○正月三が日も無事終わる
正月三が日も無事終り、刑していた子どもたちや孫たちも引き上げて、昨晩は久しぶりに妻と二人だけの静かな夜を迎えました。殊勝にも年末年始の忙しさで肩が凝ったという妻の肩を少しだけ揉んでやりました。私も日ごろとは波長の違う孫たちの甲高い泣き笑いの声が頭に響き、多少疲れ気味だし、おせちや雑煮などご馳走ばかりを食べて過ごしたため、多少不食欲気味なようなので、裏山を歩く少し強めのトレーニングを再会しました。
昨日の夕方妹夫婦が正月のあいさつにやって来て、これも一段落したので姪が持って来てくれた養殖ヒラメを刺身用に料理しました。妻はヒラメと残っていたブリの刺身を使って私のリクエストに応え握り寿司を作ってくれました。普通は台所で食事をするのですが、おせち料理が並ぶ年末年始だけは居間でテレビを見ながら食事をするのですが、昨晩は二人だけの寿司パーティとなりました。ネタがいいので回転寿司など問題にならないほどの味にすっかり満足し、お陰様で満腹となって元の木阿弥でしたが、正月を締めくくる料理としては最高でした。
私はおせち料理の中で一番好きなのは田作りです。田作りイワシをフライパンで少し炒り、ゴボウと一緒に煮込むのです。鷹の爪を入れてピリッとした感触の田作りはとても美味しく三ヶ日の三度三度の食事の度に味わうのです。数の子や蒲鉾や豆類、刺身などのような少し高級感のする物に比べ田作りは庶民の味なため、家族の誰もが作った時は食べてもその後は殆ど箸をつけないため、今日あたり妻は炊き直して煮詰め、多分これから2~3日は田作りを食事の共にすることでしょう。
妻は明日から仕事です。サンデー毎日の私の予定は1月8日からスタートです。それまでのんびりと正月気分の余韻を味わう予定で、読む本も4~5冊机の上に用意しています。また新年早々少し長めの原稿も依頼されていて、これも急いで仕上げなければなりません。昨日大阪に帰省中の娘から、「明日帰る。仕事の都合で子どもを2日ほど預かって欲しい」と懇願されました。私は「うーん」と即答を避けましたが仕方がありません。また明日からは賑やかな孫と付き合えるのですから・・・。
「三が日 終りて時の 速さ知る 残り三百 六十二日か」
「田作りを 毎日食べて 過ごしたる 正月終り 未だ残りで」
「ご馳走は 俺にゃ似合わぬ 麦ご飯 炊いて欲しいと 妻に懇願」
「久方に 妻の握りで 寿司パーティ ヒラメとブリは とても美味しく」