shin-1さんの日記

○ファシリテーターとして②

 さてワークショップのファシリテーターとして私が使った手法は、6班に分けたグループの一番若い方にリンゴをそれぞれ1個渡し、さし当りグループの進行役になってもらいました。そして「10万円でできる青少年のための夢の使い方」をテーマに、ひとり1分以内で自分の夢をリンゴを回して述べること、いつ何処で何をと要領よく述べること、いい夢には商品を、グランプリと準グランプリはみんなの拍手で決めてバラの酢を差し上げる、などを手短に要領よく説明してスタートしました。

 この方法は予想以上に参加者が夢中になって、各グループでは面白いアイディアが次から次へ出始めました。グループで一番若い進行役にグループの中で一番面白かったアイディアを独断と偏見で決めさせ発表してもらいました。みんなにその中で一番いいアイディアだと思うものに一回だけ拍手をしてもらい、比較的拍手の多かったのを二つ選びました。ただし自分の半のものには拍手が出来ないように説明していたので、皆さん沈着冷静に選んだ結果、「無人島へ子どもたちを連れて行く」が準グランプリ、「チューリップの球根を10万円で買い子どもたちと植えて花が咲く頃チューリップ祭りをする」というアイデアがグランプリを獲得しました。

 実はこのワークショップにはスポンサーをつけていたのです。私の名刺の裏に「裏が味噌」と印刷したものを使っていますが、これはコマーシャル名刺なのです。そのスポンサーは「裏が味噌」のギノー味噌」なのです。前もってギノー味噌の田中社長さんに訳を言って参加者全員に400グラムの麦味噌とドレッシング40本を、青少年交流の家宛「若松進一気付」で送ってもらっていたのです。交流の家では私が荷物のことを説明していなかったため、食堂とちょっとした荷物の受け取りで戸惑ったそうですが、これもギノー味噌を意識させるちょっとしたアイディアだったのです。参加者の皆さんを巻き込んだ40分間のワークショップは、ギノー味噌一色でしたが、誰も文句を言わず、むしろ商品や参加賞を貰って大喜び、私の作戦は見事成功し、ファシリテーターとしての役目も無事終えました。


 今回の成功の裏にはギノー味噌の田中社長さんの絶大な協力があって実現しました。私たちは二言目には「金がない」と言いますが、「金がなかったら知恵を出せ」「知恵がなかったら汗を出せ」「あせもでなけりゃ辞表出せ」といつも言っているように、どうしたら上手くいくか知恵を出せば方法はいくらでもあるのです。

 ギノー味噌の田中社長からいただいた味噌は、全県下、全国から集まった人たちに持って帰ってもらい、近々に味噌汁として食卓に上り、ワークショップの話をしながらギノー味噌が話題になることでしょう。失礼しました。そうそう今日は広島へ出張するため、夜遅くまで交流会や二次会に10時過ぎまで付き合い、自宅へ戻って風呂に入り寝たのは12時過ぎでした。それでもいつものように午前4時に目が覚め、2本のブログをいつものように書いて、いざ広島へ出発です。読者の皆さん今日もご機嫌よう。


  「味噌会社 社長はやはり 太っ腹 お陰で恩を 少し返して」

  「裏が味噌 これが欲しいと 次々に お陰で名刺 売り切れました」

  「俺役目 ファシリテーター 言うそうな 何のことなし 普通変わらず」

  「行く所 よくあるものと 妻感心 亭主元気で 留守がよいのか」

[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

○困った、しまった島倉千代子①

 「若松さん、あんたしかおらん」と、時々褒め殺しや持ち上げの言葉に騙されて、色々な役目を言いつけられることがあります。ましてや仕事のような日々が忙しくて、集会の実行委員会や運営委員会に欠席しようものなら、このときとばかり欠席裁判にあって、あれこれと役割に組み込まれるのです。

 今年で3回目を数え、国立大洲青少年交流の家で開かれている地域教育実践交流会のプログラムにも、老骨ながら「歓迎ワークショップ」(ファシリテーター:若松進一)と、私の名前が開催要項の日程表に印刷されているのです。明らかに欠席裁判なのですが、欠席したことの後ろめたさもあって、断わる勇気も理由もなく事後承認となってしまいました。

 はてさて、ワークショップとはいかなるものか、ファシリテーターとはどんな役割なのか、日本人の私には余り本当の意味が分かっていないのです。こんな時頼りになるのはやはりパソコンです。お気に入りから入って電子辞書で調べるとウィキぺディアが出てきます。この項目には、「若松進一」という項目の解説さえ出ている優れものなので、直ぐに見つかりました。

 ワークショップとは「学びや想像・問題解決やトレーニングの手法」、「参加者が自発的に作業や発言を行える、環境が整った場において、ファシリテーターと呼ばれる進行役を中心に、参加者全員が体験するものとして、運営される形態」と説明されていました。「うーん、よう分からん」と思いつつ、その集会を明くる日に控えた前日、その役割の重さに少々気が重くなってた矢先、郵便局へ郵便物を出しに行った郵便局の窓口で、「訳ありリンゴ」のサンプルとして展示しているリンゴを見て突然ひらめいたのです。


 「そうだこのリンゴを使おう」と思い、副局長さんに「このリンゴのサンプルを6個下さい」と頼みました。わが家では毎年「訳ありリンゴ」を10箱近く買い求めている上得意なお客さんとあって、「どうぞ使ってください」と6個のイミテーションリンゴいただき持ち帰りました。さあどうする、色々思案した挙句、参加者全員200人にインタビューで、「リンゴを見て何を思い出しますか」と質問してやろうと思いました。リンゴといえば「ニュートンの引力発見

リンゴ」「白雪姫の毒入りリンゴ、「ウイリアム・テルの弓矢のリンゴ」「リンゴの歌」「青森のリンゴ」などを思い出しますが、そのリンゴの思い出し方でグループ分けをしたらワークショップが出来るかも知れないと最初は思いました。しかしこれでは人数がバラバラになるので、ホイッスルゲームで6人にしてジャンケンで順番をつけてもらい6班に分ければ平等だと思いました。

 さあそれからどうしようと、凡人の私はない知恵を絞りましたが、中々出てこないのです。相談する相手もなく、ついには別の仕事に悩殺されてすっかり忘れてしまって当日の朝を迎えました。妻と朝食をしながら、「お前に10万円やるといったらお前は何に使う?」と唐突に質問しました。「えっお父さん、私に10万円くれるの?」と妻の顔に色気がさしてきました。「違う違う、これはワークショップの進め方の参考だ」と打ち消し、妻の意見を求めましたが、妻からは明確なアイディアは残念ながら出てきませんでした。

 さてあなただったらどんなアイディアが出てくるでしょう。続きは「shin-1さんの日記」をお読みください。


  「この歳に なると横文字 意味不明 ネット検索 余計分からぬ」

  「研修会 大事な役を 任された 能力なくて どうにでもなれ」

  「実物と 見まがうほどの リンゴ持ち 勇み乗り込む 青年の家」

  「昨年も 一昨年も 今年また 三年続く 出番仕切りて」 

[ この記事をシェアする ]