○枝豆どっさりお裾分け
昨日の朝、伊予市の水口マリ子さんから、丹波黒豆の枝豆が収穫期を迎えたので取りに来るよう電話が入りました。例年のことなので人の畑のことながら内心「今年はまだかなあ」と、首を長くして待っていたので、一も二もなく午後3時に出会うことを約束しました。例年のことながら田んぼゆえ長靴を履き長袖のシャツと軍手という出で立ちで事務所に到着しました。水口さんは主に稲苗を巣立てる苗屋さんなのですが、野菜の苗やキューリ・トマトなども栽培して、手広く経営されている農家というよりは会社なのです。
ひょんなことからお知り合いになって、いつも色々な珍しい野菜や野菜の苗をいただくのですが、お返しの品もなく、ただただいただくだけのお付き合いなので心苦しく思っているところです。
(水口マリ子さん宅の豆畑、裸になっているのは私がいただいた所です)
到着すると、マリ子さんは用意していた剪定ばさみを二丁用意して私の車に乗り込んで近くの豆畑へ連れて行ってくれました。車を横付けした豆畑には一面に丹波黒豆が植えられていて、「さあお好きなだけお取りなさい」と開けっ広げです。私とマリ子さんは畑に入り根元からはさみで切り落として行きました。マリ子さんが「私が覚えて一番の出来だ」自慢するだけあって、枝豆の茎には重たいほどの枝豆が鈴なりになっていました。
沢山の枝豆をトラックの荷台に積んでの帰り際、あきたこまちとコシヒカリを一袋ずつ、それにキューリも沢山いただいて帰りました。さあ帰ってからが大変です。圧らこちらにお裾分けで、「水口マリ子さんからいただいた丹波黒豆の枝豆です。ご賞味ください」と説明しながら2株づつ配りました。
(私がむしり取った丹波黒豆の枝豆)
夕方日も暮れかかった庭で、妻が仕事で遅くなるため私は一人枝豆むしりの作業をしました。マリ子さんから教えられたとおり、枝を切り分け豆をむしり取るのです。薄暗くなったので台所の電気をつけその明かりでどうにか6時30分頃に終わりました。発泡スチロールいっぱいに枝豆が出来ました。今日はむしった枝豆を松山に住む娘や息子の所へもお裾分けしなければなりません。運よく今日は松山で午後会議が予定されているので持って行ってやろうと思っています。
わが家はまだこの枝豆を食べていません。今夜の夕食が楽しみです。近くに住む姉からは昨晩既に「食べた。美味しかった」と今朝報告がありました。田舎暮らしはこれだから止められないのです。
「いただいた 丹波黒豆 枝豆を お裾分けする 説明しつつ」
「そそそろと 首を長くし 待っていた 枝豆貰い 夜が楽しみ」
「今までで 一番出来た 自慢する 納得しつつ 豆をもぎ取る」
「人様の ふんどし相撲 有難や 枝豆外交 喜び貰う」