shin-1さんの日記

○昼と夜を間違えるほどの深い眠り

 昨日の夕方、沢山出来た家庭菜園の野菜を漁協女性部の皆さんにお裾分けしてあげようと思い、大根を30本余り引き抜き、外の洗い場で綺麗に水洗いをしました。野菜は新鮮さや無農薬の安全性が好まれるので、泥つきも考えましたが、漁協女性部の方々は朝早くから夕方まで実演販売の店で働いているため、手間を省いてあげようと思ったのです。いでにカブやチンゲンサイも加えて二つのキャリーに一杯入れてシーサイド公園まで軽四トラックで運びました。シーサイド公園には野外の販売所があって野菜や果物などを売っているので、少々気が引けましたが車を出来るだけ遠い場所に駐車して運び込みました。

 女性部のおばちゃんたちは時ならぬ野菜のプレゼントに大層喜んで、お礼に煮干と鯛めし、加えて熱々のたこ焼きまでいただきました。そんなつもりで差し上げたのではありませんが、甘んじていただき自宅に帰ると、昨日は土曜日で少し早い時間ながら妻が仕事から帰って来ました。二人でコタツに入り熱々のたこ焼きを半分ずつお茶を飲みながら食べました。

 やがて私は背もたれ椅子に座ってテレビを見ながらついうとうとしてしまいました。「お父さんご飯ですよ」という妻の言葉にハッとして目が覚めました。外は真っ暗で時計は午後6時30分を回っていました。とっさに朝と夜を勘違いしてしまいました。

 私はコタツで座ったまま1時間30分も深い眠りについていたのです。妻の話によると午後6時に一度は起こしたそうなのですが、反応もなく寝ていたので、「疲れているのだろう」とそっと寝かせてくれていたのです。午前6時半と感違いした私は自分が普段着でいることに気付いたり、寝過ぎて今朝人に会う約束の時間が近づいていることを思い出して、「しまった寝過ぎてしまった」と多少パニックにおちいりました。妻が「お父さん何をそんなに慌てているの?、夢でも見たんじゃあない」と大笑いされました。そこで初めて転寝と夕方であることに気付いたというお粗末さでした。


 妻の言うようにこの一週間は、激務といわれるほど働きました。体力を使う仕事ではありませんでしたが遠方岡山に一泊二日の講演に出かけ、加えて大学の連続4日間に渡る集中講義、そして日帰りの高知での講演と、気力や知力を使っていて、精神的に疲れているようでした。

 昨日はそんな仕事から久しぶりに解放され、山に竹を切りに出かけたり、野菜を洗ったりと、リラックスしてリフレッシュしながら体力を多少使ったための深い眠りでした。

 振り返れば年に何回かこのようなことがあります。また一日中死んだように眠ることもあったりします。疲れの蓄積は禁物です。もう相応の歳ですから、疲れを溜めないようもっとゆっくり生きて行きたいと深く反省しました。


  「つい昼寝 昼夜間違い パニックに 疲れているな 深く反省」

  「体力は さておき知力 使ったと 納得しつつ 点滅感じ」

  「もう若く ないと妻言う その通り 俺は若松 笑い飛ばして」

  「大根や カブ菜に加え チンゲンサイ お裾分けする 師走の夕べ」 

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shin-1さんの日記

○竹切りに出かけました

 天気予報によると今日は昼前から雨になるというので、朝食を済ませると直ぐに軽四トラックに鋸や鎌、紐などを積んで、妹が嫁いでいる家の竹林に出かけました。竹林はかなり奥まった場所にあるため、すっかり葉を落としたクヌギ林の中を通って10分ほどで到着しました。

 この竹林へは家庭菜園の野菜の垣を作る竹を切りに年に2~3度竹を取りに来ている馴染みの場所なのです。最近の竹林は殆どが放置竹林で荒れていて、昼間でも藪の中へ分け入るような暗さです。今日の竹切りの目的は、来週日曜日に迫った下灘中学校の廃校運動場に桜を植えるための杭に使う竹を確保することなのです。

