導で裏の駐車場へ回しました。

 交流の家に長らく勤めている児玉室長さんが厳寒まで出迎えてくれました。児玉さんはこの春目出度く定年退職だそうで、交流の家の名物がまたひとつ消えるようで寂しく思いました。

 交流の家のレストランはバイキング方式で、豊富なメニューの中から自分の好みに合ったものを好きなだけ食べることが出来るのです。いつも欲を出して少々食べ過ぎるのですが、昨日もソバとカレーにおかずを、考えられないほど沢山、美味しく食べてしまいました。


 大洲市長さんやマスコミ関係者。大学関係者、近隣県関係者、PTAや学校関係者、青少年関係者、県市関係者など、運営委員に選ばれて方はどの人も立派な方々なのですが、長年運営委員をやっている古顔のよしみで運営委員会長に選任され、議長席に着きました。あらかじめ手元に送ってもらっていた膨大な資料に基づいて、1時間余り説明を受け、あとの一時間は意見を述べ合いました。

 青少年交流の家の所管は文部科学省ですが、政権交代による事業仕分けの洗礼を受け、民間委託などの方法が検討されているようですが、所長さん以下職員にとっては頭の上に置かれた重い重しを感じながら、利用者のことを考えなければならない苦難の日々が続いているようです。

 私は40年も前、国立大洲青少年交流の家の誘致にかかわった一人ですが、正直こんな田舎の特徴とてない施設が、ここまでやるかと思えるほど血汗滲むような努力をして大きな成果を出している姿に、深い敬意を払っています。

 事業仕分けの意味は分かりますが、地方を知らなさ過ぎる中央での決め事が余りにも多いため、大きな憤りを感じていることも事実です。一方では無駄だといい、一方では必要性を強要する姿は地方の意見を無視しているように見受けられるのです。利用率が全てではないと言いつつも、利用率を基準にしたがる文部科学省の行動も気になるところです。昔は金は出す、口は出さない、責任は取るというのが国県でしたが、今は金は出さない、口は出す、責任は取れと言うのですから、これ程いい加減な組織はないのです。今は組織をああでもないこうでもないといじくり過ぎて、虫の目的には方向を見つけにくくなっています。一方で地方が大事と言いつつ、一方で中央が支配するこんなやり方で青少年が育つ施設になるはずがないのです。

 まあ文句を言っても仕方がないので、稼働率57パーセントと全国でも上位にランクされているこの施設を、少しでもよくして行くために、今後も微力を捧げたいと思っています。


  「中央の 地方無視する やり方に 怒り心頭 声は届かず」

  「稼働率 基準したがる 中央に 言ってやりたい 一度見に来い」

  「四十年 時の流れを 感じつつ よくぞここまで バトン繋いで」

  「春近し 交流の家 上り坂 帰る時には 下りになりて」

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○ストーブと押入れの大掃除

 今年の寒さは半端ではなく、昨日の朝はよく晴れて無風状態だったため放射冷却現象でしょうか、無霜地帯といわれている私たちの町でもあちこちで真っ白い霜が降りました。昨日は月に一度の不燃物収集日だったので、缶やビン類などを幾種類にも分類して役場の裏の収集場所へ持って行きましたが、軽四トラックのフロントガラスは前が見ないほど白く凍って、ぬるま湯をかけ溶かしてから出かけました。

 私の家の上空は飛行機の通り道なのでしょうか、色々な飛行物体が遠く音を立てて飛んでいるのを時には夜まで見ることが出来るのです。昨日の朝は久しぶりに澄んだ青空に、筆で書いたような見事な白い飛行機雲を作りながら通り過ぎる姿を頭上に見ました。近くには松山空港、遠くには岩国の米軍基地があるからと想像しながら、白い雲の行方を少年のような気持ちで見ました。

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 昨日は年輪塾塾生第1号の浜田さんが人間牧場の掃除にやって来ました。浜田さんはこの春目出度く勤めていた会社を定年退職する予定ですが、今は会社の配慮で残っている有給休暇を使って骨を休めれるらしく、時々私のところを訪ねて来てくれるのです。

