shin-1さんの日記

○妻の手助けをした勤労感謝の日

 今日は昨日一日降り続いた雨も上がり上天気です。でも空の雲が東から西へかなり早いスピードで流れているので、「海は時化るだろうな」と予想していた通り、10時頃になると海は大波が立ち始めました。最近は気象衛星の普及によってかなり正確な天気予報が伝えられていますが、私はかつて若い頃7年間も漁師をしていたこともあって、私にはご当地の天気を予測する能力がある程度備わっているのです。

 今日は勤労感謝の日なので妻も仕事が休みです。サンデー毎日の私もこのところ忙しかったものの、今日は外に出る予定もなく、昨日の夕方妻から「明日は自宅のプランターに季節の花の苗を植えるので手伝って欲しい」と頼まれ、安受け愛していたことをすっかり忘れていました。朝食を済ませると二人で花の苗を買いに行くついでに、日ごろお世話になっている知人宅と今年叔母が亡くなった叔父宅、それに娘や息子宅へそれぞれご機嫌伺いに立ち寄りました。

 その後いよっこらという農協の直売所で、パンジーや桜草などの花の苗を買い求めて自宅へ帰り、さあそれからが大変です。裏庭のコンクリートの土間にプランターの土を、花柄や雑草を取り除きながらひっくり返し、丹念に残根などを集め土だけにしました。その上に鹿沼土、赤玉土、腐葉土、石灰、肥料など、袋に残っている土類を振り撒き、平スコップで何度も何度も切り返して万遍に混ぜ合わせました。プランターも20個近くあるので、土の量もかなりな量で、すっかり汗をかいてしまいました。

若松進一ブログ

 さあそれからプランタにスコップで出来上がった土を入れてならし、そこへ妻が買ってきた花の苗を植えつけるのです。妻は仕事出忙しく、私もかなり忙しいのでガーデニングなど呼ぶほどの花つくりではなく、雑草に覆われていますが、妻は花が大好きで友人知人から貰ってきた花を植えたりして楽しんでいます。勿論私も花が大好きですが、残念ながらこれまたガーデニングなどという洒落た言葉とは程遠いのです。女性にとって土を混ぜたりプランターを動かしたりする力仕事は苦手のようで、今日は妻から体操感謝されました。

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 植えた花に水をやり、汚れたコンクリートの土間を水で洗い流し、使った一輪車や鍬、スコップなどを片付け一段落した頃には日脚の短い晩秋の夕日が西の端に傾き、気温も下がってきました。これで庭の手入れも終り、あとは友人から毎年届くであろう葉牡丹の寄せ植えを待つのみです。今日植えた花々は冬の寒さに耐えながら貼るにはきれいな花を咲かせてくれることでしょう。殊勝にも手助けをしたことを妻に喜んでもらい、いい勤労感謝の日だったことを感謝する一日となりました。

  「手助けで 今日は勤労 感謝の日 妻が喜び 私喜ぶ」

  「プランター 秋から冬へ 衣替え パンジー可憐 春が楽しみ」

  「任せとけ 力仕事は 得意だと 張り切り過ぎて 腰が少々」

  「花愛でる 心はあるが 手入れせず 雑草茂り 花だか草か」

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shin-1さんの日記

○送られてきたリンゴと柿

 昨日外出先から帰り、勝手口にある郵便受けから郵便物を取り出しました。その郵便物に混じって、「○○様からのお荷物をお届けに来ましたがあいにく留守でした。今日中に届けたいと思いますので、下記にご連絡ください」と書いているメモが2通もありました。私は早速郵便局と宅配業者に電話をして、「自宅にいるのでそちらの都合のいい時間に届けて下さい」と伝えました。やがて夕方雨の中を郵便局員さんと宅配員さんが相次いで訪れ、どちらも受取人の名前をサインして荷物を受け取りました。送られてきた荷物は、私の大好きな果物であるリンゴと柿でした。送り主は広島県東城町に住む松永さんと和歌山県和歌山市の橋口さんからでした。


 松永さんはもう35年以上も前に総理府派遣青年の船で一緒にアメリカへ行った人で地元の役場へ勤めています。30年ぶりに出会ってから毎年自分で作ったリンゴを送り続けてくれています。一方橋口さんは県庁に勤めている人で、研修会の講師で招かれて以来柿を送り続けてくれているのです。

 リンゴは外国産のものもあって年中出回っていますが、私は毎朝1個のリンゴとキャベツを食べる「リンキャベ」食をもう30年以上も励行していて、嬉しい贈り物なのです。松永さんから送られてきたリンゴは蜜入りリンゴで、酸味も程よくあり、とても美味しいリンゴなのでこれから毎朝の食卓が楽しみです。

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 一方柿はあまり保存が出来ないことから今が旬で、柔らかくて甘みのある柿は舌もとろけるような美味しさなのです。郷土愛媛が生んだ俳人正岡子規の「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」の句に橋口さんの顔を重ねながら、妻のむいでくれた柿を楽しんでいます。

 柿といえばもうそろそろ「あまぼし」の季節です。「あまぼし」とは吊るし柿のことですが、わが家でも毎年正月用に渋柿を買って2連ほど作ります。あの渋い柿がどうしてあのような甘い柿になるのか、浅学の私には説明は出来てもメカニズムは理解できません。柿大好物の私としてはそろそろ外気温が下がり、北西の季節風が吹き始めたので、いつにしようかと迷っているところです。

 名僧一休禅師の言葉に、「悪しくとも ただ一筋に捨つるなよ 渋柿を見よ 甘干となる」と詠んでいます。私が子どもの頃は食べるものとてなかった頃だったので、柿の実の余りの見事さにうっかりがぶり渋柿をかじり、そこら辺の茂みの中へ捨ててしまったものです。当時は捨ててしまったあの渋柿が甘干になるなんて思っても見ませんでした。祖母や母などは甘干作りのために剥いた渋柿の皮さえ干して大根と一緒に漬け込み、黄色い沢庵を作るのに役立てていたのです。

 渋柿の皮も捨てればゴミ、利用すれば香味になる生活の知恵は今も妻によって受け継がれていますが、渋柿の悪縁も考え方一つで善縁になるという教えを一休禅師はこの言葉で説いているのです。友人から送られてきたリンゴも柿も味わって食べたいものです。

 追伸

 柿どころ西条市丹原に住んでいる佐伯さんからも美味しい富有柿が沢山届きました。

  「柿リンゴ  季節果物 宅配便 籠盛り卓上 秋を演出」

  「太ってる ことを果物 せいにする 朝フルすれば 太らず済むに」

  「柿食べて リンゴを食べて 友の顔 思い出しつつ 妻に説明」

  「届いたと 電話の向こう 友人に お礼の言葉 深々頭」

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