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 私が代表を務める21世紀えひめニューフロンティアグループの肝入りで、愛媛県内に千本桜を植えるという、小さな集団としてかなりスケールの大きな提案をしているのですが、その事業に乗っかって双海中学校の宮内校長先生と話し合った結果、教育委員会の許可も下りて具体的に動き出したのです。

 今回学校跡地に植える本数はそんなに多くありませんが、とりあえず50本注文しているので、その植栽した桜の苗木に市中として竹を使うことになりました。本当は木の杭が一番いいのでしょうが、木の杭を買う余裕がないので、私がボランティアで確保しようとしたのです。


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 竹林の中へ入り比較的小さい杭になりそうな竹を選んで鋸と鎌で伐採し、私の口元の高さの定規を作り、枝を落とした竹を定規に合わせて小切りして行きました。作業は造作もなく1時間ほどで終わりました。小切りして出来た杭は10本単位にしてビニール紐で5つの束にしてトラックに積み込み山を下りました。

 途中道端で落ち葉を集めているおじさんに出会いました。顔見知りの方ですが、聞けば落ち葉を集めてみかん畑へ入れるのだそうです。廃園や放任園が目立つ今時、こんな地道な農業をしている人がいることに驚きましたが、落ち葉を入れたみかん畑のみかんは味がよいのだそうです。それにしても県道などの落ち葉集めは美化にも役立つ一挙両得で、私もサツマイモの苗床を作るために毎年やっていますが、ついつい嬉しくなりました。

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 帰りに双海町で備前焼の登り窯を持って陶芸をしている奥田利久さん宅へ立ち寄りました。久しぶりにお茶を飲み近況を話しながら作品の数々を見学させてもらいました。いやあ驚きです。そして凄い進化です。私より年来が一つ上ですが、旺盛な試作意欲に圧倒されました。私もまだまだ頑張らなければと思いました。そして梅酒を入れる小さな壷を5千円で一個買い求めました。お礼にと正月用の平杯を一個いただきました。

 この壷にわが家の地下室で眠る五年物の梅酒を入れ楽しみたいと思っています。奥田さんの話によればこの壷に入れると備前焼に含んだ鉄分によって二級は一級、一級は特級になるというのです。まあ試してみたいものです。


  「竹薮に 分け入り手ごろ 竹を切る その音のみが 向こうにこだま」

  「一時間 のんびり気分 竹を切る 10本ずつに 束ね車に」

  「道端で 落ち葉集める 人出会う 話延々 かえるに帰れず」

  「昼前に 予報的中 雨ポツリ 濡れずに済んだ 幸運嬉し」

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○自然素材等活用研究会

 世の中には色々な地域づくり研究会があるもので、昨日仁淀川の上流域、つまり愛媛県と高知県の県境に位置する高知県仁淀川町の研究会集会に招かれて出かけて行きました。

 そもそものきっかけは、宇和島水産高校の大先輩で、私の自著本出版の時お世話になった玉井恭介さんの口添えによるものです。玉井さんは愛媛新聞の四季録に執筆していたころ、取材で仁淀川町中津渓谷にあるゆの森という温浴施設を訪れ、その際知り合った関係者に私のことを話し、勉強会に招かれたのです。

 そんなこともあって昨日は砥部焼観光センターで午前9時に待ち合わせをして、私の車に玉井さんを乗せて出発しました。昨日の国道33号線は前日の時ならぬ初冠雪の名残の雪が三坂峠付近の道沿いには残っていて、チェーン規制こそ解除されていたものの、朝夕は凍結したそうで、建った位置に地ながら雪に合わなかった幸運を喜びました。島根県西ノ島行きの時は台風の進路で気をもみ、先日の岡山県吉備中央町行きの時は突風で瀬戸大橋通行止めなどに気を揉み、いつもすれすれの強運だとしみじみ思いました。

