○年輪塾年末の集い(その③)
餅をついている間に空いたかまどでご飯と味噌汁を作りました。私がお餅にかかっていたため、かまど焚きの役目は濱田さん、味噌汁などの準備は今回も晴美さんが担当しました。お米はわが妻が1升ずつ洗って3升持たせてくれましたし、味噌汁に入れるネギも刻んでタッパに入れて持ってきたものの、肝心の煮干やワカメは用意してくれていたのに忘れてしまい、稲葉さんが自然薯でとろろを造るために持ってきていただしの素を使わせてもらい、また大河内さんが持ってきていた大根や田処から届いた美味い豆腐も具に加え、調理師晴美さんの味付けで、美味しい味噌汁となりました。濱田さんも多少火加減を誤っておこげを作りましたが、ご飯も3升ふっくらと炊き上がりました。
やはりかまどのご飯と味噌汁は美味いです。ご飯も味噌汁も葉釜や鍋の底が見えるほど美味しい美味しといいながら完食してくれました。それにしてもフロンティアからいただいている50人分の食器のお陰で何の造作もなく30人の大食事会は大賑わいとなりました。田処から届いた豆腐やコンニャク、秘伝の田楽味噌、稲葉さんの自然薯とろろ汁も加わってシンプルながら飛び切り上等な日本食パーティとなりました。いつもはすっかり美食に慣れている私たちですが、人の心の温かさや素材の持つ本当の美味しさに気付かされました。
(ミニ落伍ライブは満員爆笑の大盛況でした)
食事が終わるとそこら辺を片付け、私のミニ落伍ライブをやりました。本当は出囃子を交えて本格的にやりたかったのですが、1歳の子どもから70歳を越えた人までまちまちな年齢層の集まりなので、この日の演目は「裏が味噌」という名刺の話をさせてもらいましたが、短い時間ながらかなり盛り上がって予想以上の大爆笑となりました。ちなみに今年も今回もギノー味噌の田中社長さんのご好意で参加者に麦味噌とひしお味噌がお土産にいただきましたが、皆さん大喜びでした。
(すっかりお馴染みとなった年輪塾楽団)
(歌詞用に桜の木で亀本さんがイーグルを製作してきました)
落伍会の後の締めは西田さんの歌唱指導、バックの演奏は近藤さんのバイオリン、清水さんのギター、青木さんのオカリナと上等な演奏家たちです。準備の幕間は私がハーモニカでお茶を濁しました。「野に咲く花のように」と、「二宮金次郎」の歌は年輪塾お馴染みのテーマソングなのでみんな大声で歌いました。歌詞掲示板も亀本さんが手づくりで作ってくれましたが、人間牧場も皆さんのご好意で色々な道具類が増えて週のに頭を抱えそうです。
この日はラミネート加工した会員証の交付や、念願の人間牧場年輪塾の看板も出来て、いい一年締めくくりの集いとなりました。
「年輪を 重ねるごとき 集会は 今度も盛況 心晴れ晴れ」
「ミニ落伍 一歳子ども キョトンする 俺もまだまだ 修行足りぬな」
「バイオリン ギターオカリナ ハーモニカ 芸人揃い 声がこだます」
「かまど飯 味噌汁だけの シンプルな 食事だけれど 美味い美味いと」