 浜田さんは奇特な方で、年に何回かは塾生第1号を自認して、人間牧場へ勤労奉仕にやって来ます。水平線の家のワックス掛けやトイレの掃除など、こまごました手の行き届かない場所の手入れなどを誠心誠意やってくれるのです。昨日は念願だったストーブの掃除とトイレ前の押入れの掃除をしてもらいました。ストーブはこの5年一度も本格的な掃除をしたことがなく気になっていましたが、濱田さんは作業着に着替えストーブの木灰をジューノでかき出してスモモの木の根元に肥料として施してくれました。

 押入れも色々な道具類を入れていますが、それらを全て外に出して整理整頓をしてくれました。押入れは高さが高いので2段に改造しようということになりました。早速収納していた梅酒などを取り出し空にしたので近々の材料となる分厚きベニヤを買い求めて切断し、算木を組んで改造したいと思っています。

 大掃除をしたストーブに火を入れ二人で背もたれ椅子に腰掛け、海を見ながらウトウトしながら人生を語り合いました。私にとってリタイア後の6年間はあっという間でした。浜田さんにとってもこれから始まるであろうリタイア後の人生は、楽しくも少し右肩下がりの人生になるはずですが、しっかりと目線を特に持って進化して行けば、人生の仕上げに相応しい日々が待っていることでしょう。期せずして清水塾頭も第二の人生のようで、私にとってはどんどん同じ境遇の仲間が増えてゆくようで、ワクワク・ドキドキしています。

 浜田さん、今日はありがとうございました。


  五年間 一度も掃除 しないまま 春を向かえた ストーブ掃除」

  「修行だと 掃除いそしむ 塾生の 真摯な姿 見習いたいと」

  「ストーブは どうしてエコと 尋ねられ しどろもどろで お茶を濁して」

  「ミツバチが 早くも巣箱 出入りして 春の訪れ 羽音で知らせ」

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○広島県から研修にやって来ました

 昨日は地域事務所に務める松本さんが、日体大在学中にラグビー部の先輩としてお世話になったという広島県熊野町に住む世木田さんたち商工会のメンバー10人余りが、双海町へ視察にやって来ました。熊野町といえば筆の町といわれるほど有名な町で、毎年京都清水寺で繰り広げられる漢字一文字を管長さんが書くイベントの筆も、この町で作られているそうです。

 私も熊野町の招きで何度か講演に行った町であり、その折お土産に貰った習字用の筆や妻の化粧用の筆類は今も大切に使っているのです。

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 商店街の活性化はどの町にとっても大きなテーマであり、とりわけ当事者を束ねる商工会では尻に火がついたような危機感を持っているものの、ご多聞に漏れず妙案は中々見つからないようです。実は私が連載記事を書いているえひめ地域政策研究センター発行の機関紙である「舞たうん」という雑誌の、次号のテーマが商店街であり、偶然にも前の日にその原稿を書き上げて送った矢先だったので、幾分かタイムリーな話が出来、とりわけ説明後の意見交換会やレストラン夕浜館での昼食会は大いに盛り上がりました。

 この日来られたメンバーはいずれも意識と知識の高い方ばかりであり、今後も松本さんつながりで、私的な交流を続けられそうな予感がしました。


 私の町もかつては小さいながら2つの商店街がありましたがいずれも消えてなくなり、今では買い物さえこと欠く惨憺たる有様です。当事者たる商店主の皆さんは時代の流れだと諦め、自分一代で商売を終えようとしているのです。また商店街を育成する商工会も隣の中山町と広域合併し、記帳指導などはするものの根本的な育成は出来ないとこれまた諦めているのです。

 思い返せば私が手掛けた道の駅シーサイドふたみを作る時、地元の商店街は死活問題だと大反対をしたものです。何とか説得しアンテナショップとして使って欲しいと頼み込み、商工会の出捐金まで出してもらいスタートしたのでした。

 今はそんな軋轢も何処へやら、とりわけ道の駅に商品を卸している海産物屋さんからはこれがなかったら危なかったと喜ばれているのです。商店を経営しながら商工会で各種イベントを楽しくやったあの人もこの人も既に他界したり老いていて、過ぎし昔を懐かしく思い出すのです。

 シャッター街と名前までついた日本全国の商店街は今後どうなって行くのか、私の知ったことではないと思えば思えるのですがやはり寂しく、願わくば地域の元気の源である商店街に活気を呼び戻したいと思っています。他力本願では出来ないこの難解な問題にどう立ち向かうのか、少しではなく多いに遅過ぎた感じを持ちながら熊野町の人たちと別れました。