 前回の高知行きの時もそうでしたが、途中県境付近にある柳谷の中野石油店で給油をしました。中野さん親子とは昔から知り合いで、時ならぬ給油のための来訪に大層喜んでくれました。息子さんは例年より早い雪シーズンの到来のため、工場内でスタットレスタイヤへの取替え作業真っ最中で、四国ながら冬季雪の降る地域の苦労を垣間見た思いでした。交通量が驚くほど減っている国道33号線をゆっくりと走りましたが、ゆの森へは1時間20分ほどで到着しました。

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前回芸西村へ行く途中訪ねたころのゆの森付近の中津渓谷は紅葉の真っ盛りでしたが、今は訪れる人も少なくすっかり冬の装いでした。ゆの森は温浴施設とホテル、それにレストランのある落ち着いた風情の施設でした。支配人や前回訪ねた折出合った方々、それに研究会のメンバーと名刺交換をさせてもらい、いきなり座談や少し早めの昼食会に参加しました。支配人兼シェフの作ったゆの森弁当を美味しくいただきました。料理ではありませんが特に水は絶品で、水商売でもしたらと早くも活用術が話題になりました。

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 高知県庁の地域支援員である西森さんの手配で私が持参したDVDを見た後、私が1時間ほど喋り、皆さんの意見を聞きながら短い時間ながら会議は午後2時に終了しました。玉井さんが筆書きして持参した「赤とんぼ」と「ふるさと」を、私のハーモニカに合わせて合唱するなど、心憎い演出の企ては玉井さんらしい発想でした。でもほんの短い時間ながら皆さんの地域を何とか活性化したいと思う気持ちが伝わるいい会議だったように思いました。先日NHKテレビで紹介された女性や役場の職員なども参加していて賑やかでした。

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(西森さん撮影の研修風景)

 西森さんのブログに昨日の様子が詳しくアップされていますので、見て欲しいものです。このブログを見て西森さんも只者ではないと思いました。(http://ameblo.jp/sup2410/ )特に仁淀川町の皆さんは必見です。

 玉井さんのブログ「考える村村長だより」にも「仁淀川町の星たち」というタイトルで当日の様子が紹介されていましたのでご覧下さい。(http://kangaerumura.blog99.fc2.com/)

  「この人も 只者でない 支援員 ブログ読みつつ 納得しきり」

  「人の数 気にもならない 熱感じ ほのぼの帰郷 同行二人」

  「料理しつ 経営もする 支配人 故に悩むが 故に喜び」

  「前回も 今回もまた 送迎は 笑顔笑顔で 再会誓う」

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○迎える不安と過ぎた充実

 5日前、私は岡山からの帰りの特急しおかぜの車内で、岡山の講演にはまったく関係のないのに持参した資料をカバンから持ち出し、約2時間余り思いをめぐらせながら勉強しました。というのも明くる日の月曜日朝8時半から、愛媛大学農学部の集中講義が始まるため、自宅に夜遅く帰って準備をする暇がないと思ったからなのです。

 車内では授業の組み立て構想をペンで走り書きしながら、使う資料を考えました。1時間30分の授業を一日4コマ、4日間で16コマ考えなければならないのです。今年の3月で7年間続いた法文学部の年60時間の授業の経験を思い出し、どうにか組み立てを完了しましたが、多少不安が残りました。夜遅く自宅に帰ってから資料を引っ張り出して一応の準備を終えました。

4日間で16コマの授業をしました。

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 昨日の午後4時、持ち込んだ自分のパソコンで昼休みに組み立てた総括講義を1時間余り話し、学生から一人ひとり感想を言ってもらって長くも短い集中講義を終えました。日ごろ理論を話す先生たちの講義を聞きそめている学生にとって、体験から生み出た私の論理の講義への反応はすこぶる良好で、充実を感じました。迎えて長い不安から解き放たれ過ぎた充実は何とも爽やかで、多少の自信を覚えました。

