shin-1さんの日記

○作詞・作曲した「しずむ夕日が照らす海」(大笑い)

 車で走っていると、車内のカーラジオからニュースや様々な話題が聞こえてきます。知っていること知らないことなど、何気なく聞こえるラジオの声は耳学にもなのです。時には面白い話にわざわざ車を道端の空き地に止めてメモしたりするのですが、聞くだけでなく自分自身のアイデアだって浮かぶのです。

 昨日は「ふるさとの思い出」という番組が流れていて、田舎で過ごした昔の懐かしい思い出を沢山の人が語っていました。私はふるさとを離れることなもなく生まれた地域に暮らしているため、望郷の念はありませんが、それでも少年の頃や結婚して間もない、みんな若かった頃の暮らしを懐かしく思い出しました。そしてメモ帳を取り出し、車内でいい加減な歌を作詞までしてしまいました。

  しずむ夕日が照らす海

                 作詞 大根 心

                 作曲 若松進一

 一、ミカンの花の 咲く道を

    親子二人で 荷を背負い

    しずむ夕日が 母照らす

    まなざし優しい 春の海

 二、砂浜渚 きらきらと

    仲間二人で 夢語る

    しずむ夕日が 友照らす

   まなざし愛しい 夏の海

 三、黄金色ずく みかん畑

    夫婦二人で 野良仕事

   しずむ夕日が 妻照らす

   まなざし嬉しい 秋の海

 四、潮風しぶく 船の上

   親子二人で 網を引く

   しずむ夕日が 父照らす

   まなざし逞し 冬の海

 早速車の後部座席に置いていた木になるカバンからハーモニカを取り出し、Amマイナーのハーモニカで、これまた即興で曲をつけ吹いてみました。メロディーは「ズンチャッチャ ズンチャッチャ」くらいなゆっくりとした調子で吹きました。自分で内心大笑いをしながら歌ってみたのです。

 いつか音楽の堪能な方に譜面に楽譜を書いてもらったらと、臆目もなく考えています。いずれ人間牧場で一般公開したいものです。(大笑い)

 実はここだけの話ですが、私が昔NHK明るい農村に出演した番組を見て長野県安曇野に住む作詞家が私の歌を作詞して送ってくれました。そしてその歌に大洲の松田寿雄先生が曲をつけてくれたのがあるのです。楽譜は何処か仕舞い忘れましたが曲ははっきり覚えています。いつかこれも譜面起こしをしたいと思っています。


  「車中にて ラジオ聞きつつ 歌作る 笑いながらも 一曲できた」

  「作詞した 歌に曲付け ハーモニカ 悦に入りつつ 車の中で」

  「今は亡き 母と二人で 山道を みかん運んだ 幼な日思う」

  「出来た曲 妻に聞かせて 褒めてくれ お世辞知らずに ハーモニカ吹く」

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shin-1さんの日記

○戻ってきた貸していたお金

 私は北は北海道から南は沖縄まで行動範囲が広いため、沢山の人と出会う機会があります。その中には一度会ったきりの方もいれば、何度も長く付き合う人もいて人それぞれなのです。毎日毎日これ程動いてこれ程ひとと出会って人を見る目は出来ているはずなのに、時々見込み違いな人もいるのです。そんな時は「私もまだまだ修行が足りない」と、自分の眼力の軽さや浅さを悔い、更なる修行をしなければと心を戒めるのです。

 そんな見込み違いと思ってたAさんが先日私の元に姿を現しました。その方には知人のよしみでお金を5万円貸していましたが、こちらがお金を貸したことを忘れるほど長く顔を見せなかったのです。私も仕事柄あいにく持ち合わせがないため、相手に頼み込んで寸借することがありますが、私にとって5万円は大金なのでその人の顔を思い出す度に、「貸すんじゃなかった」と貸したことを悔やんだものでした。


 それ以来私はお金を貸すルールを自分で決めました。「貸すお金は1万円まで」「同じ人にお金を貸す場合は先に貸したのを返してもらってから貸す」というものです。このルールだとたとえ返って来なくても1万円で諦めがつくし、お互いが借金の深みにはまることもないのです。人は人に頼みにくい金に困り金策尽きる事だってあるものです。そんな時はなりふり構わず恥を忍んで無心をするもので、貸してくれた時はその人がまるで神様に見えるのです。

 ところがいざ貸した金を返してくれるよう重ねて督促されると、今まで神様のように見えた人が鬼や蛇に見えるのですから人の心模様は当てにならないものです。私もAさんに同乗し5万円を貸した時は神様のように思われたに違いないのです。私はAさんに督促をしたことはありませんが、借用証も取り交わさずお金を貸したことを悔やんだり、貸したAさんのことを「信用出来ない人」と決め付けていたようです。

 私の元に現れたAさんはこれまで10年間、一日たりとも私のことを忘れたことはなかったと真情を吐露し、5万円を返してくれました。「利子はいかほど」と言われましたが、金貸しでもないので利子などいただくつもりは毛頭ないので、元金だけ返していただきました。聞けばAさんも人を信用して連帯保証人になったばかりに印かずきにあって、私が貸したお金もその返済に使ったのだそうで、信用や借金の芋づるで結ばれていました。

 5万円の借金は妻にも誰にも内緒でしたが、妻が在宅中に自宅へ返しに現れたのでばれてしまいました。元々私のポケットマネーでしたが、内情を妻に話し妻にそのお金を全て渡したものですから、妻は私の太っ腹に大層喜んでくれました。私も妻も信用を回復したAさんのことは一生忘れないことでしょう。このことで深く学んだことは、知人友人へのお金の貸し借りはご法度ということでした。年金暮らしで人にお金を貸すほど余裕がないと見えるのか、私に金の無心をする人はいませんが、Aさんから人を信じることの大切さも同時に学びました。

  「人からは そんな小額 思われし 五万円だが 私にゃ大金」

  「金戻る よりにもよって 妻がいる 仕方ないので 太っ腹なる」

  「信じれず 遠ざかる人 戻り来る お金と共に 信用回復」

  「借りた時 神様見える 人さえも 取り立て鬼に なるから不思議」

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