shin-1さんの日記

○偉大な二人を産んだ吉備中央町を訪ねる

 タクシーは何度か自家用車で走ったことのある吉備中央町まで夜道ゆえ40分余りで到着しました。その夜の宿舎はあの有名な建築家黒川さんが設計したという吉備中央町の複合施設の3階にある吉備高原リゾートホテルです。担当の山口社会教育主事さんと津島教育長さんに出迎えていただきました。チェックインを済ませ333号室へ案内されましたが、室内は木目調のまあ素晴らしいホテルで、一人で泊まるのが勿体ないようなお部屋でした。


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 午後6時30分からホテルのレストランで打ち合わせを兼ねた夕食会を開いていただきました。お二人とも長らく教育畑にいるので、大いに語り合いました。私がお酒が飲めないのが少し残念でした。実は日中交流の架け橋として有名な岡崎嘉平太さんはこの吉備中央町出身らしく、この複合施設の中には岡崎嘉平太さんの記念館までありました。残念ながら時間が過ぎていたし今日も朝が早かったため見学することは出来ませんでしたが、次回は是非見学したいと、後ろ髪を惹かれる思いでした。


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 もう一人、この町から日本的な重森三玲(しげもりみれい)という造園学者が出ているようです。浅学な私は残念ながら今日の今日までこの人のことを知りませんでした。記念館もあるようですがこれも見ることは出来ませんでしたが、役場横に京都友琳会館から移築した友琳の庭を明くる日の朝見せてもらうことの了解を教育長さんに取り付けました。名園のことなど分からない私ですが、名人の造った庭を見ることは自分の知的エネルギー蓄積になるはずだと思ったのです。


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(レストランには重森三玲の影響か、支配人が作った素敵な小さな箱庭が幾つかありました)

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shin-1さんの日記

○長閑な岡山までの列車の旅

 昨日は松山経由で岡山へ行くため、久しぶりに予讃線海岸周りのローカル線に乗りました。13時03分いよ上灘駅発の列車はお昼の時間帯だったこともあって、地元からの乗客は少なく、西岡市議会議員さんと同じ席に座って松山まで世間話をしました。長年議員をしているので滅多に聞けない話を聞きましたが、側に座った顔見知りのお年寄りからは、「久しぶりだが元気かな」「何処へ行くんぞな」「何しに行くんぞな」「いつ変えるんぞな」と、矢継ぎ早に話しかけてこられ、まあ忙しいことでした。

 この列車は伊予市で乗り換えがあり、プラットホームの反対側に止まっている列車に乗り込むと、下りの列車の到着するのを待って出発しました。日ごろは岡山での会合などは車を使うのですが、もうこの歳になると公共交通機関の方が楽なような気がするので、こうして各駅停車の列車を乗り継いで目的地へ向かうのです。

 松山駅を14時18分に出発する特急しおかぜは、列車の車体には漫画家やませたかし作のアンパンマンの漫画がたくさん書かれ、アンパンマン列車といわれているようで、アンパンマンの声で案内してくれたりしました。


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 今回の講演依頼は株式会社システムブレーンという大阪のコンサル会社の仲介によるものなので、列車のチケットも前もって簡易柿止めで送ってもらっていて、また微細に通うところに手が届くような行き届いた手配や気配りがされているのです。

 2号車16番A席に座り、ゆっくり本を読んだり、調べ物をしたりしながら岡山までの旅を楽しみました。車窓に見える見慣れた光景を手持ちのカメラで写真に収めたりしました。この日は都合のいい事に瀬戸大橋をわたる頃夕日が西瀬戸に美しく沈む姿をラッキーにも見ることができました。


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 夕日に目のない私ゆえ、隣の席に座るひともいなかったので、思う存分夕日を堪能することが出来ました。瀬戸大橋は二階建てになっていて、屋上が車道、一階が鉄道になっているため、橋脚の鉄骨が視界の邪魔をしていい写真は撮れませんでしたが、腕の悪さを鉄骨のせいにするくらいで勘弁して欲しいと思うのです。

 列車は予定通り17時11分、岡山駅に到着しました。それにしても、一日違いで救われました。というのも前日は暴風雨警報などが出て日本列島は大荒れだったのです。当然瀬戸大橋も車や列車がストップし、特急なども何本か運休したようです。

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 昨日は朝から好天に恵まれ、日中の気温もグングン上がり、持って行った今年初めてのコートが恥をかいてしまいました。それでも岡山に着いたころには陽もとっぷり暮れて、コートの襟を立てました。岡山駅には吉備中央町手配による賀陽交通の川上さんという運転手さんが出迎えてくれ、1時間ほどの夜道を雑談をしながら宿舎まで運んでくれました。お陰で昨日はすっかり楽をさせてもらいました。

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