 今朝使った資料やパソコンを片付けながら、昨日までの緊張感や充実感が薄らいで行くのを感じました。顔を覚えている間にと始めた提出レポートの整理や、成績採点表の記入をしながら、再び余韻を思い出しています。

 普通の講演だとレジメも見ないで2時間でも3時間でも話すのに、大学の授業の講義となると妙に緊張して、レジメを用意して構える自分に違和感を感じながらの4日間でした。

 適当な緊張はするものだと、過ぎてしまえば思うものですが、この緊張が小さいながら自分をまた一つ成長させたり進化させたと思います。これから歳をとってくるとこんな緊張の場面も機会も少なくなってきますが、せめて向学心だけは常に持って肩肘を張らず少しだけの進化を目指したいと思っています。これまでも真似しない真似できないオンリーワンで筋を通してきたのですから、これからも意の向くままに・・・・。

  「迎えた日 不安だらけの 朝でした 四日過ぎれば 充実してる」

  「この歳に なると緊張 することが 減って余計に 緊張しきり」

  「また少し 進化の兆し 見えてきて 少し上向き 少し進化も」

  「学生の パワーを貰い 若返る これも役得 背筋を伸ばす」


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shin-1さんの日記

○下り坂とまさかの人生

 私はただ今66歳、世にいう高齢者です。この歳になると久しぶりに会った同級生が異口同音言うように、余りいいことが起らない、いわゆる下り坂人生を肌で感じる人が多いようです。給料が入らず何がしかの年金も、減額や介護保険などを差し引かれ、妻から貰う小遣いさえも白い目で見られる有様のようです。

 追い討ちをかけるように地元ではこれまでの地元付き合いへの不義理火山が爆発したように、自治会長や社寺総代などを押し付けられ、自分では若いと思っても、老人クラブからは「もうあなたも歳だから入会するよう」せがまれるのです。

 たまに病院や健康診断に行けば、悪いところは直るどころかさらに悪くなり、今まで何ともなかったところに異常が見つかり、貰った薬で腹が太るほどの荷物を持って病院から帰るのです。歩いてはけつまずいて転んで怪我し、筋力を落とすまいと始めた体操すら筋肉が痛くなって止め、白髪や抜け毛で禿が気になり、歯もがくがく、老眼は何処へ置き忘れた分からなくなり、耳が聞こえなくなってテレビの音は次第に高くなって、子どもからうるさいといわれる始末です。耳が遠くなった分小便は近くなり、夜寝ていてもトイレに起き、一緒の布団に寝ている妻ですら、背中を向けて寝られるのです。そのくせ日ごろは眠く朝は早く目が覚めいい事はひとつもありません。

 まあ久しぶりに会った仲間が言うことを、このように書いただけでも下り坂人生どころか、転げ落ち人生のような感じがして、迫り来る老いと死への恐怖が頭に去来、新聞のお悔やみ欄には同年代より若い年齢の人が、「お先に」と言わんばかりに登場しているのです。

 上り坂人生を感じるのは歩く時に感じるばかりで、上り坂人生などを感ずる出来事は皆無で、下り坂人生をただ今進行中ですが、最近「まさか」というもう一つの人生があることに気付きました。突如として親戚や友人の訃報が届いたり、ガンの宣告を受けもう長くはないと思しき友人の見舞いに病院を訪ねたり、五里夢中の様相です。

