shin-1さんの日記

○送られてきたどっさりのコミック本

 一昨日外出先から夜遅く帰ると、書籍と思しき一個の宅配便がわが家に届いていました。開けてビックリ玉手箱ではありませんが、開けてみると驚いたことに中からコミック本が6冊も出てきました。中に「若松進一様、先日は観光カリスマ塾でお世話になりましてありがとうございました。来年、双海町にあそびに行きたいと思いますので、よろしくお願い致します。御礼の品を同封しておりますので、ご笑納下さいませ。田原拝」と書いた走り書きのお便りが入っていました。

 そういえばと、先月11月18日~19日に広島県三次市で開かれた観光カリスマ塾でいただいた名刺を繰ってみました。その中から見覚えのあるいただいた一枚の名刺が出てきました。選挙の時に使うような志と書いたタスキをかけた自画像イラストは、名刺交換の時目には留まって覚えていましたが、矢継ぎ早の出会いだったため裏までは残念ながら覚えていませんでした。

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(田原実さんの名刺の表)

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(田原実さんの名刺の裏には送られてきたコミック本の宣伝がありました)

 漫画を使った地域づくりはこれまでにも色々な場所で見聞きしていましたが、いやあ世の中には面白い人がいるものです。田原さんはコミック本の裏表紙によると、1965年広島県広島市生まれ。関東学院大学経済学部経営学科卒業。平成4年に株式会社インフィニティ代表取締役に就任。志の確立と実現を通じた企業の経営革新に取り組んでいると書いていました。一度お会いして今度はじっくりお話を聞きたいと思いました。

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(送られてきたコミック本)



  「世の中は 面白き人 いるものだ 漫画の作者 漫画どっさり」

  「気にもせず 名刺交換 していたが 改め見入る 名刺一枚」

  「志 確立会社 よう分からん これで飯喰う 凄いもんだな」

  「幸せ菌 蔓延すると 書いてある 俺も似たよな 味噌菌CM」

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shin-1さんの日記

○恋人の聖地

 人間とは欲なもので、松山から宇和までの高速道路が無料化実験区間になると、通行料金が必要だったこれまでは、地道の56号線を通っていた車が一斉に高速道路を走り始め、今では「これが田舎の高速道路?」と見まがうほどな交通量があるようです。

 かくいう私でさえ目と鼻の先の松山へ行くのに時たま高速道路を使い、「高速道路の無料化は反対で、利用者が負担するのが本来の姿だ」などと思いつつ、その恩恵を甘んじて受けているのです。

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 昨日は来週から始まる大学の集中講義の打ち合わせのために、松山市の郊外樽味にある愛媛大学農学部へ出かけましたが、折角だからとちゃっかり高速道路を利用しました。9時過ぎに自宅を出て市役所支所で雑談をしてから出たのに、打ち合わせが終わって自宅へ帰ったのは昼前でしたから、いやはや高速道路の便利さは大したものです。一昨日は愛南への往復に大洲~宇和、宇和~伊予市も利用していて、大洲~双海までは高速道路も地道も時間的にはそんなに変わらないものの、「えっ、早帰ったの?」と驚くほどの早さでした。

 昨日は仕事も一段落したので帰りに伊予灘サービスエリアに立ち寄りました。伊予インターを利用する私としては、伊予灘サービスエリアは余りにも近過ぎてトイレも買い物も必要でないため殆ど利用しませんが、ふたみシーサイド公園とともに「恋人の聖地百選」に選ばれていることもあって、一度は訪ねたいと思っていたのです。

 伊予灘サービスエリアからは伊予市、松前町、松山市の市街が一望できます。加えて沖合いには瀬戸内の海が開け、眺望は素晴らしいものです。お目当ての恋人の聖地を示す石造モニュメントは、敷地内の隅に設置していました。

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 先んじて私のアイディアで造ったシーサイド公園の記念モニュメントとは随分趣が違っていましたが、付近の金網には若者たちが流行にあやかって吊るした愛の鍵が幾つもぶら下がっていました。少し美観を損ねる感じもありますが、若者たちが愛を語ったり夢を見たりするために立ち寄ることはいいことなので、写真に収めて帰りました。サービスエリアは休憩機能や情報機能としてドライバーに利用されますが、物が売れなければゴミとトイレの掃除にかかる費用を捻出することは出来ないので、あの手この手を使っているようでした。

 恋人の聖地に選ばれているシーサイド公園も間もなくサンセットロマンチッククリスマスが始まり、海辺の公園はイルミネーションで美しく飾られることでしょうが、恋人岬のモニュメントも今は年中発光ダイオードの七色の光が夕日のミュージアム屋上から照射されて、夜を演出しています。先日伊予市広報の表紙で紹介されたダルマの夕日もいよいよ最も西よりのコースを通る冬至の頃を迎え、西の端に沈んで、少々見栄えの悪い時期となりますが、その分夜のイルミネーションがカバーしてくれることでしょう。

  「伊予灘と いう名のサービス エリアにて 恋人聖地 石造写す」

  「若者の 夢を吊るした 鍵無数 破れぬように 結ばれるよう」

  「一日で 今日から師走 音楽も ジングルベルに 早くも変わり」

  「見晴らしは ドライバーには 無縁にて トイレ終われば そそくさ去りて」

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shin-1さんの日記

○人の来ない寂しい公園

 昨日久しぶりに宇和島市を越え、愛南町へ出かけました。高速道路は西予市までですが、宇和島市から旧津島町まで宇和島道路という高速道路並みの道が開通していて、愛南町は随分近くになりましたが、それでも旧津島町からは国道5号線なので少し時間がかかり、愛媛県の広さを実感しました。

