shin-1さんの日記

○新聞記事のスクラップ

 わが家はずっと地元紙えひめ新聞を購読しています。地元紙は多少物足らず読売や朝日を読みたい気もするのですが、地元紙えひめ新聞には長年まちづくりでお世話になっているだけに、どうしても止めるに止められないのです。新聞は休刊日を覗けば殆ど毎朝几帳面に牛乳と共に届きます。これからの寒い季節の早朝に届けてくれる人のことを思うと、購読料を払っているとはいいながら、ついつい頭が下がるのです。

 新聞に地元のことが載るとこれもやはり長年の癖でしょうか、詠み終わるとはさみを入れてスクラップし、書棚の奥の置き場所に投げ入れるのですが、これが欠航沢山たまり何とか片付けたいと思いつつそのままになって美観を損ねているのです。

 2~3日前、島根県隠岐の島へ講演旅行に出かけ家を留守にしました。妻は例によって私の読んでいない2~3日分の新聞をまとめて私の座る台所の椅子に置いてくれているのです。早速目を通しましたが、11月1日付けの新聞の1面に、「加戸県政12年・第2部課題への処方・[]4」という記事に一枚の写真が載っていました。見覚えのある風景だと思いながら、写真のキャプション「提案型パートナーシップ推進事業でNPO法人などが県に事業PRした公開プレゼンテーション=6月、松山市」を読んで、写真の中ほどに座っているのは私のようなのです。私は公開プレゼンテーションの審査員長になっていたのです。それぞれのNPOが与えられた時間内でプレゼンテーションし、私たち審査員の質問に答えてもらい優先順位を決めて、知事に答申するのです。

若松進一ブログ

 第一線を退き、新聞や雑誌に登場するのは無縁の世界だと思っていますが、未だに新聞や雑誌に時々登場しています。最近は時々の証としてスクラップした記事をスキャナーで取り込んで、こうしてブログに掲載すれば記録と記憶が出来るものと思い、つとめているのです。

 昨日の新聞に、双海中学の記事が載っていました。都道府県バレー出場本件中学女子12選手が双海中体育館で佐伯美香さんの指導を受けたというのです。佐伯美香さんといえばビーチバレーで過去3回オリンピックに出場した人なのですが、詳しいことは分からないものの、これも新聞記事の記録としてスキャナーで取り込み保存することにしました。

若松進一ブログ

  「新聞の スクラップ記事 スキャンする 記録残すは 大事な仕事」

  「新聞の 一面写真 よく見れば 自分写りて 恥ずかしながら」

  「私など 写っていても 気付かない 知り人メール 新聞見たよ」

  「秋日和 まとめて新聞 読む余裕 ニュースにやっと 追いつきました」

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shin-1さんの日記

○人間牧場に深い秋の訪れ

 このところ忙しくて、人間牧場の存在すらすっかり忘れるほど疎遠になっていたので、昨日は久しぶりに午前中出かけて行きました。というのも先日、人間牧場の農場下に畑を持つ92歳のおばちゃんから、栗の実が畑一面に落ちて、草も引けないようになっている」と電話があったのです。このおばちゃんはかつて私が公民館に勤めていたころ、婦人会長をしていたごく親しい人なので笑って話されましたが、これは一大事と丁度芋畑でサツマイモを掘る日に、参加した皆さんにお願いして、栗のイガをキャリー2杯も拾い集めていたのです。

 その後2週間が過ぎ、残った栗のイガが落ちてはいないかと心配もあったのです。人間牧場の農場の一番下の畑に大きな栗の木があります。野生の山栗なので小さな栗が沢山なりますが、その殆どは毬栗だけでこれまで拾う手間も収穫したこともなく、イノシシの餌になっていました。この木の毬栗は秋の訪れとともに越境して隣のおばさんの畑にも当たりかまわず落ちるのです。

 早速大きな栗の木の下まで降りてみると、電話をかけてくれたおばちゃんが草引きをしていました。気楽に声を掛け、近くに住む叔母から持参した野菜のお礼にいただいたかき餅を差し上げて、毬栗が迷惑をかけたお詫びをしたり、世間話をしながら農作業について色々と教えを請いました。今の農村集落は子どもの声も聞こえず、高齢者も多いのですが家と家が離れているため、殆ど人に逢うこともなく過ごさなければならず、毎日が寂しいと漏らしていました。またイノシシやカラス、ハクビシンなどの有害鳥獣の出没被害に頭を悩ませており、秋だというのにサツマイモさえも食べれないと嘆いていました。「寄る年波ゆえこれから何年生きるか分からないけど、死んでも死に切れない」と寂しく笑って話していました。

 さて、この栗の木も紅葉が始まっていて、間もなく葉っぱが黄色く色づき、やがて昨日のような強い北西の季節風で葉を落とすことでしょうが、今は何の役にも断たず迷惑ばかりをかけているこの栗の木を、最初は切り倒そうと思っていました。

若松進一ブログ
若松進一ブログ

 この様子をブログに書いたところ、愛読者のミツバチ師匠である井上登さんから接木をするのなら手伝うと嬉しい連絡をいただきました。「捨てる神あれば拾う神有り」とばかりに早速来年春の接木を依頼しました。多分「桃栗3年」ですから、上手く行けば3年後には栗の実の収穫が出来るかも知れないと淡い期待を抱いているのですが、「獲らぬ狸」ならぬ「拾わぬ毬栗」になる可能性もあるのです。でも再生可能な何がしかを信じるのも悪いことではありません。12月の中旬井上師匠が人間牧場へやって来る予定なので、現地をしっかり見てもらいたいと思っています。

 人間牧場にもいつの間にか深い秋が訪れ、大きなススキの株が満開で強い風にあおられてなびいていました。また人間牧場の入り口付近には隣の人が植えたアマリリスが真っ赤なラッパ状の大輪を咲かせていました。見る人もなく山里にひっそりと咲くススキやアマリリスの花を、愛おしくなって写真に収め一人楽しみました。

 

  「行く秋を 惜しむが如く 咲くススキ 愛おしくなり カメラに収め」

  「この時期に 咲くさえ知らぬ アマリリス 野辺花なりて 一際優雅」

  「栗の木の 下に座りて 話し込む 老婆の顔に 生きた証が」

  「歌ならば 大きな栗の 木の下で 毬栗落ちて 歌は歌えぬ」

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