  「先進地 どころか後進 地域だが 何故に人来る 不思議気がする」

  「視察でも 金を落として 帰るから 大事とばかり 丁寧対応」

  「何年か 前に貰った 化粧筆 お陰で妻は 品よく化粧」

  「二つとも 消えてなくした 商店街 再興なんて 夢のまた夢」 

 

 

 

 

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shin-1さんの日記

○絵本が好きな孫奏心

 一昨日、松山工業高校の学校評議委員会が終わってから帰る途中、急な思いつきで長男のマンションに立ち寄りました。長男は嫁と孫二人の4人家族ですが、間もなくこのマンションを引き払いわが家で同居する計画です。そもそものきっかけは孫希心が来年度保育園に上がるのをきっかけに、何処の保育所へ入れるか相談した結果、我が家の近くの上灘保育所へ入れることにしたのです。これから小学校、中学校と進む孫たちの将来のことを考えての決断だと思うのですが、長男の嫁もそれを承諾して最近は保育所を訪問したり説明会に出かけたりと準備に余念がないようです。

 急な私の訪問に昼寝から起きたばかりの孫たちは驚いた様子でしたが、私が行くと決まったように孫奏心は本棚から絵本を持って来て読んでくれとせがむのです。私の膝の上に乗って私の読む絵本をじっと聞き入る姿を見て、子どもにとって絵本とはどんな意味を持っているのだろうと思いました。

 先日ある雑誌で作家の柳田邦男さんが、「絵本という表現は実は子どもだけのものではなく、年齢や世代を超えて共有できるものだ。機智、悲しみ、別れ、思いやり、心のつながり、支えあいなど、人間として生きる上での大事なものを深く考えさせられる。お説教や道徳教育の類のものではない」と述べています。

 まだ1歳の孫奏心にとって私たち大人の言葉はまだはっきりと理解は出来ていません。でも膝の上で私の読み語る声をじっと聞き入る姿を見て、柳田邦男さんの言うように私たち大人も、もっと絵本を読んだり読み聞かせることが大事だと思いました。

 私は子どもが小さい頃、誕生日や子どもの日、クリスマスなどのプレゼントは本と決めていました。子どもたちにとっては他所の子どものようにゲームや遊び道具が欲しかったと、今になって述懐していますが、今思えば私は私として正しい判断だったように思うのです。

 4人の子どもたちは決して優秀でもなく、親を足して2で割ったようなごく普通の子どもに育ち普通の社会人になりましたが、親を大事にしたり兄弟が仲良くしたり、近所の人に挨拶するごく普通の当たり前のことが出来る人間に育っていることを嬉しく思うのです。私が与えた本類が全てだったとは思いませんが、少なくとも幼児の頃に絵本を沢山読んで聞かせたことは良かったのではと思い、息子の嫁にも絵本を読んで聞かせるように言っているのです。月に一度くらいはノーテレビの日を設け、家族で読書をする日があってもいいのではないかと思っています。

 そうだ、今年の孫奏心の誕生日には絵本を買ってプレゼントしてやろう。そう思いました。


  「この本を 読んで欲しいと 膝に乗る 孫と二人で 絵本読み入る」

  「絵本には 不思議な魅力 潜んでる 目と耳入る 豊か情操」

  「誕生日 本しか買わぬ 親父見て 子らは不満 言いつつ育つ」

  「優秀な 子ども育てる ことよりも 普通の人に 育てと願う」

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shin-1さんの日記

○散髪屋で男前を上げた私


 知らぬ間に少し頭の髪が伸びたようなので

 昨日男前を上げるため馴染みの散髪屋へ行った 

 散髪屋の入り口には赤と青の広告塔がぐるぐる回っていた

 中に入ると大将と女将さんが愛想の良い声で迎えてくれた

 外は寒いのに店の中は暖房が効いてまるで春のような暖かさだ

 「さあどうぞ」と誘われるままリグライニングの椅子に座った

 マントのようなナイロンを体全体にかけてくれた

 いきなり女将さんが熱い蒸しタオルで頭を拭いてくれた

 間髪を入れず大将がバリカンで襟足付近を刈り取ってゆく

 そのうち鈍いバリカンの音が止みハサミの軽やかな音に変わった

 長く伸びていた髪の毛は容赦なく刈り取られて肩や床へと落ちてゆく

 落ちた髪の毛には幾分か白髪が混じっていた

 