 少し早めに着いたので会場となっているサンパークホテルの後ろに整備されている松軒山公園に登りました。晩秋とも初冬ともいえる穏やかな天気でしたが、公園内には樹木の手入れをする作業員以外は人一人見えない状態でした。愛媛県が南予振興の切り札として大きな投資をした南レク事業も、県都から遠いことと、ハードに依存してソフトが追いつかなかったのか、こんな素敵な講演なのに、訪れる人も殆どいないのです。

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 公園内には冬至愛媛県が威信をかけて作っただけあって、随所に見るべき施設があって、この公園が私の町にあったらどんなにか活かせるのにと思いました。出来てから長い年月が経っているため、地元の人にさえ忘れられたような存在ですから、情報発信もままならないようです。

 この公園にはかなり多くの梅の木が植えられていて、梅の名所になるはずなのですが、その梅の木も手入れが行き届かなく、端々は見捨てられつつあるような感じがしました。梅は月ころの寒い時期に咲きます。ゆえに集客は今一だし、桜に比べ地味な花なので集客には繋がりにくいものの、梅には実がなるためもっと生かせるはずなのです。梅干や梅ドレッシング、梅酒などこれ程大量の梅の木ですから、生かそうと思えばアイディアはどんどん出てくるはずなのです。


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 松軒山からは穏やかな御荘湾が一望できます。かつては海の上をゴンドラに乗って高さ107メートルの宇和海展望タワーまで行ったり、旧日本海軍局地戦闘機紫電改を見学していましたが、その話題も遠い昔のように感じられるのです。

 ホテルサンパールや夏に賑わうジャンボプールなど、至れり尽くせりのレクリェーション施設があるようです。

 ここから足を延ばせば足摺・宇和海国定公園の各地へ行けるので、来年の春は是非とも皆さんをお連れしたいと思いました。


  「遠いから 人が来ぬのか 知恵なさか 勿体ないと 思いつ巡る」

  「県都から 僅かな時間 足伸ばす そんな魅力を 誰が発信」

  「梅の木は 花も実もある 活かせると ついつい知恵を 出す癖あって」

  「この道の 向こうに幾つ 夢がある 人は誰しも それを求める」


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○愛南漁協JF共催推進大会の記念講演に招かれて

 私と海のかかわりを知らない人は、「えっ、何で漁協の記念講演に?」と思うでしょう。多分私の発想の原点は、以下の私の生い立ちから生まれているような気がするのです。

 ①下灘という漁村に生まれ海を見て育った。

 ②生まれた家の家業が漁業で両親が漁師だった。

 ③子どもの頃から漁師の長男として、将来は漁師になるという長男教育を受けた。

 ④小学5年生の時、「ジョン万次郎の生涯」という本を読み、大きくなったらアメリカに行くことを心に念じた。

 ⑤中学校を出ると宿命を運命に変えて宇和島水産高校に入学した。

 ⑥高校3年の時実習船愛媛丸で珊瑚海まで遠洋航海し地球が丸いことに気がついた。

 ⑦親父がガンで倒れ大学進学を断念し帰郷、その後家業を継いで7年間漁師をした。

 ⑧病気で転職し役場に35年間勤めたが、その間産業課で4年間水産行政を担当して荷捌き所、漁村センター

   などを手掛けた。

 ⑨念願叶い総理府派遣青年の船の班長として建国200年のアメリカやメキシコ、ハワイを歴訪して、世界地図

   の真ん中に日本がない世界地図を見た。

 ⑩海に沈む夕日をテーマにまちづくりを行いふたみシーサイド公園などを造り、漁協女性部の指導をした。

 ⑪海の見える標高130メートルの高台に人間牧場を造って活動している。

 ⑫愛媛海区漁業調整委員会委員として活動している。

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 これ以外の海との関係は割愛しますが、まあ指折り数えただけでも海との関係が深いことがよく分かるのです。まさにこれが私のフェースシートであり、これを語らずして若松進一を語ることは出来ないのです。ゆえに今でも全国の水産や漁業関係から講演のオファーがあるのです。

 昨日は漁業共済の加入促進に携わる人たちの集まりでしたので、そんな生い立ちを話しながら、漁業者がどう生きたらよいかをお話させてもらいました。お陰様ですこぶる盛況で、講演が終わってからの懇親会では沢山の方々と交流したり名刺交換をさせてもらいました。

 当日まで講演が終わると漁協が用意してくれた「青い国ホテル」へ宿泊するつもりでしたが、残念ながら今朝早く所用があって、懇親会を途中で抜け出し夜道を帰郷しました。


 嬉しいことに今朝早くメールを開くと参加者から「マーケティングやイノベーション」についての質問や、講演感想が届いていました。昨日の講演は一般向けの話なので詳しい話はしませんでしたが、参加者の中にかなりハイレベルな人がいたことは漁村の未来にとって嬉しいことでした。漁村を変えるのはまさにこのようなイノベーターなのです。愛媛大学の南予へのてこ入れで最近、愛南発の情報が随分発信され始めています。漁村の情報は農村に比べ遅くて少なくて古いようです。


  「水産の 講演何故と 思われる 指折り数え ためしてガッテン」

  「予約した ホテルキャンセル して帰る 妻も驚き 鍵を開けて」

  「水産は 未開の分野 多いゆえ これから先も 楽しみ多い」

  「愛南の 海山の幸 美味いねえ 舌鼓打ち 満腹食い逃げ」



 

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