 私にもこれまで「まさか」は何度かありました。親父がガンになり志望の大学を諦め帰郷したこと、病魔に襲われ役場への転職を余儀なくされたこと、足をチェンソーで切って大怪我をしたこと、胆のうにポリープが見つかり摘出手術をして13キロ痩せ好物の酒を止めたことなど、身体をめぐる怪我や病気だけでも「まさか」は沢山あります。いい事の「まさか」はそんなにありませんが、これからは「下り坂」に「まさか」という人生が自分の身にも加わります。でも下り坂やまさかを考えてネガティブに生きるより、何かいいこと有りそうと好奇心を働かせ、家族や仲間と楽しく生きるよう心がければ、人生は案外楽しいもなのです。


  「気がつけば 下り坂行く 高齢者 まさか加わり 寝ても覚めても」

  「ネガティブに 生きるも一生 ポジティブに 生きれば楽し 二度ない人生」

  「親父まで 生きるのならば 三十年 まだまだ人生 上り坂あり」

  「満期日を 迎えて寂し 保険金 入れぬ故に アリコ気になる」

 

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shin-1さんの日記

○師走の空に綺麗な虹の架け橋

 昨日の夕方、愛媛大学農学部21号教室の窓から午後4時前、綺麗な虹の架け橋を見ました。昨日は午前中すこぶる天気がよく日本晴れのようでしたが、近頃の天気予報はよく合っていて、「午後から曇り、ところによっては少し雨」という予報どおり、風を伴ったかなり激しい冬の雨が降り始めました。

 授業をしている学生たちは時ならぬ雨に、「洗濯物を干してきたのに」と悔しがったり、「帰りどうしよう」などと心配していました。雨が降り始めて10分余りが過ぎたころ、西の空が明るくなって夕日が射し出し、大学の前の民家の白い壁がまばゆいほどに光り、その向こうに綺麗な虹ができたのです。

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 ワークショップの授業中だったため、学生たちは私の許しを得て窓を開け、一斉に手持ちの携帯電話のカメラで虹を撮影し始めました。「先生、虹が二つ出ている」と言うので見てみるとご丁寧に二つの虹が並んで出来ました。私も持っていたデジカメで写真に収めましたが、見る虹と写真に写る虹とは若干異なったようで、やはり本物の虹はとても綺麗でした。虹ができ始めてから消えるまでをリアルにまざまざと見たのは初めてなので学生たちも、しっかりと目と心に焼き付けたに違いありません。

 降って湧いた虹騒動に教室はすっかり華やいだ雰囲気になりました。私もずっこけて三時だのに虹(二時)とはこれいかに、もう直ぐ四時で虹は終りぬ」なんて言ったら、「よっ、座布団三枚」と学生が声を掛けてくれました。

 子どもの頃、「虹を見たら幸せになれる」とか、「虹の根元を探し当てて掘ると宝物がある」などと聞いていて。二時にはどこか優しく、どこか憧れ見たいな物を持っているのです。

 虹はよく見ると、赤・燈・黄・緑・青・藍・紫という7つの色で構成されています。秩序よく並んだそれらの色が、空に弧を描くように、まるで天空に架かった橋のように見えるのです。「どうして虹はあんなに橋みたいに弧を描くのですか」。「う~ん」、そうだ子どもなんでも電話相談に電話して聞いてみようかしら。

 私は虹を見ると何だか幸せそうな気持ちになります。子どもころ、あの虹の橋の上を誰かと手をつないで歩いて見たいと思っていましたが、ついに実現せず一生を終わりそうです。

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shin-1さんの日記

○集中講義最終日

 今日は愛媛大学農学部の集中講義4日目です。午前中2講座午後2講座を4日間も喋り続けているのです。最初は軽い気持ちで安請け合いしたものの、4日間の集中講義は今まで経験したことのないような重労働で、マイクもない教室の教壇から、25人の学生に声を張り上げて話すものですから、ついには喉を痛めてしまいました。喉は歌手と同じで私の大切な道具なのに、まだまだ修行が足らないことを実感しました。
 ただ今の時間は6時50分、さあこれから妻の作った弁当を持っていざ大学へ出発です。帰りは少し遅くなります。