 「今年は寒いですねえ」と大将が声をかけ私との会話が始まる

 正面の鏡に写っている自分の変わらない顔を見る

 いつの間にか顔のしわが多くなったような気がする

 そっと顔を動かしてみるが頭の天辺はまだ禿げてはいない

 変わり行く自分の頭の姿を20分余りも飽きもせず見ていた

 やがて頭の刈り取りは終り襟足に生ぬるシェーブが塗られた

 大将に変わって女将さんがカミソリで剃って行く

 やがてリグライニングシートが倒され私の体が仰向けになった


 シェーブを塗った顔に蒸しタオルがかけられた

 気持ちが良くてまるで夢を見ているようだった

 一瞬私は眠ってしまったようだ

 蒸しタオルがはがされ正気に戻った

 顔を剃り終わるとシートは元に戻された

 頭を洗いますね」と女将さんが防水シートをかけてくれた

 シャンプーをつけ手でゴシゴシ洗い

 仕上げにミントの利いた整髪トニックをかけられた

 やがて約50分の散発は終わった

 50分前とは見違えるような男前になった

 鏡に写った自分の顔に満足し3600円を払った

 高いとも思うがこれで1ヶ月持つのだから安いとも思った

 また来月のこの時期に散髪屋へ行く予定だ

 その頃には春が来て温かくなっていることだろう

 大将の飼っているウグイスが店の奥で鳴いている

 男前をあげた私はさっそうと引き上げた

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  「月イチで 通う馴染みの 散髪屋 男前料 3400円」

  「少しだけ 白髪増えたが 天辺は 禿げることなく この日を迎え」

  「髪切って 寒さ身に染む 街中を 何処か浮き浮き しながら歩く」

  「来月も 再来月もと 行く予定 立てる馴染みの 散髪屋さん」 

 

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○今年の冬は寒いねえ

 「今年の冬は寒いねえ」と、近所の人に会う度に寒さを褒めるというより嘆きの言葉をよく耳にします。昨年末でお店を閉めた地元のガソリンスタンドの影響を受けて、冬暖房や灯油ボイラー用の灯油はわざわざ伊予市まで買いに出かけなければならなくなってしまったのです。わが家も居間、台所、書斎にそれぞれ灯油ストーブが入り、風呂も灯油ボイラーのため、今年の冬は月に2度もポリタンクを6缶軽四トラックに積み込んで伊予農協のセルフスタンドまで買いに行くのです。空のポリタンクは降ろさなくとも給油できるため助かるのですが、持ち帰って車庫の置き場へ入れるには18~20リッターの容器は重くて、腕と腰に負担がかかるのです。

 昨日は松山工業高校の学校評価委員会があって出かけた帰り、ついでに灯油を入れることにしました。私と同じような人が沢山いるもので、5~6人が順番を待つほど盛況でした。昨日は日中の最高気温が5度を下回る寒い一日で、灯油を入れる手はかじかんで寒さを実感しました。

 伊予インターから西の大洲方面は雪で高速道路も通行止めのようで、インター入り口では係りの人が通行止めを知らせるために立っていました。ふと心配が頭を過ぎりました。このところ南予地方は雪の降る日が多く、積雪のため高速道路は再三再四通行止めになるのです。伊予インターから西が無料区間になってからは、無料だから仕方がないと言わんばかりに除雪が長引くようです。

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 私も仕事柄高速道路をよく利用しますが、この週末も広島三次方面に車で出張する予定を立てているのですが、この分だとひょっとしたら間に合わないかも知れないのです。伊予インター~今治~しまなみ海道~広島は何とかなりそうですが、明くる日の広島~三次ははてさてどうなることやら・・・・。先日は雪の島根行きは途中の世羅まで友人の松島さんに送迎してもらいどうにかなりましたが、はてさてどうするか、思案するだけでまだ何ともいえない状態です。

 昨日は明神山も牛の峰山も真っ白に雪化粧していました。高速道路と犬寄せ付近の積雪でチェーン規制のため、バスやトラックなどは迂回路となる378号線へなだれ込んで、かなり混雑していました。前を走る大分県のバスも向原から迂回してわが軽四トラックの前を走り、シーサイド公園でトイレ休憩をしていました。雪の混乱は当分続きそうです。これもラニーニャ現象の影響でしょうか。

