shin-1さんの日記

○千本桜の森づくりプロジェクト(その②)

 昨日12月20日付けの愛媛新聞に下のような新聞記事が載りました。

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 今年の8月、私の知っている人から一本の電話がかかってきました。「先日仲間と3月末で廃校になった下灘中学校を訪ねました。残念ながら母校の運動場には草が生えていました」というのです。話を要約すると「母校が荒れるのは心が痛む。地元に住むお前たちがもっとしっかりして、草が生えないようにしろ」と言わんばかりでした。そんなことを言われても、私に責任はないし困るのですが、そのことが私の心を痛めたのも事実です。統合し新しくできた双海中学校にお願いし、草を引いていただきましたが、私が代表を務める21世紀えひめニューフロンティアグループが推進しているえひめ千本桜の森づくりプロジェクト事業を活用して桜を植えることを思いつきました。

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 早速市教育委員会と学校の校長先生にお願いして、紆余曲折をへながら2月19日に植えることになりました。当日は中学生や先生、小学生や先生、それに市役所職員や公民館職員が総勢40人も参加して大掛かりな食事イベントとなりました。その模様が当日愛媛新聞の菊池記者の取材を受けた上の記事なのです。

 当日は天気もよく、40本の桜の苗木は2時間弱で植え終わりましたが、フロンティアグループ会員の佐賀山さんに書いてもらった標柱を立てて記念撮影し、校長先生の話や私の話で植樹を終わりました。

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 私たちはその後、残った10本あまりの苗木を夕やけこやけラインに植樹をすべく移動して、閏住地区の国道とJR予讃線の間の斜面に植え込みました。来年の春先にはさらに50本の織女をする計画で、双海地区100本の桜が10年後には花見ができることを夢見ているのです。

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  「嬉しいね 心ある人 集まって 桜植えつつ 未来を語る」

  「この桜 僕が植えたと 恋人に 言ってくれるか 十年後には」

  「木を植えた その晩雨が 好都合 天も味方し 幸先よくて」

  「植えぬ木は 育つはずない そう思い 一本一本 丁寧植える」

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○始まったえひめ千本桜の森づくりプロジェクト(その1)

 私が代表を務める21世紀えひめニューフロンティアグループでは、高齢化や過疎化でふるさと意識が薄れつつある地域に、もう一度活気を取り戻して欲しいとの願いから、「えひめ千本桜の森づくりプロジェクト事業」を立ち上げました。会員20人足らずのボランティアグループながら、桜の苗木を100本単位で10ヵ所に無償で配るという少し見栄を張ったこの事業は、えひめ地域政策研究センターが実施するアシスト事業の支援もいただき、順調にスタートする気配でしたが、新聞発表が大いに遅れて、やっと昨日の新聞発表で本格的な事業開始となりました。そうはいいつつ今年の目標である3ヶ所の実施予定地は私の口コミで既に決まっていて、苗木を植える時期が秋から春へ変更になっただけなのです。

 そもそもこの事業は今年のグループの総会を今治の河上さん宅で開いた折、「近頃県内の地域が元気がない」「高齢者が増えて農地が荒れている」「私たちにできることは何か」などを夜を徹して話し合いました。会員から「桜の苗木を配って地域の人に植えてもらい、桜の森づくりを通して地域が元気になれば」「桜は成長が早く10年後には桜の名所ができる」などとやる気満々の話が議決され、代表の私と大野事務局長に企画一任されました。その後4月に世界遺産を巡る旅シリーズで平安遷都1300年の奈良路を旅した時原案を示し、内容やスケジュールを確認しあいました。またセンターのアシスト事業応募も了解されたのです。

 21世紀えひめニューフロンティアグループはこれまでに昭和56年結成以来、無人島キャンプや丸木舟製作など様々な事業を展開し、社会への揺さぶりをかけてきました。会員の年齢的なものを考えると、私がやっている人間牧場以外では、今回の千本桜の森づくりプロジェクトはどうやらグループ最後の事業になりそうなのです。会員の中には大工さんも造園業、農業、公務員などもいて、多士済々です。今回の事業には造園業の河上さんに指導や苗の手配などを頼んでいるのですが、うまく行くかどうか多少の不安もあります。

 桜100本の森を10ヵ所作るという遠大な構想が10年後果たして実現しているかどうか、多少疑問もありますが、願わくば地域の人の努力によって桜100本の公園が立派にできて、地域の人たちが花見を楽しむ「平成の花咲じいさん」になったら望外の喜びです。


  「平成の 花咲爺さん なるように 最後の奉公 智恵と汗出す」

  「百本の 桜十ヵ所 十年後 夢見ワクワク 始まりました」

  「百本の ソメイヨシノを 手配する いつもながらの ドタバタ劇で」

  「潔く 咲いて散りゆく 桜かな あやかりたいが 上手く行かない」



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