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 こう書き残して、このパソコンをコンセントとインターネットの接続コードを抜いて車に積み込みました。大学の講義室には教務課から借りた専用のパソコンがこの3日間置かれて使っていますが、私の最終日の講義資料をソフトに落とす暇がないし、休憩時間にどうしても作製しなければならない文章があるので、止む無く持ち出しとなりました。

 昨日と同じように今朝はかなり時化て雨も降っていました。カーラジオの交通情報によると伊予~内子間の高速道路は事故のため通行止め、国道33号線の三坂峠付近や高知県境近くは時ならぬ雪でチェーンが必要と、冬の慌しさを伝えていましたが、私が高速道路に乗った直後に伊予~内子間は通行止めが解除になったようです。はてさて明日は高知県境にある仁淀川町へ行く予定なのですが、チェーン規制は解除されるのか心配の種が増えました。

 大学側の手違いだか教務と先生の方針が違うのか知るよしもありませんが、教務の話だと地域活性化論Ⅰと地域活性化論Ⅱは、対象が違うと聞き及んでいたので最初の二日間に講義の全てを詰め込んで話しました。しかし現実には現場の先生の話の通り、同じ学生にⅠとⅡを組み立てなければならなくなったのです。普通であれば尻をまくるところでしょうが、幸い私には法文学部で培った60時間分のノウハウが蓄積されていて、アドリブながら混乱をすることもなく4日間の講義をすることができました。でもその分喉を悪くするほど喋り捲り、学生たちも詰め込み過ぎて迷惑をかける結果となってしまいました。ここだけの話ですが、大学を出ていない私にはこの8年間大学へ教えにいっているのにいまだに大学の仕組みが分かりづらいのです。

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 まあ何はともあれ1日4講座を4日間、無事に終えることが出来ました。学生たちがワークショップで作った「住みたいまち」「訪ねたいまち」のモデルプログラムも発表も申し分なく、いい結果が出てホッとしています。

 余談話ですが、私は学生たちの頑張りに応えるため、発表の審査会を学生たちと行い、「住みたいまちグランプリ」と「訪ねたい町グランプリ」を選び、私のポケットマネーから些少ながら金一封をプレゼントしました。多分今頃学生たちは、この金を元に素うどんくらいの粗末な夕食を食べているのかも知れません。
 先週の土日に岡山県吉備中央町へ出張した明くる日から明日の高知行きまで、一週間出ずっぱりで、同じ敷地に住む親父の顔さえ一週間見ずじまいなのです。明日の朝は親父のご機嫌を伺い出かけようと思っています。


  「
午前午後 合わせて八回 四日間 声を張り上げ 集中講義」

  「四日間 喋り過ぎたか 喉調子 ウグイス声が 今はカラスに」

  「戸惑って それでも試練 乗り越えて つじつま合って やっと終りぬ」

  「貧乏を しているけれど 学生に 男気見せて 少し賞金」

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shin-1さんの日記

○明日を夢見て今日を生きる

 殆ど毎朝午前4時にキ起床する私は、まず起きるとパジャマの上にジャンバーを羽織って書斎に行き、机の上に置かれたパソコンに向かって朝一本ブログ記事を書くのです。その内容の殆どは前日あった出来事の記録ですが、その内容はバラエティに富んでいて雑学もいいとこなのです。加えてパソコンが時には変換ミスをすることをいい事に、誤字や脱字を見逃して、富んだ赤恥を書いたりするのです。

 「若松さん、マイにとよく書くことがありますね」と呆れた言葉をかけられることもしばしばですが、ブログのネタに困ることは余りないようです。ブログを書くようになって早五年の歳月が流れましたが、自分でも驚くほどのブログ記事がパソコンに収められているのです。

 私にとって今やブログは生活の一部になっていて、出張で家を空けてブログをかけない日などは生活のリズムが崩れたような感じがするのです。今朝、私の場合一日をどんな気持ちで生きているのだろうと考えてみました。 

