○五行歌一月歌会
毎月一回送り、送られてくる歌会の様子が、今月も主宰する見山あつこさんから届きました。いつもながら美しいペン字で女性らしい気配りの添え書きにワクワクしています。今月の出席歌一席はむる子さんの次の歌でした。
樹齢を重ねた柊の葉は
棘がなくなり丸くなる
それでも
花は馥郁として香る
そんな人に私もなりたい
ちなみに欠席歌の一席は吉岡健児さんの次の歌でした
折れさうな心に
よく効く薬は
飲んではいけません
耳を澄ませて
聞くのです
ちなみに私の歌は堂々の四席で次の歌です。
暑い時には冬がいい
寒い時には夏がいい
春秋だけが丁度いい
金があったらそんなとこ
探して暮らしをしてみたい
講評では「☆本音トークが作者の持ち味。加齢もあって暑さ寒さが体にこたえるようになった世代には共感の一首。夏は北国で、冬は南国等と考えていたら「フーテンの寅さん」を思い出しました。さあ、理想の暮らしを実現するために「宝くじ」を買いましょうか。」と添え書きがありました。まるで私の心を読んでいるようでした。
五行歌を始めて半年余り、少しだけ明かり、でもいっぱい暗闇です。これからも修行したいものです。
「半年が 過ぎたが未だ 体たらく 才能なきを 悟り諦め」
「五行歌も やればやるほど 奥深く 明かりも見えず 暗闇ばかり」
「一席の 歌なるほどと 納得す 四席これも まあまあ納得」
「さて次は 思い浮かばぬ 浅智恵を 練り練り一句 駄作が出来た」