  「軽四に ポリタン積んで 灯油買い 暖房費用 かさむこの冬」

  「最高の 気温五度以下 寒過ぎる まるで列島 冷蔵庫のよう」

  「雪積もる 道を迂回の 人車 活況ですが 小便のみで」

  「立春を 過ぎても春は 遠からじ 老いに堪える 今年の寒さ」

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○伊予インター入り口の看板

 私は双海町役場で長い間まちづくりを担当していたこともあって、町を売り込む仕事に心血を注いできました。金がなかったら智恵を出せとばかりに新聞やテレビなどのマスコミをタダで使い、随分いい効果を出させてもらいました。しかし最近は情報伝達手段がこうした従来のアナログからデジタルに変わり、私の知らない手法で情報が伝達されるようになって来たのです。でも世の中はアナログにせよデジタルにせよ完璧な手法ではなく、どちらも長所や欠点があるものだとしみじみ思うのです。

 私の手掛けた看板はシーサイド公園内のサイン類のほか、高野川の入り口の看板、向原の駅付近にある看板、下灘の観光協会の看板などがありますが、いずれも何度かペンティングのお色直しがされ現役として活躍しているのです。看板は一目瞭然視覚に入るような場所に、一目瞭然で意味が通じるよう工夫を凝らせいていますが、看板の乱立は余程注意しないと景観を損なう危険性があるのです。最近は看板条例などで看板を規制する自治体もあるようですが、これからの真t作りにとって景観は重要な意味を持っているのです。

 昨日松山からの帰りに伊予インターの入り口でふたみシーサイド公園の看板を見つけました。高速道路の入り口の交差点なので余程注意をしないとこの看板の存在には気がつかないし、他の看板と一緒に建っているため見落としそうです。それでも欲なもので、シーサイドの看板が一番美しく見えるのです。看板にプリントされている写真は、かつて私が現役の頃始めた夕日夕焼けフォトコンテストで最優秀賞を獲得した恋人岬の情景で、私が長い間名刺に使っていたものなのです。

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 高速道路無料化実験の恩恵を受け、伊予インター~松山インター間は良く利用しますが、伊予インターの信号が長くなり、インターから降りた車は真正面にこの看板を見ることになるのですが、残念ながら右折車が多く信号が赤でも左折可の青矢印寝具が出るし、街路樹が邪魔をして見えにくい欠点がありますが、それでも看板として12文に効果を出しているようです。この看板の敷地料と使用料は一体幾らなのか、気になるところです。投資に見合った効果があれば看板は安いものでしょうが、まばたきする間に通り過ぎる看板の効果を求めることも大事ですが、やはり人を呼び込むには物語りや本物、それに人が大事だと思うのです。


  「看板を 目敏く見つけ 車内から 信号待ちの 時間に一枚」

  「看板は 看板倒れと ならぬよう 努力おさおさ 怠りなきよう」

  「看板も 乱立すると 見苦しい 規制かけれる 景観意識」

  「景観は 五感磨きを しなかれば 気付くどころか 景観壊す」

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○盆梅の花の香り芳しく

 わが家には親父が丹精を込めて作っている盆栽の白梅が3つあります。いずれも季節の巡りを察知してか、その梅の花が咲き始め、芳しい匂いを漂わせています。梅は桜のような派手やかさはありませんし、咲く時期も寒い早春なので私たちも何気なく咲いて何気なく散って行く梅の花を楽しむことも殆どないのですが、リタイアして少し時間的余裕が出来たのか、梅の花を私一人が独占して毎日愛でているのです。

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 大元は親類から貰った写真の箱庭は、親父の手によって見事に修復され五葉の松と白梅が程よく植えられ、小さいながら見事な景観を演出してくれています。特に白梅の咲くこの時期が一番で、御影石の切石の白さと、隠居の焼き杉の黒い外壁、そして格子戸窓が見事にマッチして、これぞ日本の美だと勝手に思っているのです。隠居の入り口にもう一つ親父の作った箱庭があります。このミニチュアにも同じように梅が植えられ、隣の鉢植えと一緒に咲き始めました。