 ①まず、12時ころ床について寝ますが、寝る時明日はこんなことをしたいと、自分に言い聞かせて眠るのです。身体も脳も私と一世に眠っているものの、明くる日の段取りを身体も脳も寝てる間に準備をしているのです。

 ②朝起きたらとにかく身体を動かします。ブログを書いたり、裏山に散歩に出かけたり、風呂の残り湯に入って腰痛体操も毎日するのです。脳も身体も朝から全開といったところです。

 ③さて妻と二人の食事ですが、リンキャベと黒酢、それにパン一個を時間をかけて味わいながら食べます。新聞に目を通しながら、妻にこの日の予定を話したり、時には新聞の文芸欄などを読み聞かせています。

 ④さて一日の殆どは人との対応です。講演先で、あるいは会合で、あるいは隣近所で多くの人と話しますが、これも心を込めて話すようにしているので、相手も熱心に聞いてくれるのです。

 ⑤私は主に人間牧場と家の横の家庭菜園の、草刈りなどの作業をしていますが、作業をしようとする時は背筋を伸ばして深呼吸することを心がけ、あまり無理をしない程度にやっています。退職後の最近は、親類から貰うトロ箱一杯の魚の下処理もしています。今では鱧の骨切りだって出来るようになったのですからえらい進歩です。

 ⑥私はこれまで、妻が言うように二重人格ではないかと思われるほど家では余りものをいわない駄目亭主でした。しかし今は生来のポジティブな性格を生かして内でも外でも笑顔を絶やさないようにしているのです。そうすることで何か人生が楽しく、何か得したような気持ちになるのです。

 まあ、ざっとこんな他愛のない何処にでもありふれたような暮らしを毎日していますが、お陰様で人がうらやむほど殆ど病気もせず生きているのです。振り返れば今日もいい一日でした。多分明日もい一日になるように祈っているので、いい一日となることでしょう。頑張れ若松進一

   「寝る時に 明日をイメージ するだけで 目覚めの朝は 直ぐに身体が」

   「リンキャベと 黒酢でまずは 朝ごはん しっかり噛んで ゆっくり過ごす」

   「心込め 相手と話す それだけで 納得したり されたりしつつ」

   「毎日を 笑顔絶やさず 心がけ 今日も一日 充実でした」                                                                                                                                                                                               

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shin-1さんの日記

○早いとこ整理整頓をしなくっちゃあ!

 今年の冬は暖かく、昨日の朝などは会う人会う人、「今朝は暖かいねえ」とあいさつ代わりに話していました。そんなこともあって私の書斎も、師走に入ったというのに今年の冬はまだストーブを入れていませんでした。しかしさすがに今朝は身体が風邪気味なのか、この二日間愛媛大学の集中講義で喋り過ぎたのか、喉の調子が今一で寒気を感じたため、思い切ってストーブに火を入れました。


 ストーブに火が入り赤々と燃えると、狭い書斎ながら部屋中がすっかり華やいだ雰囲気になるから不思議です。やがてストーブの上にかけたやかんからピューと小さな音を立てて蒸気が噴出し、窓全体が曇ってきました。小さなやかんはすぐたぎるという言葉通りお湯が沸いたので、台所から茶葉をいれたきうすと湯呑みを持って来て、お茶を飲みました。コーヒーをを飲まない私は煎茶党なので、自分でお茶を入れることなど旅先のホテルや旅館以外は殆どないのですが、ストーブの前でお茶を飲むとこれまた不思議に気分が落ち着くのです。


