shin-1さんの日記

帰りの列車

若松進一ブログ
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 「生涯学習・人権フェスタin吉備中央」という研修会に講師として招かれました。私の役割は10時30分からの記念講演で「これからの公民館の役割と地域づくり」について1時間15分間講演し、続いて開かれた公民館を利用した地域づくり」についてアドバイザーとして意見を述べるのです。

 私にとっては生涯学習や公民館、それに地域づくりは最も得意とする分野なので、思いのたけを楽しく話させてもらいました。千人近くも収容できるロマン高原賀陽総合会館という立派な文化ホールで、500人の参加人数には少々大き過ぎるようでしたが、それでも町内から集まった方々はとても熱心に私の話やシンポジスとの話に耳を傾けてくれました。

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(瀬戸大橋を渡る特急しおかぜの中で)

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(坂出付近の石油コンビナート風景)
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(田園風景の向こうにかすむ石鎚参詣の山並み)

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(夕日の沈んだ後の小焼けの瀬戸内海)

 終了後急いで弁当を食べ、迎えのタクシーに乗り込み岡山駅まで送っていただきました。遠藤の紅葉も二日目の大風ですっかり葉を落とし初冬の雰囲気でした。岡山駅には時間通り到着し、14時35分発の特急しおかぜに乗って一路松山を目指しました。瀬戸大橋も、石鎚など四国の山並みもいつもと変わらぬ穏やかな風情でした。前日の往路では瀬戸大橋から見た夕日も、昨日は列車が西に向いて走るため左に右にとめまぐるしく動き、今治あたりの車窓から沈む夕日が見えると期待していたものの、列車の行き違い待ち合わせで残念ながらその美しい姿を見ることは出来ませんでしたが、それでも西瀬戸の空を染めた小焼けを見ることができました。


 松山駅17時24分の列車が到着する前、松山駅まで迎えに来てくれるはずの妻から携帯電話が入りました。吉備中央町教育委員会からいただいた地鶏鍋セットの大きさに妻は驚いていたようでしたが、何はともあれ無事一泊二日の講演旅行は終わりました。

 明くる日から、つまり今日から4日間、非常勤ながら私が客員教授を務める愛媛大学農学部で集中講義が始まるので、とりあえず何処にも立ち寄らず自宅へ帰り、明くる日の準備をしました。妻は「そんなに忙しくて大丈夫?」と気遣ってくれましたが、このところの忙しさは尋常ではなく、少々オーバーワーク気味なのが気になるところです。この仕事が終わると少し休暇を楽しみたいと思っていますが、机の上は片付ける間もなく書類が山積みされているのです。

 そうだ、五行歌会の作品も、県公連の原稿も、社会教育連合会の原稿もと・・・・宿題も沢山溜まってきました。ああ忙しい・・・・。


  「何年か 前に訪ねた この町も 町名変わり 記憶飛び飛び」

  「お土産に もらった地鶏 鍋セット 妻は驚き 車積み込む」

  「最近は オーバーワーク 気味ですよ 妻は気遣い 言葉をかける」

  「昨日見た 綺麗な夕日 今日もまた 違った場所に 沈む不思議を」


 

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shin-1さんの日記

○朝日を拝む

 リゾート高原ホテルでの一夜はぐっすりでしたが、日常生活の癖が出て午前4時ニッ目が覚めてしまいました。せっかくなのでバスルームにお湯を溜めてゆっくりと朝風呂を楽しみました。本当は朝の散歩を楽しみたかったのですが、複合施設ということもあって、不審者と見間違えられるといけないので、この日の講演やシンポジウムの飼料に目を通したり、持ってきた菜根譚を読書したりしました。

 朝食は朝7時からの予約なので少し早めに身支度を整えレストランに行くと、ガラス戸の向こうが急に明るくなりました。日の出です。持参のカメラで朝日を撮ろうとすると、ボーイさんがとっておきの場所へ案内してくれました。何とそれはトイレでした。窓を開け登り行く朝日を見ながら、昨夕瀬戸大橋の上から見た綺麗な夕日のことを思い出しました。自転と公転の神秘を感じながら山の端から上る綺麗な朝日をいることができて、木の二匹tdキラッキーでした。

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 この施設は高原都市のほぼ中央に位置していて、ジオラマどおり素晴らしい施設でした。岡崎嘉平太記念館なども見たかったのですが、教育委員会の山本さんが車で迎えに来てくれたので、この日の研修会場となっているロマン高原かよう総合会館まで山道を走りました。

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 かよう総合会館は平成7年にオープンした970人収容の立派過ぎるほどの建物で、外観は超ど派手でした。しかし中はシックで、生涯学習・人権フェスタの名に相応しくロビーには川柳や絵手紙、人権ポスターや絵画・習字などが所狭しと展示されていました。運よくロビーで町長さんと面談し名刺交換をさせてもらいましたが、重森町長さんは岡山県町村会長もされていて、全公連の副会長だそうでした。全公連といえばかつて岡山県出身の横山会長さんには、私が公民館主事をしている頃随分入魂にしてもらったことがあり、懐かしく思いました。

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 役場庁舎とかよう会館の中ほどに、重森三玲の友琳の庭はありました。庭の様式は池泉鑑賞式という庭園で、色々な石を配した見事な庭でした。束ね熨斗を基本としてアレンジしたデザインの中庭は池水が浅く、透明度を高くして螺旋状に水が流動するよう造られていていました。北側には天橋立をイメージした庭も続いていました。この庭も見せていただいただけでも今回の旅は満足行くものでした。


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 この日は私の話を聞いたことがるという僧侶土居一晴さんや、福山の平井悦夫さんを知っているという公民館の女性にも出会い、そこそこで小さな話の輪を広げることが出来ました。休憩時間には町内の公民館に勤める美女連と円卓会議のような話に花を咲かせました。人の世は不思議な出会いがあるものです。

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