shin-1さんの日記

○今日は川西コミュニティセンターで落伍をやりました

 昨日に続いて今日は広島県三次市で講演が予定されているため、朝9時前にホテルを出ました。平田農園の会長さんの話だと高速道路を使っても1時間30分、福永館長さんの話だと地道を走っても同じくらいといわれていたので、あまのじゃくな心が頭を持ち上げ、地道を安芸高田市経由で走ることにしました。カーナビは偉いもので目的地出る川西コミュニティセンターの電話番号を入力すれば検索して、距離数と到着時刻を粗方逆算して表示してくれるのです。

 今日の広島県地方はすこぶる天気もよく、そのため放射冷却現象の影響で沿線は一面真っ白い霜に覆われていました。沿線の所々に建つ電磁たる温度表示も軒並み0度以下で、一番冷え込んだ地域ではマイナス3度を表示していました。また安芸高田辺りは視界をさえぎるほど白い霧が一面に立ち込めていました。カーナビの指示するままに走り、センターへは11時前に到着しました。福永館長さんと連れ添って平田農園へ昼食に出かけました。この日は好天なので気の早い観光客が春を待ちきれないようにやって来て、ピザ窯でピザづくり体験をしていました。私と館長さんは座敷に上がらせてもらい、掘りごたつの中に足を突っ込んで地産池消の美味しい食事をいただきました。とても美味しかったです。


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 館長さんとのんびりゆったり、農業問題について話しました。館長さんは農業法人のお世話を長年やっているので、これまでのどの館長さんよりも農業に詳しく、農業のことを熱っぽく話す姿は自信に満ち溢れていました。

 即時が終わって引き返し準備に取り掛かりました。この地区へは昨年も講演に来ていて、今回は2度目のリクエストなのです。そのため今日は館長さんの許しを得て「落伍」形式にすることにしました。館長さんは運営委員さんと既に準備を終えられていて、2階には畳を5枚も積み重ねた立派な高座が出来上がっていました。私も持参のめくりや古道具を順序良く並べて準備をしました。


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 やがて座布団を敷いた会場もほぼ満員になったので、私は背広を縫いで三崎町の塩崎さんに貰った裂き織のはんてんに着替え、講座に上がって思いつくままに話を約90分楽しくさせてもらいました。思い起こせば昨年川西コミュニティセンターを訪れたのは春まだ浅い1月30日でした。今年も道の沿線には残雪が残っている2月19日です。参加していたのは昨年も来てくれた人が殆どなのです。いくら覚え情が悪いといっても同じ話も出来ず、まあ今日は楽しい話に終始しましたが、皆さん大きな口を開けて笑ってくれホッとしました。

 ギノー味噌さんからいただいた味噌を幾つかネタにしながら配って大層喜ばれました。


  「久方に 落伍独演 悦に入る みんな笑って 元気裾分け」

  「よかったと 声をかけつつ 帰る人 どうぞ元気で 私も返す」

  「会場に 畳五枚を 積み重ね その上座り 落伍演じる」

  「八つぁんや 熊さん出ない 落伍だが 現代風で いいと評判」

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○一泊二日の広島への講演小旅行

 広島県はお隣の県でありながら、瀬戸内海を挟んだ対岸にあるために、しまなみ海道が架かっているとはいえ、山口県や大分県と並んでやはり近くて遠い地域です。今回は観光カリスマで知られる平田観光農園会長さんのお声がかりで、昨日の夕方5時から広島県庁内で講演をするため出かけました。はるばる島根県隠岐の島西の島町から親友角市さんのご縁で、人間牧場へ研修にやって来た南さんを午後から松本さんに任せての旅だったため、多少後ろ髪を惹かれる思いでした。

 12時きっかりに自宅を出て伊予インター~小松インター~しまなみ海道~福山インター~広島インターと乗り継いで、午後4時頃みづま工房の福田さんと打ち合わせしていた広島県庁前のリーガロイヤルホテルの地下駐車場へ車を止めへチェックインしました。身支度を整え早速迎えに来てもらった伊藤さんの案内で、県庁4階へ上がりました。ものづくり研修会は既に始まっていて、10人余りの人たちが熱心にパワーポイントを見ながら議論をしていました。

 私の話は午後5時から90分の予定で始まりました。平田さんや福田さん以外の方は知らない人でしたが、まあ気持ちよく話させてもらいました。質疑応答もそこそこに近くの居酒屋へ行き食談会です。研修会に参加していた殆どの人が参加していたため、楽しい語らいは3時間近く続きました。酒も飲まないのにウーロン茶を3杯もお替りしてしまいました。

 私の話の面白さの秘訣について色々聞かれたため、木になるカバンの中に入れていた夕日徒然草の地の書・水の書・火の書を取り出して説明したところ、全員が3冊を買ってくれるというのです。あいにく自著本の持ち合わせがないため送ることにしましたが、近頃すっかり忘れていた自著本が久方ぶりに、しかも33冊も前金で売れるとは考えてもいなかったため、いい交流会となりました。

 食談会を終り私は一人で電車通りまで歩き、紙屋町の地下街を通ってホテルまで帰りました。最近は広島は泊まることが少なく、通過する街となってしまいました。また普通は高速船で宇品に着くため、車での乗り入れは10年ぶりではないかと思うのです。カーナビのお陰で迷うこともなく一発でホテルへ到着し、素敵なホテルで久しぶりに一人ゆっくりとくつろぐことが出来ました。

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 福田さんが手配をしてくれたリーガロイヤルホテルの18回の部屋はとても豪華で、窓から夕方は夕日に映える広島城やお堀が、夜は周辺のライトアップが綺麗に見えました。私は家にいる時は用事がなければもっぱら書斎で過ごします。そこにはパソコンがあるので何かにつけてパソコンと向かい合っています。しかしホテルの部屋にはインタネットの接続コードが用意されていても肝心なパソコンを持ち込まないため、テレビを見たり本を読んだりしながら12時過ぎまでのんびりしました。妻から夜電話定時連絡があって3~4件の報告を受けました。早速今朝ホテルを発つ前に相手に電話を入れ、何とか旅先での連絡を終え、身支度を整えて9時前にホテルをチェックアウトしました。


  「この歳で 高速道路を ひた走る 移動の距離数 見ては驚く」

  「広島は 来る度街が 変化して 戦災の傷 見る影もなく」

  「常一も 驚くほどの 移動距離 車あるから 高速あるから」

  「ホテルから 窓越し見える 広島城 辺り景観 ご立派立派」

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