shin-1さんの日記

○家の周囲に小さな秋を見つけました

 今年の秋は猛暑に明け暮れた夏顔を引いているのか連日気温が温かく、過ごしやすい毎日が続いています。それでも家の周りを見渡すと、秋の深まりを知らせるようにそこここに秋の野草が咲き始め、別に用事もないのについつい家の周りを散歩したくなるのです。昨日からの雨に続いて今朝も小雨がパラついてしっとりとしています。それでもカメラ片手に庭先の小雨に濡れた野の花を写真に収めました。

若松進一ブログ

 書斎の庭には私が一番大好きな岩にしがみつくように生えているノキシノブが、少し色づき始めてきました。これから秋が深まるにつれて紅葉し、ミニチュアながら深山幽谷の景色を見事に演出してくれるのです。大きなコケ玉に仕上げていたノキシノブは妹が玄関先に飾るからとプレゼントしたので、来年の春は少し切り取って作り直さなければならなくなりました。

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 岩の隅から恥ずかしそうに顔を出して咲いているのはヨメナの花のようです。菊に似た紫色の花はまるで一輪挿しに差した花のようでとても清楚です。

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 野菊もそろそろ満開を迎えます。毎年今年こそは野菊の花を摘み取り陰干しして安眠枕を作りたいと思いつつ延び延びになっていることを思い出しました。少しゆとりが出来たらぜひとも作りたいと思っています。

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 ツワブキの花も今年は例年になく開花が遅れているようです。大きな通夜のある葉っぱの間から、どんぐりのような蕾をつけて顔を出しています。あと一週間もすれば黄色い菊の花に似た可憐な花が当たり一面に咲くことでしょう。ツワブキは野菊とともに温暖な海沿いに群生して咲きます。早春に咲く水仙と共に双海を代表する野生の花ですが、ツワブキが咲くと段々畑のみかんが色づき、秋は次第に深まって行くのです。


  「野の花は 季節を知って 咲き誇る 見る人なくも ただひっそりと」

  「もうそんな 時期が来たかと 思いつつ 野辺の花々 座りて眺め」

  「ツワブキの 花咲き思う 逝きし母 背中いっぱい みかん背負いて」

  「牧場の 風呂場入り口 植えし花 今年も可憐 咲いて和みぬ」



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shin-1さんの日記

○日曜日の一日はデパートで

 人間牧場の道具類やパソコンのインク類など以外は、自分が着る物も食べるものも殆ど妻任せの私ですから、何かを買うためにお店に入ることは殆どない私です。ましてや道の駅の経営に携わっていた現職時代のような市場調査もないので、道の駅や直売所などでも財布からお金が出ることは殆どないのです。最近は孫たちにせがまれてドライブスルーでマックのハンバーガーハッピーセットをたまに買いますが、それも400円程度の出費なのです。

 最近は知らない間に買い物事情も随分変わって、娘や息子などはインターネットで買い物したり、カードで決済をしているようですが、私は金融広報アドバイザーをしている身なのに、カードを使って買い物をしたりカードでお金を引き出したり巣タコとは一度もない現金決済主義な、時代遅れとでも烙印を押されるような人間なのです。

 それでもたまに妻に連れられて買い物につき合わされます。一緒に買い物に行けば、「そんなもの止めとけ」とかいちいち口うるさいので、買い物は荷物持ちくらいな感じです。昨日は妻が習っているお花の先生の華道の展示会が高島屋であって、マンションへ送る孫を伴って出かけました。さすが三越と共に県内第一のデパートとあって、店内は洗練された展示内容で、松前町にオープンしているエミフルのような品揃えとは違った高級感が漂い、客層の顔々もどこか違って見えました。

 7階のお花の展示会場付近に玩具売り場があって、孫たちは知っているのか目敏くその場所を見つけ、約束どおり「買い物は1つ」を守るべく品定めをし始めました。私は展示会場へ入りましたが、お鼻の展示会場には沢山の女性がさりげなく着飾ってお花を見学していました。お目当ての花を見つけて見ていると、「若松さんですか」と先生の先生に声を掛けられました。他にも会釈や声を掛けてくれる顔見知りの方が何人もいて、普段着に毛が生えた程度の身なりで出かけたことを多少悔やみました。

 やがて買い物を終えた孫たちが妻に連れられてやって来ました。一緒に見学した後食堂街で昼食し、デパ地下の食料品売り場で、妻は次男に頼まれた食料品を買いました。私は孫と一緒にくるくる回る駄菓子の中から好きなお菓子を選んで重さで買えるコーナーで品定めをしました。まるで夢のようなお菓子の中から何個か取り出し籠に入れて、妻から貰った小遣いで買い物を済ませました。

 立体駐車場を出る頃には、いつの間にか外は雨脚が強くなって、カーラジオをから流れるCDの歌を孫と一緒に口ずさみながらマンションへ孫たちを送り、チャイルドシートを娘の車に戻し帰宅の途につきました。

 毎日のように人混みの中へ行く私ですが、デパートのような人混みや都会の人混みは疲れます。それだけ私が歳をとったというこ証拠でしょうが、時間が止まったような田舎の日々の暮らしとのギャップはかなり大きいようで、それはそれとして小さなカルチャーショックなので、これからも折に触れて意識的に出かけようと思いました。自宅の居間に座り、夫婦ともども「フーッ」と安らぎの声を出しました。「わが家が一番」です。


  「久々に デパート訪ね キョロキョロと 買うでもなしの 半日過ごす」

  「何となく 金持ちみたい 人の顔 孫はさっさと じいちゃん早く」

  「ため息を ふっと一息 居間でつく やはり落ち着く わが家一番」

  「食料を ついでと言って 届けたる 妻の気配り 次男喜ぶ」 



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