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 こんな小さな梅の木なのに、昨日はメジロかウグイスか分かりませんが、綺麗な抹茶色した小鳥がやって来て、花の蜜を吸っていました。ふと子どものころに遊んだ花札の一枚を思い出しました。松と梅と桜の短冊や梅の花の4枚などは懐かしい正月遊びの思い出です。野球賭博や八百長で大相撲が大変なことになっていますが、ちょっと雅な花札遊びの世界は楽しいものなのです。梅にウグイスをこの花札の一枚から連想することしか出来ない私も相当野暮な男のようです。

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 春はもうそこまで来ています。寒風に晒されている人間牧場の梅林の蕾はまだ固いようですが、メジロやウグイスは春が待ちきれないのか盛んに梅林を飛び交って、春の来るのを待っているようです。さあ私の農作業も本格的に始めなければなりません。コンニャク畑の草引き、栗の木の接木、ミツバチ巣箱の掃除、杉垣の剪定など、遅れている農作業の数々が私の心をせかせているようです。

  「盆栽の 梅の花咲く 庭に出て 鼻を近づけ 華の香愛でる」

  「梅の花 思い出すのに 花札を 連想俺も 野暮な男だ」

  「懐かしき 花札遊び 今にして 思えば賭博 入り口でした」

  「梅林を 忙し飛び交う メジロたち 鼻の咲くのが 待ち遠しくて」

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○春のひして(一日)西

 私たちが住む瀬戸内海沿岸は地中海気候と同じだといわれ、雪がたまに降っても積もることは殆どなく、比較的穏やかで住み易い地域だといわれています。四国山脈を背中にしているため台風銀座の九州・四国でも台風は左右や頭の上を取り越すので、自然災害も少ないのです。

 しかし同じ瀬戸内海でも伊予灘は外洋性が強く、玄界灘の風が関門海峡を通って周防灘に吹き込み、伊予灘で増幅する冬の季節風は格別強く、この風からみかんの木を守る防風垣が段々畑には植えられているのです。


 その強い季節風も立春や節分、それに伊予路に春を呼ぶという椿祭りが終わると、次第に弱くなって春へと向かうのですが、今年の冬の寒さは尋常ではなく、桶の水が凍るほどの寒さや、霊峰牛の峰山に積もった白い雪がいつまでも消えない厳しい冷え込みで、春はもう少し先のようだと実感するのです。

 それでも立春が過ぎて幾分か平常に気温が戻って、いよいよ春だと思っていた矢先の一昨日、四国沖を通過した低気圧の影響で西高東低の冬型の気圧配置が強まり、今まで経験したこともないような大風が吹き荒れました。

 天地を動かすような大風は風速20メートルを越えたのではないかと思われるほど強く、海の波はまるで太平洋の荒波のように容赦なく打ちつけ、白波は海岸国道へシャワーのように降り注ぐのです。私がいつも愛読している黒住のみっちゃんブログにもその模様が克明に紹介されていました。みっちゃんは所用でこの海岸線を通って大洲市八多喜まで往復したそうですが、その時の海の荒れ模様を下記の写真で紹介しいてました。車の中から撮影した下灘付近でしょうがとてもリアルな写真でした。

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 しかし昔漁師をしていた親父が「春のひして(一日)西」と言っていたように、あれほど強い北西の季節風もたった一日でピタリと止んで、昨日は寒い一日ながら穏やかな日和となったのです。昔の人はよく言ったものだと感心しましたが、冬から春へと季節の変わり目なのか、早くも今日から雨や雪が降るそうです。宮崎と鹿児島の県境に位置する新燃岳では火山の爆発に伴う土石流が心配され、避難の準備をしているようです。

 私も昨日は午前中家の横の家庭菜園に耕運機を入れてジャガイモを植えるための中耕作業を行いました。椿さんも終わったのでそろそろジャガイモの植え付けをしなければなりません。男爵5キロ、メークイン3キロ、キタアカリ3キロを植える計画で種芋も確保しました。今週中には植えたいと思っています。

 

  「かんしゃくを 起こしたように 吹く風に 恐れおののき 親父炬燵で」

  「塩水の シャワーの中を 走ったと 友のブログに 写真掲載」

  「ひして(一日)西 親父の言葉 そのままに 明くる日ピタリ 風止み感心」

  「春近し 予感するよな 風が吹く 自然は凄い エネルギー持つ」

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