 今朝はそんなこともあって、朝起きると必ずやるパソコンのスイッチを入れ忘れ、机の上に置いているただ今私の愛読書「菜根譚」を読み始めました。ふと辺りを見渡すと、自分の机の上や部屋中が雑然として整理整頓が出来ていないことに気がつきました。どうやら「今度のこの仕事が片付いたら整理整頓や掃除をしよう」と後回しにしていたことが、この雑然さに繋がっているようなのです。整理整頓が出来ていないと、毎日色々な物を探す時間が増えて、ついには心のあせりになるのです。昨日は五行歌の締め切り日が間近だというのに、見山あつこさんからいただいていた手紙をどこかに置き忘れていました。何のことはありません。忘れまいと自分の予定表にはさんで持ち歩いていただけなのです。

 それでも昨日は怪我の功名もあって、このところ探しても見つからず諦めていた大事な探し物が出てきました。師走に入り神社仏閣などのすす払いのニュースが聞こえるようになってきましたが、今日と明日の大学の集中講義が終わったら、一念発起してわが書斎も大掃除をしたいと思います。

 「あっ、そうだ、年賀状の印刷や宛名書きがまだだ」と思い出しました。「うーん、また先延ばしの理由が出来た」と、ため息が出ています。こうして今年も怠慢な私は成長も進化もせずに暮れを迎えようとしているのです。


  「このところ 探す時間が 多過ぎる 整理整頓 出来ぬがゆえに」

  「探し物 探していたら 別の物 見つかり嬉し 朝の出来事」

  「年の瀬が 迫るというに 体たらく 菜根譚の 戒め嚙みつ」

  「この歳に しては荷物が 多過ぎる もっとスリムに もっと身軽に」

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shin-1さんの日記

○昨日から4日間も愛媛大学で集中講義です

 昨日から愛媛大学で私の集中講義が始まりました。忙しさにかまけて余り用意もせずに、地域マネジメントスキル修得講座のレジメを持ち込み、教務係の女性に前もってプリントしてもらったものをレジメに使い、パワーポイントをセットしてもらって午前8時30分から授業を始めました。

 授業は午前中1時間30分を2コマ、午後は12時50分から1時間30分を同じく2コマ、合計一日4コマを4日間こなすのですが、これは大変な仕事量で、一日中喋り捲った結果、夕方には喉に違和感を感じるほどでした。

 学生は殆どが2回生で25人と多い人数でした。これまでにもこのレジメで地域マネジメントスキル修得講座を二日間やったことはありますが、今回は4日ですから一日終わった感想では果たして4日間も体力が持つか心配をしています。でもこの集中講義が今年最後の大仕事なので気合を入れてやりたいと、昨日は大学から帰ると直ぐにパソコンの前に座って予備学習をしたり、資料を取り出したりしながら、今日の授業に備えていますが、少しお疲れモードである自分を感じているようです。


 これまで8年間愛媛大学法文学部総合政策学科で年間60時間の授業をこなしてきましたが、同じ大学生でも反応が微妙に違い、多少戸惑っています。それでも今回の受講生は全て県内の学生なので、県内の実情をレクチャーして意見を求めると、すんなり色々な意見が出てきました。これは凄いことです。学生たちが気になっている自分の故郷の問題点も、今日の学習に繋がる貴重なものでした。昨日の後半から始めたワークショップも楽しみになってきました。

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 昨日は第一日目ということもあって7時に家を出たため妻の弁当が間に合わず、大学近くのサークルKで簡単な昼食弁当を買い求め、小田先生が用意してくれた控え室で一人昼食を取りました。本当は大学生とワイワイ言いながら食べたかったのですが、学生たちは生協の学食などに出かけたようでした。妻が昨晩、「明日は弁当を作るからね」と下準備をしているようでした。妻の手作りの弁当にかけても、今日も頑張らなければなりません。今日も長い一日のようです。


  「四日間 何を話そうか 迷います 集中講義 声をからして」

  「県内の 学生相手 講義する みんな真面目だ 寝る人もなく」

  「今回は レジメに沿って 話する どこか勝手が 違いギクシャク」

  「目がさえて 今朝も早起き 仕方なく ブログを二本 書いて出かける」

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